ひょんなことから女の子
ブランクライフ 1
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hyon
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388 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:05:19.38 ID:mOV/JE7U0
始まり
今日も、いつもと変わらない朝だった
いつも通り目覚ましのなる少し前に目を覚ます
顔を洗って、ぼんやりとニュースを見る
そのまま服を着替え、ようやっと焼き上がったパンをくわえて家を出る
そして、家を出る
いつも通り目覚ましのなる少し前に目を覚ます
顔を洗って、ぼんやりとニュースを見る
そのまま服を着替え、ようやっと焼き上がったパンをくわえて家を出る
そして、家を出る
いつもと変わらないのはここまでだった
家を出て少し走っていると、だれかにぶつかった
食パンくわえながらT字路でぶつかる、いかにも少女マンガチック
ちょっと違うのはは相手が私服で、さらに問題があるということ
食パンくわえながらT字路でぶつかる、いかにも少女マンガチック
ちょっと違うのはは相手が私服で、さらに問題があるということ
……俺が車だった、という事実だ
一応、信号を無視して直進してきた相手が悪いわけだし、そこまで罰せられまい
ひき逃げというのも後味が悪いしな
運良く……本当に良いのかは分からないが目撃者は一人もいない
仕方あるまい
出社までは多少時間もある
俺は病院へと車を走らせた
ひき逃げというのも後味が悪いしな
運良く……本当に良いのかは分からないが目撃者は一人もいない
仕方あるまい
出社までは多少時間もある
俺は病院へと車を走らせた
389 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:06:56.42 ID:mOV/JE7U0
生憎、患者さんは意識不明の重体だとか……
とにかく親族の方が来たら裁判も覚悟しておけとのこと
俺の人生\(^o^)/オワタ。
とにかく親族の方が来たら裁判も覚悟しておけとのこと
俺の人生\(^o^)/オワタ。
このままいくと今の職も手放さねばなるまい
そう思うとただかったるかった仕事に急に熱が入るもんだ
そう思うとただかったるかった仕事に急に熱が入るもんだ
病院の方には当面の入院費は私が出しますと言っておいた
保険はきかないので10割負担で支払うわけで、今までの貯蓄は全てパー
家を買おうとか、幸せな結婚生活とかの夢は霞んで消える
べ、別にいまのマンションが嫌いなわけじゃないんだから!
ああ、別に付き合ってる彼女とかいねーよ、ああ、いないさ
いろんな意味でこぼれ落ちる涙をどうにかこらえて
俺は病院をあとにした……
保険はきかないので10割負担で支払うわけで、今までの貯蓄は全てパー
家を買おうとか、幸せな結婚生活とかの夢は霞んで消える
べ、別にいまのマンションが嫌いなわけじゃないんだから!
ああ、別に付き合ってる彼女とかいねーよ、ああ、いないさ
いろんな意味でこぼれ落ちる涙をどうにかこらえて
俺は病院をあとにした……
390 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:08:17.40 ID:mOV/JE7U0
本編
……目が覚めた
すごく長く眠っていた気がする
ぼんやりと目に写っている天井はいつもと違って白い
「先生!目が覚めましたよ!」
意識のはっきりとしない頭に、なにか響く声がある
ことばとしては聞き取れるのに、その意味はよく分からない
「あの。ここは何処ですか……?」
帰ってきた答えは意外なもので、どうやらは僕は交通事故にあって意識を失っていたらしい
「……君のことなんだが、」
「あ、あの…!」
「残念ながら、警察にも頼んだんだがね、家も住所も、名前すら分からなかったんだが……」
……え?
どうして?
「実は君が事故にあった日、一人行方不明者は出ているんだが……」
「………」
「いなくなったのは男の子で、君はどう見ても可愛らしい女の子だ」
「………(女の子?)」
「そういうわけで、目も覚めたんだ。君の名前を教えてくれないか?」
どうやら今の僕は身元不明の女の子らしい
昔の僕には生きている価値はなかった、これはチャンスかもしれない
「あ、名前……ですよね……あれ?名前…」
本当に記憶をなくした人間になんてあったことは無い。だからそれっぽく頭を抱えて演技をしただけ
「ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ……」
謝るのには慣れている
涙を流すことにも……
すごく長く眠っていた気がする
ぼんやりと目に写っている天井はいつもと違って白い
「先生!目が覚めましたよ!」
意識のはっきりとしない頭に、なにか響く声がある
ことばとしては聞き取れるのに、その意味はよく分からない
「あの。ここは何処ですか……?」
帰ってきた答えは意外なもので、どうやらは僕は交通事故にあって意識を失っていたらしい
「……君のことなんだが、」
「あ、あの…!」
「残念ながら、警察にも頼んだんだがね、家も住所も、名前すら分からなかったんだが……」
……え?
どうして?
「実は君が事故にあった日、一人行方不明者は出ているんだが……」
「………」
「いなくなったのは男の子で、君はどう見ても可愛らしい女の子だ」
「………(女の子?)」
「そういうわけで、目も覚めたんだ。君の名前を教えてくれないか?」
どうやら今の僕は身元不明の女の子らしい
昔の僕には生きている価値はなかった、これはチャンスかもしれない
「あ、名前……ですよね……あれ?名前…」
本当に記憶をなくした人間になんてあったことは無い。だからそれっぽく頭を抱えて演技をしただけ
「ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ……」
謝るのには慣れている
涙を流すことにも……
391 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/20(火) 00:08:59.00 ID:mOV/JE7U0
とりあえず病院生活に何の問題も無かった
精神科医の先生が色々なことを試して、色々なことをしているうちに
ほんの少し何かを思い出したかのように動くだけ
名前を思い出してしまうとぼろが出そうなので、最初の頃は困ったけど、それも馴れた
今は、こんなのが頭に残っている、と女の子らしい単語を言って、それが自分の名前になった
不安なんて、事故に遭う前に比べたらたいしたことじゃ無い
このままこの病院で暮らしていけたらいいな、なんて思った
ここはみんな優しくて、僕に手を焼いてくれる
僕は、記憶喪失じゃないけれど、確かに精神病患者だったのかもしれない
精神科医の先生が色々なことを試して、色々なことをしているうちに
ほんの少し何かを思い出したかのように動くだけ
名前を思い出してしまうとぼろが出そうなので、最初の頃は困ったけど、それも馴れた
今は、こんなのが頭に残っている、と女の子らしい単語を言って、それが自分の名前になった
不安なんて、事故に遭う前に比べたらたいしたことじゃ無い
このままこの病院で暮らしていけたらいいな、なんて思った
ここはみんな優しくて、僕に手を焼いてくれる
僕は、記憶喪失じゃないけれど、確かに精神病患者だったのかもしれない