オディール - 崩壊学園wiki

キャラの基本情報

• 誕生日　13月32日
• 身長　671cm
• 体重　666g
• 3サイズ　1/2/3
• 趣味　憎しみと嘘

魔王の娘、レディ・シャドー、夜のプリンセス、黒翼のオディールよ！
今すぐ本物をはるかに凌ぐ華麗な踊りで人々の心を鷲掴みにするのだ。
余が百の毒、千の嘘、万の仮面を与えてやろう。
この世界で存分に遊ぶがよい。
真実、善良さ、美しさ嘲笑うのだ！
お前は間違いなく無敵となるだろう——
本心を明かさない限りな。

神格覚醒ストーリー

魔王の娘

白鳥の湖の物語を聞いたことがあるだろうか。

魔王ロスバートに呪いをかけられた姫オデットは白い白鳥になり、夜にしか人間の姿に戻れなくなってしまった。
しかし、彼女は本当の愛を探し求めていた王子と偶然にも出会った。
王子は彼女の過去を知り、呪いから救い出すことを固く誓った。

その後、魔王ロスバートは邪悪な娘を連れて変装し、舞踏会を訪れていた。
魔王の娘はオディールという名の黒鳥で、嘘つきの女性だった。
彼女の踊りは人並外れて美しく、その顔はオデットと瓜二つだったため、王子は彼女に魅了されてしまった。
最後は、決して口に出してはいけない愛の誓いを言ってしまい、オデットは二度と人間の姿に戻れなくなった。

絶望したオデットは王子の前から姿を消した。
王子は魔王が作り出した吹雪の中を追いかけたが、どのような約束や愛をもってしても、先に立てた誓いの言葉を破ることはできなかった。
2人は添い遂げられない運命になってしまったのだ——
そこで、彼らは手を握り合いながら白鳥の湖へと身を投じた。
なんと悲しいことだろう……

あっ、そうそう。
彼らの愛に神様が感動したおかげで、白鳥は生まれ変わり、王子と永遠に一緒になれたらしい。
魔王の巣窟は崩れ落ち、邪悪なオディールも灰燼と化した。
実に都合がいい。

めでたし、めでたし。

レディ・シャドー

つまらない、つまらない……この寂しい宮殿では何もかも無味乾燥だわ。

「我がオディールよ、翼を身にまとい、余とともに夜の光を浴びに出かけようではないか。」

私が退屈しながら出窓の外を眺めていると、影から父が姿を現した。

「父上、偉大なる魔王ロスバートよ、なぜ娘を呼ぶのですか？」
「それはもちろん今夜おもしろいことが起こるからだ。退屈しているレディ・シャドーよ、余とともに風に乗り、王宮へ行ってみないか？」

「父上、偉大なるロスバートよ、そこに何があるのですか？」

王子様がいるのだろうか？
言い伝えや絵本でしか語られないキラキラ輝く王子様？
優しくて何もかも包み込んでくれる王子様？
見初めた人のために……愛を捧げる王子様？

「そこには王子がいる。舞踏会、ごちそう、甘いジュースもある……そして嘘、絶望、叶うはずのない誓いもな。」

父は王子がいると言った……王子がいるのね！
本当に王子様に会えるの！？

「分かりました。父上、オディールもお供いたします。」

夜のプリンセス

「オデット、本当に僕の舞踏会に来てくれたんだね。」

オデット？王子と一緒に踊っているのは、このオディールでしょう？

だけど質問はできない。質問は禁止されている。
だからその疑問を横に置き、この王子様の前で私の自慢の踊りを披露しよう。
スカートの裾がヒラヒラ舞い、何もかも夢みたい。
これが人間の生活なの？とても輝いていて、とても彩りがあって、とても輝いている。
父は「王子様、なんと輝かしいパートナーを選ばれたのでしょう」と言った。

もうっ。私は父が言うほど綺麗なのかしら……
そんなことを考えながら、私は思わずそばの窓ガラスを見ると、私の顔が映っていた……
……違う、私とそっくりの少女が必死に窓ガラスを叩いているようだった。
彼女は何と言っているのだろう？
王子様……早く……誓いの言葉を思い出して？

「もちろん、彼女は僕の花嫁です」

王子の声がぼんやりとしか聞こえなくなってきた……これは一体どういうことなの？

「では、あなたと一緒に踊った少女のことを愛すると誓いますか？死が2人を分かつまで。」

まさか……ダメよ、王子。私はあの人じゃないの——
あの人はまだあなたを待っている——
誓いを立ててしまったら——
王子を止めなくては。
でも、口を開けても何も言葉が出てこない。

彼は「誓います」と言った。

呪いと誓いの逆転

オディール、我が子よ。
お前が生まれた時から私には分かっていた。世界中の者がお前の美しさと純粋さを欲するとな。彼らの中には嘘を操るのが巧みな者、偶然を装うのが得意な者、哀れなふりをするのが上手な者が必ず紛れている。
偽りにまみれた人間にお前を汚させるなど、絶対に許せん。
よって、お前のために次のことを祈らざるを得ない。

お前はあらゆる嘘を見抜くことができる。
世の人間と向き合うとき、お前が本心を見せない限り、お前は不滅で、堅固で、無敵でいられる。
だが、どんなことにも代償がある……お前が本心を明かせば、お前の体も魂も滅び去るであろう。
しかし、そんな必要があるだろうか？
世の人間は誰もが仮面をつけ、誰もが心にもないことを言っている。
誠意をもって接するのに値する者などいないのだ。
ただお前が最後の勝者になってくれればいいのだ。

黒翼のオディール

バカ……バカ。オディールのバカ。
今さら本当のことを言ったら、自分が死んでしまう。
嵐が荒れ狂う。あれは父の魔術。
父は雲の上に立ち、王子が吹雪に抗う様子を見ている。
王子様、本当にあのオデットという娘が好きなの？冗談でしょ？それほど簡単に一目惚れなんて……そう、そうよ。
彼の愛の炎はすぐに消える。これぞ父——魔王ロスバートの軽蔑し、嘲笑う世界の人間なのよ！
教えて……そうでしょう？
あなたはオディールの嘘すら見抜けない凡人……これほどの災いを前にすれば、きっとおとなしく諦めるでしょう？
それならどうして今、絶望している少女を抱きしめながら……白鳥の湖に身を投じようとしているの？
愛とは……それほどまでに美しいものなの？
それじゃあ、嘘によって生きている私は永遠に手に入れることはできないの？
絶望したわ。絶望よ……でも、この2人の破滅を見たいとはまったく思わない。
……そうだわ、死が2人を分かつまでの誓いなら、いっそ私が——
動揺しきっていた私は、最後にもう一度翼を広げた。

「バカなあんたたちのせいで私は死ぬの。だから残りの幸せな人生でしっかり覚えておくのよ——私はあんたなんか嫌い。それから私はオディール、黒翼のオディールよ！」

そして、煙のように消えた。