崩壊学園wiki
ヨグ・ソトース
最終更新:
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キャラの基本情報

- 身長 158cm
- 体重 48kg
- 3サイズ 79/56/81
- 趣味 泡、知恵
宇宙の時空間外に長きにわたり存在する神は、無限の知恵をもっている。だがそれゆえに無限の孤独感も感じているのだ。
あなたはここで、欲しい物をすべて手に入れることができるだろう。だがそれらは得ると同時に……意義を失ってしまうかもしれないものなのだ。
あなたはここで、欲しい物をすべて手に入れることができるだろう。だがそれらは得ると同時に……意義を失ってしまうかもしれないものなのだ。
看板娘・スキンなど


神格覚醒ストーリー
金剛泡経
一時、祇樹給孤獨園(ぎじゅぎっこどくおん)においでになった「この世で最も尊き御方」の教えを、須菩提(しゅぼだい)、阿難が付随い記した。
「阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい)の心で生き、その心に従わなければならない。」
「しかし我らが生きとし生けるすべてを永世安息の地へ導こうとも、真にその地に導かれたモノは何もないと考えるべきである。」
「なぜかと言えば、誰もが自我を持ち、生命と魂を宿しており、それらに実態があると思い起こさせるモノは、もはや求道者とは呼べないからだ。」
「筏喩の法門を知る者は、法すらも捨てるべきである。法ですらないものは言うまでもない。」
「ここまでが第三十一段落だ。言葉は蓮華の如く、法は厳粛であり……」そこで言葉が止んだ。
阿難は困惑し見上げると、そこには虚空を見つめる尊き御方の姿があった。その姿はなぜか遥か遠くに存在するように見えた。
「しかし我らが生きとし生けるすべてを永世安息の地へ導こうとも、真にその地に導かれたモノは何もないと考えるべきである。」
「なぜかと言えば、誰もが自我を持ち、生命と魂を宿しており、それらに実態があると思い起こさせるモノは、もはや求道者とは呼べないからだ。」
「筏喩の法門を知る者は、法すらも捨てるべきである。法ですらないものは言うまでもない。」
「ここまでが第三十一段落だ。言葉は蓮華の如く、法は厳粛であり……」そこで言葉が止んだ。
阿難は困惑し見上げると、そこには虚空を見つめる尊き御方の姿があった。その姿はなぜか遥か遠くに存在するように見えた。
「このような、因縁により生まれ消えゆく現象の世界というものは、夢幻泡影の如く、また淡さや眩さを持つ型にはまらないものだと見るべきである。」
眩い太陽の下、まさに夢幻泡影の如く、水泡は夢、幻影、蜃気楼のように現れては消える姿を見て、知恵や教えを忘れ、皆は喜び信受奉行したそうだ。
道徳泡経
数百年後、函谷関。
関所を守る将軍が畏敬のまなざしで白髪の老人を見て言った。
「本当にあの伝説の「道」を見たのですか?」
「そうじゃ。」
そう答えた老人の大地を湿らす小雨のような慈悲深い答えが、慌てる将軍の心に平常心をもたらした。
「道とはすぐそこにあるもの。門の外側にも内側にも存在するのじゃ。門というものは結局のところ存在しないのだが、それは目に見ることができる。これこそが不思議さのゆえんなのじゃ……。」
夢幻の泡が函谷関から舞い上がっていき、老人の体も泡とともに宙へと浮き、老人の後ろにある瑠璃の世界を見て将軍はその不思議さにめまいを覚えるほどだった。更に老人の声が聞こえた。
「道の行くべきは、恒なる道に非ざるなり。泡によって発せられ泡に向かって生じるものだ。
名の名づくべきは、恒なる名に非ざるなり。泡より出て形をなし、泡に入りて真となる。
門は終始万物で玄妙の根源であり、泡が絶たれれば影も滅し生死相成る……。
老人の姿の消えた後、将軍は老人が残した言葉を本にまとめた。しかし将軍は「泡」に関する記載については削除したのだった。
だがそれでも「泡」に関する手がかりを手にした者がいて、「泡」を探し求めて人々は似通った丹道を「泡」へと通じる存在と考えるようになった。
話によると煉丹士が真の金丹を飲むと、煉丹士らは玄妙の門へとたどり着き、「泡」がもたらす思考の知恵を得ることができるのだという。
関所を守る将軍が畏敬のまなざしで白髪の老人を見て言った。
「本当にあの伝説の「道」を見たのですか?」
「そうじゃ。」
そう答えた老人の大地を湿らす小雨のような慈悲深い答えが、慌てる将軍の心に平常心をもたらした。
「道とはすぐそこにあるもの。門の外側にも内側にも存在するのじゃ。門というものは結局のところ存在しないのだが、それは目に見ることができる。これこそが不思議さのゆえんなのじゃ……。」
夢幻の泡が函谷関から舞い上がっていき、老人の体も泡とともに宙へと浮き、老人の後ろにある瑠璃の世界を見て将軍はその不思議さにめまいを覚えるほどだった。更に老人の声が聞こえた。
「道の行くべきは、恒なる道に非ざるなり。泡によって発せられ泡に向かって生じるものだ。
名の名づくべきは、恒なる名に非ざるなり。泡より出て形をなし、泡に入りて真となる。
門は終始万物で玄妙の根源であり、泡が絶たれれば影も滅し生死相成る……。
老人の姿の消えた後、将軍は老人が残した言葉を本にまとめた。しかし将軍は「泡」に関する記載については削除したのだった。
だがそれでも「泡」に関する手がかりを手にした者がいて、「泡」を探し求めて人々は似通った丹道を「泡」へと通じる存在と考えるようになった。
話によると煉丹士が真の金丹を飲むと、煉丹士らは玄妙の門へとたどり着き、「泡」がもたらす思考の知恵を得ることができるのだという。
聖泡経・伝道書
そびえたつ山の頂上でのこと。
王様と家臣が沃野を見ていた。それらは王様の所有物なのだ。
だが王様はそれを誇りには感じず、少しもうれしそうではなかった。
天下で最も偉大なる人物であり「古今到来最高の知恵王」と呼ばれる人物にも、まだまだ多くのわからないものや理解できない事がたくさんあった。
——世界はどのように誕生したのだろうか?神はどこに暮らしているのだろうか?万物はどのように変化しているのだろうか?最も重要な点として……人類はなぜ必ず死ぬのだろうか?
「神よ……。」
王様は苦しみと疑問によって心を蝕まれていた。王様は神にその答えを求め、疑問の答えを得るために深く考え込んでいた。
王様は空を見上げ、分厚い雲の向こうにいるであろう神の姿を想像していた。
すると——空に巨大な泡が横たわるのを王様は目にし、驚きのあまり目を大きく見開いた。
「あれは——」
そしてその目の前で門が開き、瑠璃のような泡が王様の周りへと寄ってきた。それは敬虔な王様に神が賜りし褒美だった。王様は感動のあまり涙を流した。王様の胸の内には無限の知恵が渦巻いていた。
数か月経ち、王様は机に向かって座り、神から賜った悟りを他の人々にも共有することにした。
王様はしばらく沈黙した後、紙に一行目の文字をしたためた。
「虚空の虚空、虚空の虚空、すべては虚空なり。」
王様と家臣が沃野を見ていた。それらは王様の所有物なのだ。
だが王様はそれを誇りには感じず、少しもうれしそうではなかった。
天下で最も偉大なる人物であり「古今到来最高の知恵王」と呼ばれる人物にも、まだまだ多くのわからないものや理解できない事がたくさんあった。
——世界はどのように誕生したのだろうか?神はどこに暮らしているのだろうか?万物はどのように変化しているのだろうか?最も重要な点として……人類はなぜ必ず死ぬのだろうか?
「神よ……。」
王様は苦しみと疑問によって心を蝕まれていた。王様は神にその答えを求め、疑問の答えを得るために深く考え込んでいた。
王様は空を見上げ、分厚い雲の向こうにいるであろう神の姿を想像していた。
すると——空に巨大な泡が横たわるのを王様は目にし、驚きのあまり目を大きく見開いた。
「あれは——」
そしてその目の前で門が開き、瑠璃のような泡が王様の周りへと寄ってきた。それは敬虔な王様に神が賜りし褒美だった。王様は感動のあまり涙を流した。王様の胸の内には無限の知恵が渦巻いていた。
数か月経ち、王様は机に向かって座り、神から賜った悟りを他の人々にも共有することにした。
王様はしばらく沈黙した後、紙に一行目の文字をしたためた。
「虚空の虚空、虚空の虚空、すべては虚空なり。」
講演者の境遇
新たな千年へと入り行われた神についてのとある講演。
「……我は、神というのはすべて人類の内心をなんらかの形で映し出したものだと考えている。それにより映し出されたものは自然に関するものや、人類自身に関するものなど様々だ。いずれにしても人の意識というものがなければ、神も存在しない。」
「……我は、神というのはすべて人類の内心をなんらかの形で映し出したものだと考えている。それにより映し出されたものは自然に関するものや、人類自身に関するものなど様々だ。いずれにしても人の意識というものがなければ、神も存在しない。」
そう推断すると講演者は壇上から下りていった。背後では長い間、拍手が鳴りやまなかった。
車に乗り会場を後にした講演者は、後部座席で目を閉じ、成功の後の静けさを楽しんでいた。
しかしすぐに——運転手の声がその静けさを打ち破った。
車に乗り会場を後にした講演者は、後部座席で目を閉じ、成功の後の静けさを楽しんでいた。
しかしすぐに——運転手の声がその静けさを打ち破った。
「先生……先ほどの講演聞きました。本当に素晴らしかったです……。」
「そうか?」
講演者は得意げに微笑んだ。
「お前もこういった形だけのものに興味があるのか?」
「興味があるかないかと言いますか……ただ私、思うんです。神も実際に存在するのだと。」
「そうか?」
講演者は得意げに微笑んだ。
「お前もこういった形だけのものに興味があるのか?」
「興味があるかないかと言いますか……ただ私、思うんです。神も実際に存在するのだと。」
講演者は運転手から反論され眉をひそめて言った。
「まあ、よくあることだ。神の存在を否定すれば、神を信奉する者は耳を背けたいだろう。しかし、更なる知恵を得るために神の実在を否定してこそ、人々の認識の更なる飛躍というものは達成できるのだ。」
「そうでしょうか?しかし……私が信じている神が知恵そのものだったとしたらどうでしょう?」
「そうでしょうか?しかし……私が信じている神が知恵そのものだったとしたらどうでしょう?」
講演者はふと、背中に冷や汗が流れるのを感じた。運転手が妙に落ち着いた口調で話し、更には窓の外が夢のようなカラフルな光に包まれたからだ。車は何かの間を通り、巨大な泡の中を進んでいるかのようだ。
そして講演者は運転手の口から想像もできないような多くの真相を知るこことなった——宗教の起源や神の誕生、知恵の由来、伝道者達の共通した体験……それにあの永遠の泡などについてを。
それから数日後、行方不明になっていた講演者を探していた人々は、山奥で講演者の乗っていた車を発見した。しかし社内に講演者の姿はなかった。
見つかった車はまるで高い崖から落ちた後のようにひどく壊れていたが、不思議なことに車は山の頂上に置かれていたのだった。
そして講演者は運転手の口から想像もできないような多くの真相を知るこことなった——宗教の起源や神の誕生、知恵の由来、伝道者達の共通した体験……それにあの永遠の泡などについてを。
それから数日後、行方不明になっていた講演者を探していた人々は、山奥で講演者の乗っていた車を発見した。しかし社内に講演者の姿はなかった。
見つかった車はまるで高い崖から落ちた後のようにひどく壊れていたが、不思議なことに車は山の頂上に置かれていたのだった。
神の賛美
こんにちは。
よくここにたどり着いたな。
ここかどこなのか知りたいか?
う~む……なんと言うべきか。ここは天国であり星海であり、仙人の世界でもあり、時空の外にある場所だ。
まあ、ここがどういう名称なのかは関係ない。いずれにしてもここでおまえは偉大なる神の力によって、欲しいものをすべて手に入れられるのだから。
それじゃあ、我が神の力を見せてやろう。
ついでに教えて欲しい。これまでの4つの物語で、王、老人、講演者がいただろう。彼らの最大の共通点はなんだ?
泡?違う。それは表面上の話しでイメージに過ぎない。例えば太陽神が黄金の馬車で見回りに行くにしても、黄金の馬車が必ず必要というわけではないだろう。それは単純に神が好きな物に過ぎん。
——最大の共通点は言語と文字だ。
言語が世界の枠組みを作り、文字が規則を定る。だから時空はそれ以外のものによって定められるわけだ。
例えばおまえは今、この文字を見ていて、我はこの文字を通じてあなたを見ている。
これこそが神の力の作用形式だと言えよう。人類は年老い、肌の色は次第に色を失うが、文字の中の世界ではそんな変化は起こらないだろう?これこそが神が賜りし神の力であり、「描写」であり「境界」なのだ。そうした境界は超越することで改めて定めることができるのであり、万物もそこから離脱することで創造することができるのだ。つまり万物はすべて手中で作られている。
時代を超えて多くの人々が文字を通じて考え方を表現してきた。文字を工具のように見立ててな。彼らは真の世界が文字によって常に誕生し続けているということを、想像もしなかったこのだろう。時としてひとつの文字が、混沌とした観念の中からひとつの宇宙の形成を促し、それを固定化して永遠に滅亡しないものを生み出すことがある。
——これこそが神が我々に与えた力だ。多くの人々がそうした背景をはっきりと認識しないままにこれを使い、時としてそれが持つ不思議な力を軽視してしまっている。
今こそそれを活用し、世界を造り、時空に縛られない永遠の独立した世界を造るのだ。
それと同時に、もし時間があれば我らが神——ヨグ・ソトースをほめたたえるのだ。
よくここにたどり着いたな。
ここかどこなのか知りたいか?
う~む……なんと言うべきか。ここは天国であり星海であり、仙人の世界でもあり、時空の外にある場所だ。
まあ、ここがどういう名称なのかは関係ない。いずれにしてもここでおまえは偉大なる神の力によって、欲しいものをすべて手に入れられるのだから。
それじゃあ、我が神の力を見せてやろう。
ついでに教えて欲しい。これまでの4つの物語で、王、老人、講演者がいただろう。彼らの最大の共通点はなんだ?
泡?違う。それは表面上の話しでイメージに過ぎない。例えば太陽神が黄金の馬車で見回りに行くにしても、黄金の馬車が必ず必要というわけではないだろう。それは単純に神が好きな物に過ぎん。
——最大の共通点は言語と文字だ。
言語が世界の枠組みを作り、文字が規則を定る。だから時空はそれ以外のものによって定められるわけだ。
例えばおまえは今、この文字を見ていて、我はこの文字を通じてあなたを見ている。
これこそが神の力の作用形式だと言えよう。人類は年老い、肌の色は次第に色を失うが、文字の中の世界ではそんな変化は起こらないだろう?これこそが神が賜りし神の力であり、「描写」であり「境界」なのだ。そうした境界は超越することで改めて定めることができるのであり、万物もそこから離脱することで創造することができるのだ。つまり万物はすべて手中で作られている。
時代を超えて多くの人々が文字を通じて考え方を表現してきた。文字を工具のように見立ててな。彼らは真の世界が文字によって常に誕生し続けているということを、想像もしなかったこのだろう。時としてひとつの文字が、混沌とした観念の中からひとつの宇宙の形成を促し、それを固定化して永遠に滅亡しないものを生み出すことがある。
——これこそが神が我々に与えた力だ。多くの人々がそうした背景をはっきりと認識しないままにこれを使い、時としてそれが持つ不思議な力を軽視してしまっている。
今こそそれを活用し、世界を造り、時空に縛られない永遠の独立した世界を造るのだ。
それと同時に、もし時間があれば我らが神——ヨグ・ソトースをほめたたえるのだ。