ひょんなことから女の子
◆KjoXDJ3iYI 2-20
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hyon
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152 名前: AV監督(長屋) :2007/04/16(月) 00:37:03.61 ID:Ui9ju/6Y0
秋とはいえ夜は気温が下がる。いつもならひんやりとした空気を感じる時期だ
だが今日はそんなものが気にならないほど興奮している
いや、カッカしている、というべきか
だが今日はそんなものが気にならないほど興奮している
いや、カッカしている、というべきか
「どこにいるんだ友之!俺だ!」
神社に俺の甲高い声が響く。
「駿……ここだよ」
「なに考えてんだ馬鹿野郎!お前それでいいのかよ!?」
夏紀ちゃんと結ばれないってことは、お前の存在が消えてしまうということ。自分でそういったのに……
「でも……」
「でもじゃねえよ!自分で何したのか分かってんのかよ!?」
友之が何かを言おうとしたが、かまわず続ける。
「このままじゃお前は……お前はぁっ!」
「わっ!」
「嫌だよ!いなくならないでくれよ友之ぃ!」
もう何も考えられない。ただ夢中で友之に抱きつく。どこにも行かないようにしっかりと
そして友之は……俺の頭をそっとなでて
「ごめん、でも聞いて欲しいんだ。僕はね……夏紀ちゃんに……母さんにこう言われたんだ」
神社に俺の甲高い声が響く。
「駿……ここだよ」
「なに考えてんだ馬鹿野郎!お前それでいいのかよ!?」
夏紀ちゃんと結ばれないってことは、お前の存在が消えてしまうということ。自分でそういったのに……
「でも……」
「でもじゃねえよ!自分で何したのか分かってんのかよ!?」
友之が何かを言おうとしたが、かまわず続ける。
「このままじゃお前は……お前はぁっ!」
「わっ!」
「嫌だよ!いなくならないでくれよ友之ぃ!」
もう何も考えられない。ただ夢中で友之に抱きつく。どこにも行かないようにしっかりと
そして友之は……俺の頭をそっとなでて
「ごめん、でも聞いて欲しいんだ。僕はね……夏紀ちゃんに……母さんにこう言われたんだ」
153 名前: AV監督(長屋) :2007/04/16(月) 00:41:03.50 ID:Ui9ju/6Y0
「友則……今までいっしょに過ごしてきて、とても楽しかったよ。でも私は、今のままじゃダメになっちゃった……あんたの一番そばにいたいって思うようになっちゃった。そして私をそうさせたのは美幸ちゃん。美幸ちゃんがあんたの一番そばにいるような気がしたからなんだよ」
「一番……そばに?」
「美幸ちゃんとあんたが話しているのを見ると、なんだか悔しくなった。あんたも美幸ちゃんも楽しそうだったから。なんだか昔から知ってる仲みたいで……」
「っ……!?」
「私、嫉妬してたんだよ?昔から友則のこと知ってるのになんで……って。でも私が美幸ちゃんに勝ってるのは、あんたといた時間の長さだけなんだよね。はは……馬鹿みたいでしょ?」
「そんな……ことないよ。なっちゃんにはなっちゃんのよさがあるよ……」
「じゃあ……じゃあこの質問に答えてくれる?必ず答えてくれる?」
「……分かった、答える」
「じゃあ…すぅ……はぁー……私は、山本夏紀は西村友則のことが大好きです!腐れ縁でもなんでもいい!あなたを他の女の子に渡したくない!!一番そばにいたいの!もし……もし私を一番、誰よりも好きになってくれるなら、どうか付き合ってください!」
「あ……」
「お願い……私のこと……」
「一番……そばに?」
「美幸ちゃんとあんたが話しているのを見ると、なんだか悔しくなった。あんたも美幸ちゃんも楽しそうだったから。なんだか昔から知ってる仲みたいで……」
「っ……!?」
「私、嫉妬してたんだよ?昔から友則のこと知ってるのになんで……って。でも私が美幸ちゃんに勝ってるのは、あんたといた時間の長さだけなんだよね。はは……馬鹿みたいでしょ?」
「そんな……ことないよ。なっちゃんにはなっちゃんのよさがあるよ……」
「じゃあ……じゃあこの質問に答えてくれる?必ず答えてくれる?」
「……分かった、答える」
「じゃあ…すぅ……はぁー……私は、山本夏紀は西村友則のことが大好きです!腐れ縁でもなんでもいい!あなたを他の女の子に渡したくない!!一番そばにいたいの!もし……もし私を一番、誰よりも好きになってくれるなら、どうか付き合ってください!」
「あ……」
「お願い……私のこと……」
155 名前: AV監督(長屋) :2007/04/16(月) 00:44:08.87 ID:Ui9ju/6Y0
「その……ごめん……なさい……」
「……そっか……だめかぁ……あはは…あはははは……馬鹿だね……私……これでも少しは希望があると思ってたのになぁ……」
「……」
「美幸ちゃんでしょ?あんたが好きなの?」
「……うん、そうだよ……」
「じゃ今からここによんであげる。あんたも美幸ちゃんも自分から言い出しそうにないから」
「……うん」
「あと……せめて仲良しな幼馴染では……いて欲しいな」
「分かった……」
「ありがとう……やっぱり優しいね友則はぁ……えっく……じゃあ…ね」
「……そっか……だめかぁ……あはは…あはははは……馬鹿だね……私……これでも少しは希望があると思ってたのになぁ……」
「……」
「美幸ちゃんでしょ?あんたが好きなの?」
「……うん、そうだよ……」
「じゃ今からここによんであげる。あんたも美幸ちゃんも自分から言い出しそうにないから」
「……うん」
「あと……せめて仲良しな幼馴染では……いて欲しいな」
「分かった……」
「ありがとう……やっぱり優しいね友則はぁ……えっく……じゃあ…ね」
「でね……僕は、『一番好き』の部分に引っかかっちゃったんだ。僕が一番好きなのは……いま目の前にいるひとなんだ……おかしいでしょ。昔からの親友のはずなのにね」
「なっ……!?」
それはつまり、俺のことで……
「なっ……!?」
それはつまり、俺のことで……
156 名前: AV監督(長屋) :2007/04/16(月) 00:50:21.14 ID:Ui9ju/6Y0
「……夏紀ちゃんは、お母さんは僕のことを幼馴染の西村友則、お父さんだと思って接してきて、その人のことが好きなんだ。でも僕は西村友之であって、友則ではない……
あんないい女の子をだましているみたいで辛くて……それがこの先ずっと続くのかと思うと……ある日突然怖くなった」
「え……」
あんないい女の子をだましているみたいで辛くて……それがこの先ずっと続くのかと思うと……ある日突然怖くなった」
「え……」
怖い……はじめて聞くこいつの心のうち
そういえばこいつはこっちに来て、未来のことを相談してきたことはなかった。
こいつも……いままで辛い思いをしてたのに……俺は何も……
そういえばこいつはこっちに来て、未来のことを相談してきたことはなかった。
こいつも……いままで辛い思いをしてたのに……俺は何も……
「それでも……駿が、いたから。僕はなんとかやってこられた。僕は多分、駿がいなかったらおかしくなっていたと思う。」
普段なんでもないように見えても、こいつも一緒だったのか
同じような辛さや不安を……そして俺とは違うものを抱えながらも……俺を頼りに
同じような辛さや不安を……そして俺とは違うものを抱えながらも……俺を頼りに
「でね、あの体育祭のあと……泣いてるとこをみて、ああ……すごく可愛いって、守ってあげたいって思っちゃったんだ。そしたらもう……駿のことしか考えられなくなっちゃたんだ。おかしいでしょ。親友なのにね。親友のはずなのにね。でもね……」
157 名前: AV監督(長屋) :2007/04/16(月) 00:54:29.06 ID:Ui9ju/6Y0
一瞬言葉を止めた友之は、深呼吸をして、続ける
「山本夏紀にとっての西村友則がそうであるように、僕にとっての幼馴染は駿で、それはつまり目の前にいる女の子のことで、その人が一番そばにいて安心できる人で、好きになっちゃった人で……
その人に思いを告げられないなんておかしいじゃないか!結ばれたいと願っちゃいけないなんておかしいよ!これじゃあ生きてるなんて言えないよ!!」
「う……あ」
友之が急に激しい言葉になる。その言葉が俺に突き刺さる。
「運命が決まってるなんて……知ってる歴史のままに動かないといけないなんて……そんなのは嫌だ!知ってる歴史とは違う話があってもいいじゃないか!……わがままかな?これ……でもね、気持ちを抑えられなくなったんだ。」
俺だって……そんなのは嫌だった。でもこいつと離れるのが一番嫌で、消えて欲しくなくて…だけどこいつは、いざという場面にきて、本当の気持ちが前に出てきて、止まらなくなって……
その人に思いを告げられないなんておかしいじゃないか!結ばれたいと願っちゃいけないなんておかしいよ!これじゃあ生きてるなんて言えないよ!!」
「う……あ」
友之が急に激しい言葉になる。その言葉が俺に突き刺さる。
「運命が決まってるなんて……知ってる歴史のままに動かないといけないなんて……そんなのは嫌だ!知ってる歴史とは違う話があってもいいじゃないか!……わがままかな?これ……でもね、気持ちを抑えられなくなったんだ。」
俺だって……そんなのは嫌だった。でもこいつと離れるのが一番嫌で、消えて欲しくなくて…だけどこいつは、いざという場面にきて、本当の気持ちが前に出てきて、止まらなくなって……
「というわけで、この世界の西村友則は、東美幸のことが好きになりました。」
その本心を、今、ここで告げた