此方は行数が一杯になりましたので、歌詞を載せたい方はこちらの方へどうぞ

完全な置き場⇒詩の想い 詩の想い2



提供はkoneriaaa氏です
ミュール反逆の詩!のイメージで。
即興なんで後で付け足すかもしれませんがー。

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傷ついた小鳥は囀ろう
この大樹に蛇がいることを

小鳥たちよ微睡みから目覚めよう
我らを睨めつける蛇を大樹より追い落とすために

大樹を我が物とする蛇よ
黒き毒もつ蛇たちよ 大地を這いずる蛇よ

貴様らの時は過ぎ去った
今こそ大樹は我ら鳥たちのものだ

かつて小鳥は蛇を信じた かつて小鳥は蛇を愛した
生まれたての小鳥は信じることしかできなかったのに
生まれたての小鳥はこの世界の全てを愛していたのに

だけど蛇は鳥を傷つけた
割れた瞳は恐怖に震える小鳥の詩を枯れさせ
欲望の牙は小鳥のその柔らかな肉を切り裂いたのだ

ああ、だからこそ
まさしく小鳥は嘆いたのだ
蛇に心を告げたその囀りを――――

卵を飲み込む蛇よ、小鳥を食らう蛇よ
今こそ鳥たちは蛇に別れを告げるだろう

睨めつける蛇の睨みより解き放たれて
ここより鳥たちの飛翔は始まるのだ
さあ今こそ翼を羽ばたかせよう
――――“翼望の詩”奏でるために





提供はyomogikorin氏です
私「【ゆるぼ】詩の想いにするテーマ(一言で)最初にレス来たやつで書く」
kodama4氏「 ねこ」
私「把握」
というわけで妄想詩の想い 第1紀に生み出された生物兵器の施設を管理するための詩 EXEC_TRAINER/. みたいな

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貴方様は地上の王者
母なる大地を踏みしめる者
貴方様は我らが主
宝石の瞳は何を映しているのか
貴方様は自由の使者
意思の赴くまま旅をするもの

さあ、おいでください、地上の王よ
貴方様のために最上の寝所をご用意致しました
さあ、おいでください、我らが主よ
貴方様のために美しき食事をご用意致しました
さあ、おいでください、自由の使者よ
貴方様のために永住の城をご用意致しました

我々は地を這い、目は濁り、自由を持たぬ生命故に
貴方様をお迎えした次第にてございます。
貴方様は我らが希望
どうか我らに祝福を!





第一回はここまで

第二回はここから



エントリーNo.1
提供はikainoutaite氏です
対になれ(なくもない)る詩
恋歌
伝承詩
を目指して書いてみました
なんだかうまく表示されなかったので↓こちら↓でも見ていただけるといいかも
http://ikainoutaite.yukishigure.com/hymmnos/EXEC_HARTON.html
↑こちら↑は反転するとちょっと仕込んであります

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其れは古の詩であり
今を謳うものであり
遙かなる歌でもある
決して消えることのない
愛の物語

 少年が在った
 力無き少年だ
  少女が在った
  詩持つ少女だ

互いの名も知らず在った
力無き者と詩持つ者は
交わる道理もないからだ

やがて齎された邂逅は
とある戦争の末端
 打ち倒されたものと
  癒すものとしての出会い

 少年の体は傷つき壊れかけていた
  少女の心は傷んで毀れかけていた

  何故人は傷つけあうの
  手を取り合っては生きていけないの
  共に笑いあうことも許されないの
  こんな世界でも守りたいの
  まだ毀れるわけにはいかない
  この世界を残しては逝けない
  どうか世界を護るために力を貸して

 人は自分を守るために他人を傷つける
 体も心もお構いなしに
 誰もが本当はそれを嘆いている
 世界がそれを望むはずもない
 世界の傷を癒しに行こう
 世界の端で寝てなんかいられない

少年と少女は手に手を取り合って
世界の端から逃げ出した
目指すは世界の中心
星が謳うというその場所

  詩持つ少女は追われて逃げた
 力無き少年はひたすら走った
二人は互いが互いを支えあう

二人を匿う優しい老夫婦が在った
二人を厄介者呼ばわりする村長が在った
二人を逃がそうとする恋人たちが在った
二人を拒む街の衛兵たちが在った
二人を祝福してくれた対の子供が在った
二人を妬んだかつての友が在った

それでも二人は世界の中心へたどり着いた

 少年には聞こえなかった
  少女には聴こえてしまった

星が謳う嘆きの詩

  少女は少年に歌にして聞かせた
 少年は静かに耳を傾けた
  星がどれだけ深い悲しみに満ちているか
 世界の涙が海のように広がっていること

  そして少女は謳う
  悲しまないで
  必ずなんとかするから
 そして少年も歌う
 泣かないで
 絶対なんとかするから

世界に幸せを齎す音を捧げ奉らん!

 少年は歌う
  少女は謳う
響きは重なり合う

一つの
    歌
     詩
      になる

想いが同じ
      歌
       詩
        を
         歌えば
            謳えば
               それだけで共鳴し合える

  詩に悲しみ込めれば
  悲しみが広がるだけ
 涙して歌えば
 涙を誘うだけ

それなら喜び重ねて奏でましょう
  広がるのは歓喜
 心には笑顔を
痛みを消し去る共鳴をここに

この熱き
想いの力で
星の生命たちが
世界に
共感し
祈りを捧げ

闇を打ち払い
憎悪を打ち消して
躍動していけ

気づけば戦は終わり
二人の
    歌
     詩
      は
街中から聞こえるようになっていた
その中には微かだが確かに
星の謳声も聴こえている・・・




エントリーNo.2
提供はikainoutaite氏です
しりとり詩が作りたくて紡ぎました
ヒュムノスまでしりとりにするのは難しそうですが
結構上手くできたんじゃないかと勝手に思ってます

+ ...


やがて訪れる波動
          生まれる詩
誰がためでもなく
          空気震わせ
背中に羽乗せ
          世界へ届けよ
夜毎羽ばたけ
          景色鮮やける
瑠璃に彩られ
          連理の枝くぐり
凛と背を伸ばし
          四魂持つ人
永久の宴を始め
          目を見開きて
天を仰げ
          幻想を抱くもの
野より飛び立ち
          地の果てを知らず
頭上高く飛べ
          紅染まる海
見知らぬ空を泳ぎ
          銀に輝く月
君と邂逅す
          澄み渡る風
零でない力
          雷光に打ち勝つ
強き想い
          謂れない詩を謳え
永遠を包む
          無垢な命や




エントリーNo.3
提供はpotokaittyatte氏です
【嫌い】だけど、それでも何故、少女は謳うのか……
その部分を紡ぎ手さんに妄想してもらいながら作詞してもらえたらと想います。

+ ...


少女は詩を謳うことができた

でも 少女は謳が嫌いだった

天変地異を起こし、人の心を揺り動かす
謳は魔法の力
選ばれしものだけが使える奇跡の力


でも 少女は謳が嫌いだった


超常現象を起こす謳
人々は、怯え戦き
少女を避けた

少女を迫害した


それでも――


少女は詩を謳った
少女は 謳が嫌い    “だった”





エントリーNo.4
提供はhoim_in氏です
他サーバーに設定された仮想レーヴァテイルソケットへ接続、他サーバーの言語を一時的に使用可能にするヒュムノス(参考:トウコウスフィア46)
というイメージで作成しました。
あまり詳しくない方向けに説明すると「この詩を歌うと色んな律が使えるようになる機能をON/OFFできる」です。
多分戦闘用にも他の用途にも使えます。文章変ですが「想い」なので、作詞さんがきっと素敵な世界を作ってくれると信じています!

+ ...


私は今、この羽衣を纏います

羽衣は、村に伝わる宝物だった
かつて地に舞い降りた天女が忘れていったという神代の遺物
清らかな娘だけが身につけることが出来る聖なる衣
羽衣を纏いし娘は、森羅万象を司る神の力を宿すという

それは言の葉の力
地に満ち天に満つ「気」に流れを与え、その盛衰をも自在にする力
村に災禍が訪れる度、選ばれし娘たちが羽衣を身につけ、厄を祓う使命を負った

今、再びその時が訪れた
一人の娘が精神を統一し、羽衣をその身に纏う

心清らかに鎮めよ
恐れ、驕りを覚えてはならぬ
弱心を以って羽衣に触れれば、聖なる力はその者を焼き滅ぼすだろう

さあ天地の声に耳を傾けよ
地水火風のリズムに身を委ねよ
まなこを閉じ、闇と光を一つにせよ
時を忘れ空を忘れよ

静寂

娘はこれほどの静寂を知らなかった
そして完全な凪となった娘の内に、波紋が広がる
無数の波紋が、森羅万象のエネルギーが、娘の内を埋め尽くす
娘は今、海であり、空であり、宇宙となっていた
天地をひとつなぎにするように、その場に立ち尽くしていた

忘れてはならぬ
永劫無窮に続く空と海のうねりの只中にあって、
私はその一部であり全である 全であって一である
全を識ってなお、一であることを忘れてはならぬ
愛おしき同胞、友、恋しき人がいることを忘れてはならぬ
帰りを待つ者がいることを忘れてはならぬ

娘の双眸が開き、意志を灯した瞳が輝く
娘の唇が、いのちを宿した言の葉を紡ぐ

さあ天の力と地の理を以って、あらゆる禍いを打ち祓わん
聖なる羽衣よ、玉響の間、我に力を与え給え
然すれば禍い鎮めし後、再びの眠りを齎さん





エントリーNo.5
提供はikainoutaite氏です
純粋な戦闘曲をーと思って作りましたが
じゃあ誰のために?と思って読むと
また違った視点になると思います

+ ...


この詩は災いである
災厄なるかな災厄なるかな

この詩は誰も守らぬ
ただ壊すのみ

この詩は守るためにない
ただ痛み残す

それでも謳い続けるは
壊すものがあるからのほかならぬ

壊れてゆけ
滅んでゆけ

怯えよ脅えよ
恐れよ怖れよ

傷つけ
血を流せ
涙せよ
叫べ!

災いの詩を紡ぐ
災いを謳う

それが我の成すべきこと




エントリーNo.6
提供はsakusya_kari氏です
「怒りと涙」をテーマにして書いてみました。
書き始めた当初はそんなつもりはなかったのですが、途中からなんかラプランカ伝承っぽいなぁと感じまして、あちこちそれっぽいキーワードをちりばめて仕上げてみました。
もし作詞されるときにラプランカ伝承として詩を作りたいと思いましたら、
少女を「ラプランカ」少年を「マオ」としていただければそのままいけると思います。

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果てることなく遥か遠方まで続く荒涼とした大地。
かつて、水と緑の豊かな大地だった姿は見る影もない。
すべては猛る炎のもたらした災によるもの。
猛る炎が全てを滅ぼしつくしてしまった。

乾いた赤土を踏みしめて独り往く少女がいる。
少女は猛る炎を追って旅をしていた。
猛る炎はかつて彼女の思い人であった。
野党に襲われ、敬愛する父と信愛する母と鍾愛するふたりの妹を同時に失った少年は、
際限のない怒りの虜となりついには猛る炎と化した。
世界を焼き尽くしてもなお彼の怒りは鎮まらず、
今もいずこかの地を焦土へと変えている。

どうかかつての優しかった彼を取り戻してほしい、
少女はその一心で少年の心を静めるため旅を続ける。
そしてこの旅は贖罪の旅でもあった。
餓える者には食べ物を分け与え、嘆く者には幾日でもそっと寄り添い、
怒れる者には身命を賭すことも厭わず激情の全てを受け止めた。
だが、もはや満身創痍。
少女は薄々感じていた、自分の命はもうそう長くはないことを……

少女はひとつの賭けに出た。
荒れた野に残った最後の大樹に登った少女は、そこで詩を謳い始める。
猛る炎の行方も定かではなく、旅を続けるだけの力も残されてはいない。
どうかこの詩が彼に届きますように……
願わくは彼が私の元へと帰ってきますように……
今や取るに足らない残り屑のような命。
そのすべてを詩に変えるようにして少女は謳い続けた。

しかして奇跡は起こった。
少女の詩を耳にした猛る炎が陽炎をたなびかせるようにして姿を現したのだ。
猛る炎は大樹の上に少女の姿を認めると、幹に手をかけて登り始めた。
瞬く間のうちに大樹は炎に包まれる。
少女の元までたどり着いた猛る炎は、奪い取るように彼女の体を鷲掴みにした。
大樹と同じように、少女の全身を苛烈な炎が包み込む。
しかし獄炎の中にあっても少女は顔に笑みをたたえていた。
怒りだけではない。彼の中にまだ自分の存在は残っていたのだと、
それがわかっただけで十分に少女は満たされていたのだ。

「aa…….Wase rum chs kapa yor json, weareqye mea……」
(ああ……。どうかあなたの心にも安らぎが訪れますように……)

その言葉を聞いた途端、猛る炎の肩がわなないた。
おぞましいほどの怒りを表していた顔にも、悪い夢から覚めたかのような怯えを映す。
猛る炎はようやく際限のない怒りから解放されたのだ。
間もなくして少女は事切れ、真白の灰となって崩れ落ちた。
そして少女と命を共にするかのように、大樹もまた幹を折って大地へと倒れこんだ。

かつて猛る炎だった少年は深い傷を負いながらも必死で少女の灰をかき集めた。
そして灰を胸に抱き少年は涙した。
自分にはまだこんなにも愛しい人がいたというのに、どうしてそれを忘れてしまったのか。
どうして自らの手で殺めてしまったのか。
少年の慟哭は千の朝と千の夜を越えて乾いた大地に響き続けた。
そして千と一日目の朝。
とうとう涙も枯れ果てた少年は砂となって崩れ去った。
砂と灰は混ざり合い、風にさらわれて世界に広がった。
少年の涙は天上へと昇り、恵みの雨となって大地を潤し、
赤土ばかりだった大地には瞬く間のうちに緑が広がった。

最期の時、少年の内にあったのは悲しみだろうか、それとも安らぎだったのだろうか。
もはやそれを知るのは緑広がるこの大地のみ。





エントリーNo.7
提供はikainoutaite氏です
アルトネリコが一区切りを迎えた年というのと
前回のコンセプトが始まりの詩ということで

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終わりを恐れるのなら
あなたが始まりになればいい
永遠に終わらない詩を謳おう

終わりの痛みに嘆くのなら
始まりを産むことに苦心しなさい
どちらがいいかなんて明白でしょう

さぁ終わりの詩を謳うのをやめて
始まりの詩を謳って
あなたならそれができるはず

少しだけ
終わりの詩と始まりの詩が重なる
その時聴こえたハーモニーが
続きという詩なのでしょう





エントリーNo.8
提供はmaverick_wolf氏です
「戦闘ぽくて、対になりそうな想い」ということで紡いだらこんなんなりました。
戦争が終わらないから詩魔法の最終兵器と、剣の最終兵器を作って戦い合わせたら国が滅んじゃったーって詩です。

+ ...


少女は詩だった。生まれる前から詩であることを約束されていた。
やがて来るべき日のために、人々が望む音を奏でるためだけのオルゴール。
そこに彼女の意志はなく。
ただ大人たちは、その日の為にひたすら想いを紡げと彼女に命じた。
金の髪をなびかせ、歌を響かせる少女のことを誰かがこう言った。
「夜をも照らす太陽のようだ」と。

少女は剣だった。生まれる前から剣であることを約束されていた。
やがて来るべき日のために、鍛えられ研ぎ澄まされる刃。
そこに彼女の意志はなく。
ただ大人たちは、その日の為にひたすら牙を砥げと彼女に命じた。
銀の髪をひるがえし、剣を振るう少女のことを誰かがこう言った。
「真昼に輝く月のようだ」と。


―金の国―
さぁ、時は満たされた。
私欲のため戦火を広げようとする、愚劣なる銀の国を滅ぼそう。
私たちの手には【太陽の詩】がある。


―銀の国―
さぁ、時は満たされた。
我こそが支配者であると嘯く、傲慢なる金の国を滅ぼそう。
私たちの手には【月の剣】がある。


対峙する金と銀。
向かい合う太陽と月。
放たれる詩、振りかざす剣。
国の命運は少女達の細い双肩に押し付けられた。

斬り付けても斬り付けても立ち上がる詩の娘。
幾度魔力をぶつけても武器を折ってもくずおれない剣の娘。
血を流し、傷を負い、退くことは勿論相手を殺すまでは死ぬことも許されない少女たち。
なかなか決着のつかない戦いに痺れを切らした国民が怒りの声を上げる。

「ひよわな魔法使い一人殺せず、何が【月の剣】か!」
「野蛮な剣士一人殺せず、何が【太陽の詩】か!」
「さぁ殺せ!」
「はやく殺せ!」
「邪悪なる金の国の魔女の首を刎ねるのだ!」
「野蛮な銀の国の剣士の手足を引きちぎれ!」

戦場を飛び交う罵声を聞いて、彼女達の瞳に初めて光が宿った……。

互いを殺すための道具として育てられた少女達は、視線を交わしただけで互いを理解した。
自らの意思を封殺されて、戦いのためだけに作られた道具。
痛み苦しむのは私たちなのに、長く続く戦争の原因も忘れた元凶共は安全なところから怒鳴っているだけ――。


「それならば」
「それならば」
「望みどおり」
「望みどおり」
「銀(あなた)の国を」
「金(あなた)の国を」
「「滅ぼしてあげましょう」」


金の娘が紡いだ詩は、一晩で銀の国を蹂躙し尽し。
銀の娘が翳す剣は、一晩で金の国を殲滅した。
残った太陽と月の娘は、互いの手を取り、生まれて初めて微笑んだ。




エントリーNo.9
提供はhoim_in氏です

惑星再生後、アルシエルへの入植に伴い彩音回廊の出力上げたり、ウェザーコントローラーのミニチュア版を作ったりすることがあるんじゃないかと思ったので、ウェザコン制御用ヒュムノスというイメージです。
案の中に「片方はアルシエラを」という話があったので、同じ想いで星の意志たちが謳う(過去謳った)バージョンや、それを元にした律史前月読があるんだよと作詞しても面白いかもしれません。太陽の神は何者かとかも変わりますよね。
「海」「空」といった要望の高かった要素も散りばめています。
「あなた達」が往くのは、船で海か、はたまた飛空艇や翼で空か、それとも陸路か。好きなように解釈してくれればなーと。曲調や歌詞なんかも入植する土地の気候や、歌い手の気概や趣味できっと変わります。
あくまでこれは「想い」なので、作詞担当の方には好き放題に調理してほしいです。

+ ...


とうとうこの日が来ました
私の庇護の元、健やかに育った愛し子たちよ
あなた達はこれから自分の意志で歩いて行くと決めました
旅立つあなた達に私は歌を贈りたい

私は知っています
あなた達の小さな身体に秘められた想いを
その夢がどれだけ大きいかを
その決意がどれだけ堅いかを

長き船旅に出た小さな影が、地平の向こうに溶けるまで
私はその背に歌い続けましょう
この声が届く間、風は優しく、波は静かであれと願いながら

愛し子たちよ、その道行きに幸いあれ!


いくつもの季節が繰り返し
それでも私は歌うのを止めない
太陽の神よ、あの子たちは健やかでいるでしょうか
彼らの無事を祈って、毎日あなたに詩を捧げましょう

私は信じています
あの子たちの小さな身体に秘められた力を
その勇気がいかなる困難にも立ち向かうと
その知恵がいかなる困難をも乗り越えると

この海の向こうへと旅立った愛し子たちよ
あなた達は嵐に遭おうとも、雷に襲われても、
決して諦めずに、新たな大地を目指すのでしょう
厳しい大地に倒れ伏す時があろうとも、共に手を取り合い立ち上がる
そして、野に咲く花のように、いっそう強く咲き誇るのでしょう

私が与えた愛よりも、もっと大きな愛をあなた達は育む
そしてその愛は、新天地にたくさんの生命を芽吹かせるでしょう

私は歌い続けます
きっと同じ空の下、あなた達の歌が響き渡ると信じて

愛し子たちよ、その永き道行きに幸いあれ!












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最終更新:2011年10月31日 21:51