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エントリーNo.13
提供はpotokaittyatteです
想いを捧げよ
そうすればきっと、本当に求めていたものが、自ずと見えてくるはずです

+ ...
その国は100年の安寧のもとに、栄えていました

高い高い壁のような山々に囲まれた国でした

限られた土地ではあるものの、人々は支えあい

王は臣民を良く治めていました

あくる年、国は異常気象に見舞われ、主食の作物が大打撃を受けました

このままでは、国が危うい
食糧難は人々から善き心を削ぎ落とす
飢餓感が人々の記憶から幸せを削ぎ落とす
きっとそう遠くない未来に、悪意に苛まれ、絶望した人々が暴動を起こすだろう

国王は勇敢な若者を募り、主食の代わりとなりうる食材の調査・収集をする組織を結成しました

国中の人々の希望を背負って立つ彼らは、人々から

【調理兵団】

と呼ばれました

調理兵団は、旅立ちました

人々が「美味しい」と言って、笑顔になるような

幸せな気持ちになれるような、新たな食材を求めて

調理兵団は山々を越えて広大な地平を、海原を進みます

春には食べられる花を、その蜜を

夏には青々とした野菜と果実を

秋には丸々と肥えた獣達を

冬には凍った水の下から魚を

調理兵団は、様々な食材に出逢いました

旨いもの 不味いもの

毒のあるもの 薬となるもの

時には危険な目にも遭いましたが、概ね順調な、得るものの多い、充実した旅でした

そんなある日、誰かが呟きました

このまま、ずっと旅して、もっといろんなものを食べたいなぁ…。

それは、調理兵団の誰しもが一度は、ちらとでも思うことです

しかし、故郷には国のみんなが待っています

故郷には大切な人が待っています

彼らを、調理兵団を希望と信じて、待っています

調理兵団の団員達は、旅立つ日に掲げた誓いを、今一度胸に刻みました

自分達が獲てきた様々な食材で、必ずや国中の人々のお腹と、想いを満たすのだと

そうして、様々な食材を携えて、調理兵団達は国への帰路につきました

そんなある日のことです、調理兵団達に辛く厳しい問題が襲いました

新種の疫病が発生してしまったのです

一人、また一人、病魔に倒れて動けなくなります

捧げた誓いを果たしたい
国中の人々に幸せを届けたい
大切な人々を満たしたい

病に苦しみ悶え、床にあってなお、使命を成し遂げたいと調理兵団は、あがきます

それでも次々と、次々と、疫病に斃れ動かなくなります

どんどん、どんどんと、死んでいきます


そうして、生き残った調理兵団達は、ひとつの決断をしました

疫病を持ち帰らないようにするために、死体を焼き払い、余命わずかの者を手に掛けて

手に入れた食材を、棄てることにしました

高い高い壁のような山々を越えて国へと帰りついた調理兵団は、旅路に疲弊し、失うものの多さにすっかり憔悴していました

国は変わらず、そこにありました
異常気象は収まり、とりあえずの危機は去ったようです


調理兵団達は、誓いを果たせなかった自分達を恥じました

国へと至る門扉の前で、どんな苦難をも乗り越え、困難な状況にあってなお進み続けた足が止まります

何も得られなかった我らが、いったいどうして、どんな顔をして、希望を託してくれた人々もとに帰れるというのだろうか…!

報告を受けた国王は、国の門扉を大きく開け放ち、臣民達の前に立って、調理兵団に向かって、深々と頭を垂れました


ありがとう。我らの希望。
君たち調理兵団が、頑張っていると信じていたからこそ、我らは天災に挫けず復興に力を注いでこれた。
ありがとう。よくぞ無事に、希望をもって帰ってくれた。
本当に、ありがとう。


国王は、深々と下げた頭を上げようとしません
臣下達は、涙しながら最大級の敬礼をしています
民衆は、口々に感謝と喜びの言葉を叫びました


調理兵団達は、ついにみつけました

自分達が求めていたものは、なんてことはない、そう


絶望から立ち上がる希望も

誰も彼も満たす幸福も





幸せは、ここにあったのだ。



エントリーNo.14
提供はLOPE_JunkColorです
短い上に、ただモロヘイヤを綴った想いになりそう・・・
追伸:冒頭だけ書かせていて抱きました。

+ ...
これは、モロヘイヤの詩。
私達の喜びは全てモロヘイヤのおかげ。
私達の潤いは全てモロヘイヤのおかげ。
私達の生命は全てモロヘイヤのおかげ。
モロヘイヤは今、詩となり私達は謳う。

小さな頃からこれは大切なものだよと言い聞かされていた。
それは崇め、讃え、感謝し、恵に、愛に、私達は祈るように謳う。
それが毎日、毎年、火を起こし、恵を捧げ、唄い踊る。
それが、モロヘイヤに対する祈りであり、詩なのだ。

あるとき、少年が、いつものようにモロヘイヤに祈りを捧げに森に足を進める。
お供えをいつものように置いた瞬間、「それ」は輝きだし、中から小さな女性が出てきた。
それは、絵本でみた「慈しむ母」そっくりだった。
彼の運命はその出来事から少しずつ・・・歯車を進めていく・・・。






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最終更新:2013年09月28日 14:55