『名探偵』という概念に夢を見たことがある者なら誰もが知っている、シャーロック・ホームズの『最後の事件』。
フィクションとして出版された小説の裏側には、誰も知らない真相があった。
眼下に眼を向ければ大火事。
見上げれば夜明けを待ちかねる星空。
ロンドン中の野次馬から視線を浴びて、消火活動にくすぶる煙を開戦の合図にして。
不安定な鉄筋のタワーの頂上で、最後の舞台は始まった。
白日の青い空を背負った主人公の名探偵と、闇の中で緋色の瞳を光らせる犯罪卿。
名探偵と殺人者。
偶像(ヒーロー)と脚本家(
プロデューサー)。
そしてある意味では、未来の為に同じ台本を演じきると決めた共犯者。
シャーロック・ホームズとは、緋色の悪魔にとって光(ヒーロー)であり、そして同じ形の翼を持った悪魔だった。
その探偵のことを悪魔などと呼ぶのは世界で
ジェームズ・モリアーティぐらいしかいなかったが、そうとしか思えなかった。
何故なら、何故なら。
彼がいるというただそれだけで。
殺人者である悪魔(僕)の心に、生きたいという気持ちが起こってしまうのだから。
よりにもよって、悪の組織の親玉で、企むためだけに生きている毒蜘蛛で、シャーロック・ホームズの敵である
ウィリアム・ジェームズ・モリアーティが。
『全てを投げ出し、彼と二人でずっと謎解きしていられたらどんなにいいだろう』などという、有り得ない生存本能(想い)にかられるのだから。
だから緋色の悪魔は、青い悪魔を突き放した。
己も落ちるかもしれないことを厭わずに駆け寄ってきて、不安定な足場へと共にすがりつく男の腕を振り払い、傷つけた。
独りだけで転落死することを選び、彼のことを助けたい理由は何故なのか、悪魔はもう知っていた。
生まれ変わっても、またこの手を取ってもらえたらいいなと願いながら。
ごめんなさい、ありがとう、という言葉を胸にしまいながら。
しかし、夜空を飛び降りた影は二つだった。
赤と青との二色の指輪がこぼれて落ちるように、地上の人々がかろうじて視認できるわずかな軌跡を描きながら、自由落下が始まった。
本当なら、緋色の影が下になって、先に落ちるはずだった。
けれど、青い影もまた、相手のことを生かそうとして、空中で追いついた。
アルキメデスの原理が生き物を水面に押し上げるように、ふたりの立場はくるりと逆転した。
探偵(ヒーロー)は犯罪卿(ダークヒーロー)を抱きしめ、守るように両腕でおさえ、己の身でかばうための受け身を取った。
そして二人の悪魔は、水面に叩きつけられた。
緋色の悪魔ではなく、青い悪魔が下敷きになって。
自由落下の果てに。
互いの殺人(相討ち)という形を通して。
探偵と犯罪卿の二人は、悪魔の羽を失い、世間的に死んで。
ウィリアムとシャーロックという二人の運命は、そこで永遠に交わった。
それが、『最後の事件』の最後に、本当に起こっていた事。
さらに幾千と幾万もの夜が流れ去って、時代は変わる。
舞台も、大陸の西端であるロンドンから、大陸の極東である東京へと。
様子見の予選が、蹴落とし合いの本選に移行したことを告げられてから、最初の朝。
大都会、東京の空白地帯。
そこは、連続失踪事件の嚆矢となる代々木行方不明事件のロストポイントから、そう離れていない裏路地だった。
入り込んでみれば、古びた鉄筋コンクリートの立ち並ぶ幅がぐっと狭くなり、まだ朝時間とは思えないほど強烈だった熱気が日陰でやわらぐ。
通りの表と裏で、空気が変わる。
時折、カンカンカンと踏切の音がうるさいことと、セミの鳴き声しか届かない静けさだった。
いつ解体工事が始められてもおかしくなさそうな、ボロボロの枠組みしか残っていないような数階建ての廃ビルで、その日最初の『相談受付』は行われた。
夜には不良ややくざ者の溜まり場になったりするのかもしれないが、それ以外の時間に出入りするのは、冒険心旺盛なモノ好きぐらいしかいなかっただろう。
しかし、もし目撃していても、『親切な留学生か長期滞在の外国人が、子どもの愚痴に付き合っているんだな』ぐらいにしか見えない光景ではあった。
相談役の恰好は、カッターシャツに薄手のアウター、金色の髪と緋色の瞳はこの国で歩き回るには目立つので、つばの大きなハンチング帽で隠すようにしている。
少年の特徴は学生服と、眼鏡と、手に取れる位置に置いているぶっそうなサバイバルナイフ。
ふだん会わない時は顔にガムテープか何かでも貼っているかのように、顔に粘着物のラインが引かれている。
『偉大(グレート)』と名乗るその少年に対しては、最初に出会った時から心を開かせていた。
小ぶりな物置をベンチの代わりにして、少年は毎日の鬱屈を吐露していった。
俺はもっとできるのに、誰も俺の価値に気付かない、家も学校もひどい、アンタみたいな優しい人は今までいなかった、等々。
愚痴の合間に、喧嘩で上手くいかなかったとか、一昨日は大変だったとか、具体的なトラブルの訴えも混ざっていたが、こちらは曖昧にぼかされている。
しかし聞き取って分析すれば、それが不良の喧嘩沙汰ではなくマフィアや暴力団めいた組織抗争の話題であることは明白だった。
極めて不愉快な苦々しさはおくびにも出さず、気の毒に、なるほど、それはすごいと相槌を打ち、話を促した。
優しい情感のやどった声で、適切なタイミングで、思いやりの見える所作で背中を叩き、涙にはハンカチを差し出す。
それは厳密には『相談』とはいえない、愚痴だ。
少年はあくまで『妙に話の合う外国人と、犯罪組織の話だとばれないように上手く誤魔化して雑談を楽しんでいる』だけのつもりでいる。
やがて少年はすっきりとした顔で笑い、また会いたいなと告げて裏道に消えた。
「ぜひ、また会えるといいですね」
少年にも告げた言葉を、にこやかに繰り返してそっと掌を開いた。
ハンカチを差し出した時に、引き換えに少年の手持ちから抜き取った包み紙だった。
その形状だけならば、千切ったミントガムのような嗜好品にも見える。
(麻薬の類。それも、界聖杯が自然発生させた設定ではなく、舞台上の登場人物が『持ち込んだ』異物)
どういうメカニズムで作用するのか、売人の所在まではまだつかめていないが、明らかな事実がふたつ。
麻薬を使って界聖杯の先住民を民兵に変え、マスターを襲撃させるような危険人物が少年のリーダー格だということ。
そのうち『偉大(グレート)』は、貴重な支給薬物の在庫が合わないことが発覚し、紛失のかどで咎められるであろうこと。
その際に彼が『とある外国人とおしゃべりをした後になくなっていた』ことに気付くか否かで、その後に打つ手は変わるが、おそらく――。
(『また会えるといいですね』……だ)
この世界でつくりあげた『相談者』たちとの関係はおおむね良好。
となれば、いよいよ進めるべきは本選まで生き残った他の主従との関係だろう。
『生還できるマスターは一人のみ』
この規則が断言されたことは、“モリアーティ”の策(プラン)にとって重要な意味を持っていた。
他の主従が『生還したければ聖杯を獲るしかない』と認識したことも重要だが、その重大告知に隠れてもうひとつの手がかりがある。
『敗者のその後の扱い』をわざわざ告知する余白が、界聖杯にあったことだ。
本当に勝者を出現させることにしか役割がない装置であれば、『敗者はどうなる』という疑問点に応える義務は無い。
勝ち残った主従が、勝ったときの告知をするだけに終始することになる。
プロファイリングと同じだ。
言動には、発話者の特徴があらわれる。
聖杯戦争の完遂だけを目的としている聖杯が『敗者の扱い』を伝達したのだから、それは聖杯戦争を円滑に運ぶためでしかない伝達行為だ。
(つまり聖杯は『勝たなければ死ぬと告げることが、追い詰められたマスターを殺し合いに駆り立てる』と理解している)
聖杯には、判断力がある。
界聖杯内部の状況を見極めたうえで、発言を選んでいる。
それが『聖杯自身の即興(アド・リブ)』なのか、単なる『習性(オートプログラム)』なのかまでは不明瞭だったが。
(ならばこの世界は、歪んでいる)
依頼人(マスター)は、『願いが叶うならば他人を蹴落としてもいい』などと祈ってはいなかった。
そして、予選によって殺された者たちも、合意のない契約が多く混ざっていたという確信がある――その証拠を、『偉大(グレート)』と会う前に入手していた。
本人の望まないところで蟲毒に放り込まれた者に、助かりたければゲームに参加しろと生存競争を強いるならば。
それは自らの領地に人を放り込んで銃で狩りたてるのと変わらない。
そして、人災ではなく自然災害だからという理由で、救済を放棄していい道理はない。
(帰還した世界で裁かれないからといって、『悪事をなすための悪事』は選びたくない……それは、マスターの望むところでもある)
ならば、他者の蹴落としではなく、儀式を破壊して終わらせる道をぎりぎりまでは模索すること。
善を愛する悪の毒蜘蛛(モリアーティ)としても、一人の少女を依頼人(マスター)として認めたサーヴァントとしても、その方針は固まっていた。
(現状、聖杯戦争(ゲーム)の遂行方法に関しては、一切の反則や罰則が設けられていない。
だが、戦争の進行そのものを停止しようとする動きが出た場合には、そうであるとは限らない)
古今東西、『機構(システム)』として成立しているものを壊すための手段は大きく二つだ。
一つは、システムを自在に操作する権限と技を獲得し、システムを外側から改修すること。
一つは、システム自身が自壊せざるを得ない状況をつくること。
モリアーティ・プランは前者(国家中枢への侵入)と後者(犯罪の劇場化)の合わせ技だった。
だが、界聖杯の聖杯戦争において、前者の成立を目指すことは望み薄だろう。
魔術、魔法に熟達した英雄となればキャスタークラス、ないしそれに匹敵する可能性を秘めた魔術師の協力が不可欠だが、これまでも界聖杯の予測を超えるような熟達者が参戦しているという情報には乏しい。
そもそも『敗者は生還できないことを直前に伝達する』というような予防線を張った進行をするからには、儀式そのものを破綻させる者を招かないようにする構造になっていてもおかしくない。
おそらく『召喚されたキャスタークラスの母数が少ない』か『聖杯戦争の完遂を望むキャスターしか召喚されていない』といった補正があるのだろうと検討をつける。
ならば当面の策(プラン)は後者を主体とすべき。
『界聖杯』に対して『このままでは勝者が生まれない』と結論せざるをえない状況を作る。
つまり、『他のマスターを犠牲にしてまで願いを叶えたくないと望む主従のみが複数、残存している状況』を最終局面とする。
それは、『聖杯が悪党(ヴィラン)によって悪用されることを阻止する』という兼ねての目的にも沿ったものとなる。
『参加を望まない者に対して命を脅かして競争させる』という常套手段(セオリー)を講じる箱庭ならば。
儀式の進行がいよいよ止まったことを『非常事態』として理解するだけの知識を持っていると見なした方が合理だ。
そうなれば聖杯は、『儀式の失敗』という結論を出すか、『儀式を強引にでも終わらせる』べく新たな告知を出すような足掻きを起こすかの二択。
それが、『聖杯を破壊するために付け入る隙』となるものであれば良し。
だが、そうでなかったならば。
『誰もが聖杯戦争を否定するという異例』にさえも、聖杯はまるで隙のない措置を講じてしまえるようであれば。
ここまでは、マスターを共犯者として二人三脚で挑まねばならない策。
そして、ここから先は己の胸だけに秘めなければならない計画。
マスターを置き去りにして、たった一人だけで背負わねばならない十字架だ。
その時は、その状況を作った上でなおマスターを生還させる責任を果たす為、『全ての同盟者であったマスター』を暗殺する。
それがもっとも厳しい道になることは理解している。
多数のマスターやサーヴァントの誠意を踏みにじって裏切るという意味でも。
そもそもサーヴァントとしてのモリアーティは『善の性質を持ったサーヴァント』に極めて弱いという意味でも。
だが、己がマスターの生還は、依頼として請け負った絶対の遵守事項だ。そして、すでに彼女は『一連托生の契約』という報酬を支払っている。
犯罪卿という悪魔だった時点でのモリアーティにとって、『命を対価にした契約』は絶対だ。
それだけでなく、彼女との契約は『それ以上の報酬』もすでに与えてくれた。
そうなってしまえば犯罪卿は、己のエゴを優先し、主の生還を望むだろう。
もっとも、聖杯にすがるしか先の無いマスターを最終局面に残すのは難しいという判断を下している時点で、すでにエゴであると言えるのだが。
そして、その責任は
田中摩美々に発生しない。
彼女には、『悪魔のようなサーヴァントに生還をちらつかされて騙されていた、何の罪もない少女』になってもらう。
あんな悪党に騙されていたのなら彼女は悪くないと、たとえ暗殺が失敗して討ち取られても摩美々は免罪されるように、できるだけ無垢でいてもらう。
(それ以上の奇跡を示してくれるヒーローが都合よく現れるというのなら別だけど……人生で、何度もそんな奇跡は起こらないか)
それ以前に、まず前段階として『悪いサーヴァントをやっつけろ』というのが関門でもあるのだが。
かつての家族(ファミリー)が知ったらまた顔を真っ青にするだろうなぁと苦い顔になる。
――兄さんは働きすぎです。たまたま招かれただけで、そこまでする義務はないと思います!
――私は『過去未来全ての世界を救おう』とまでは言わなかったぞ。誰がお前にそこまでやれと言った?
弟が必死になり、兄が顔をしかめる様がありありと想像できる。
しかも今回ばかりは、そういった声の方が正論だった。
そこまで付き合う義理は無い。それも正論に思われたのだが。
(『シャーロック・ホームズ』は、この時代でも有名なんだよ……)
知ってしまった。
あの『大英帝国最盛期(パクス・ブリタニカ)』が終わってから、世界がどのように変わったのかを。
現界にともなって与えられた知識で。東京から出られないなりに飛び込んできた情報で。
コナン・ドイルはワトソンのペンネームではなくフィクション小説の作家という史実になっていて。
ホームズもモリアーティも、実在の人物ではないという世界ではあったけれど。
シャーロック・ホームズの活躍は、『謎を解く者がやって来る』という概念を産みだした伝説になっていた。
『俺もこの世界を守っていく! だから、お前も――』
それは約束だ。
あの時代のあの島国の、みんなのヒーロー。
そして、ウィリアム・ジェームズ・モリアーティーにとっての、ただ一人のヒーロー。
みんなのヒーローで、たった一人のためのヒーローという相反する兼任を当然のようにやってのけた名探偵。
『ライヘンバッハの滝』から犯罪卿とともに墜落してなお蘇り、事件に怯える小さな悲鳴を救い続けた絶対の救世主。
未だに小さな悲劇は無数にあった。
界聖杯の内側だけとっても、麻薬は流通し、連続殺人が起こり、明白な悪党(ヴィラン)がいる。
それでも、未来の世界では、通行人がすべて隷属者の眼をしているなんてことは無かった。
日常に根差した偶像(アイドル)が、たくさんの笑顔をもたらしていた。
それはこの東京だけでなく、大陸を挟んだ遠くにある祖国でもそうだった。
命の価値が平等であるという価値観は、『当たり前』になっていた。
世界は緩やかではあれど確実に、人の努力で変わっていた。
『これから生きるに値する世界になる。きっとなる』
あの日、あの時代に、二人で立って眺めた荒野の同じ地平線。
その地平を超えたはるか先に、彼女たちの世界があることを理解した。
名探偵(ヒーロー)は、『世界を守っていく』という約束を守った
そのことを知る機会を貰えたのが、摩美々(マスター)から与えられた最大の報酬だ。
ヒーローが残してくれた世界に悪党(ヴィラン)の手が伸びるのは、シンプルに耐え難い。
そう、耐え難いのだ。
いつだって、手が届かないのは。
麻薬を予備のハンカチで包み込んでしまいこみ、マスターと合流すべくステッキを握りしめた。
刹那、ステッキにみしりと握力がかかり、今はまだ感情を抑制しろという意識が伝わるにつれて収まった。
善良な『白』の文字を姓に背負った政治家を護れなかった時と同じように、緋色の瞳から見える景色がぐらりと揺れ、怒りに濁る。
――そして今回、田中摩美々の友人だった彼女の姓にも同じ『白』という言葉が入っていたのは、極めて嬉しくない皮肉だ。
摩美々がまだ朝食やら化粧やらで忙しくしていた早朝、ウィリアムはその学生寮の外観を眺めていた。
観察してすぐに、不自然な不在があると察して侵入した。
簡易なタイプの内錠であれば、開錠のやり方を『探偵』から間近で見学していることもあり、すぐにできた。
霊体化せずに入室を果たせば、室内の物品を外に持ち出すことができる。
痕跡を残さず自室の捜索を行うことは、犯罪慣れした者にとっては難しくない。
警察がやがて踏み入ることを警戒して、そこに残されていた手紙は原文を残し、写しを取って持ち去るにとどめた。
それが『偉大(グレート)に会う前の早朝』のことだった。
そして先刻、『偉大(グレート)』と会話したことで裏取りは盗れた。
一昨日の夜、いきなりリーダーから呼び出された。
リーダーの客人の外国人が海に転落したとかで、救助活動でてんやわんやだった。
見るからに新人である彼が麻薬のおこぼれを持っていたのも、その救助活動で必要だったが故のことだった。
自室を観察したことで把握できた、『彼女』の足取りの方向や時間帯と、一致することも確認できた。
そして、口から押えきれなかったらしく『偉大(グレート)』がこぼした、『あの千夜アリア、好きだったんだけどなぁ』という呟き。
その上で、これから己は選ばねばならない。
屋外の仕事で忙しくしており、いまだにニュースを知らない可能性がある少女の元へ。
その手紙を見せるべきかどうかを。
【渋谷区・代々木近辺の廃ビル/一日目・午前】
【アサシン(ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ)@憂国のモリアーティ】
[状態]:健康
[装備]:現代服(拠出金:マスターの自費)
[道具]:ヘルズ・クーポン(少量)、白瀬咲耶の遺言(コピー)
[所持金]:現代の東京を散策しても不自由しない程度(拠出金:田中家の財力)
[思考・状況]
基本方針:聖杯の悪用をもくろむ主従を討伐しつつ、聖杯戦争を望まない主従が複数組残存している状況に持って行く。
1:『彼(ヒーロー)』が残した現代という時代を守り、マスターを望む世界に生還させる。その為に盤面を整える。
2:マスターと合流。白瀬咲耶の自室から見つかった手紙を見せる?
3:"もう一匹の蜘蛛(ジェームズ・モリアーティ)"に対する警戒と嫌悪。
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最終更新:2023年03月11日 01:46