シャウアプフ

蝶型の蟻。
愛称:プフ。
操作系能力者。
バイオリンが趣味で、自己陶酔の癖がある。
蟻達に各々に見合った念能力を伝授している。王への忠誠心が極めて高く、狂信的といえるほど。しかし、その忠誠心は王そのものではなく自らの求める王の理想像に捧げられている節があり、王を理想化するために影で暗躍する事が多い。ささいなことで自分が護衛軍失格だと落ち込むことがある。
口癖は「それだけのこと」。
王への思いが高じるあまり、世界征服がひと段落したら自分で命を絶とうと、勝手に考えている。
また、王に気高さを求めているため、庶民のコムギと親しくすることを非常に苦々しく思っている。
護衛軍の中では参謀的な役割を担い、戦闘においても心理作戦を展開する。
また、普段は常に敬語で話すが、高揚すると子供染みた口調になることもある。
「円」の範囲はネフェルピトーと比べてずっと狭く玉座の間を覆う程度であるが、極めて禍々しく、ノヴは「円」に触れるまでもなく見ただけで戦意喪失した。自分の肉体を無数に分裂させナノレベルの極小の生物群に変化させることが可能だが、本体は蜂程度の大きさを保っていなければならず、分身は非力になる。また、鱗粉を撒く時は分身を使えない。尚、本体と分身の1体1体は遠距離かつ接触が無い状態でも思考・記憶は共有している。ピトーが無理やり念能力を覚醒させた約5000人を念能力の繭で包み肉樹園を作りだした。討伐作戦ではモラウに隔離されるが、脱出に成功、ネテロの自爆によって消耗した王に力を分け与え、小人化した。その後、王が記憶を失っている状況に乗じて王に影響を与え得るコムギの殺害を図り、裏工作に走り始める。しかし、ピトー、ユピーの死亡などの予想外の事態が重なり、策略は失敗に終わる。裏工作は不問にされたものの自身の能力によって王のコムギへの想いを知ったこと、さらに王が自身の理想である独裁者とはかけ離れた性格へと変化したことから深い絶望に打ちのめされた。最後は集められた群衆の中で「薔薇の毒」によって失意と絶望の内に命を落とした。

繭(仮称)
他者を繭で包み変態させて、本人に合った念能力を習得させる能力。
記憶を残す者ほど繭からの再生が早い。
自身の制約によって念空間を創る能力を失ったヂートゥに、再度新たな能力を身に付けさせる事が出来るほど強力。
ヂートゥの念空間を創る能力の時間設定が8時間と不必要に長かった事から、本人の意思が反映される、もしくは本人の希望を聞いてプフ自身がある程度自由に出来る模様。

催眠作用のある鱗粉(仮称)
羽から催眠作用のある鱗粉を撒き散らす。
鱗粉を吸った者は虚ろになり全身の力が抜け、外部からの洗脳を受けやすい状態になる。鱗粉を撒く時は分身を使えない。

麟粉乃愛泉(スピリチュアルメッセージ)
相手の周囲を鱗粉で覆い、オーラの流れを鮮明にすることで相手の精神状態を知ることができる。オーラの流れに現れる30種程の大きな感情パターンの混成具合を分析し、相手の思考を推測する。

蝿の王(ベルゼブブ)
自分の体を分裂させて、任意のサイズ・数の分身を創り出して操る能力。分裂できるサイズと数は反比例し、最小ナノサイズにまで分裂させることが可能。攻撃されても分裂と融合を繰り返すのみでダメージを受けない。但し司令塔となる本体は最小でもハチ程度のサイズにしかなれない。微細な分身で外殻を繕ってシャウアプフ本来の大きさを維持した分身を創り出すことも可能だが、本体を持たない分身では戦闘力が半減。

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最終更新:2024年01月05日 22:39