ひょんなことから女の子
◆wjOmYNm0Aw 1-23
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hyon
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94 : ◆wjOmYNm0Aw [まとめ有難うございます]:2007/04/30(月) 20:05:19.08 ID:NtTaLmk0
第7章:死の宣告?
第一話
勇人「ん・・・」
何故か目が覚める。けど、いつもと違う
勇人「あぁそっか。スキー合宿だったな」
そう。だから、いつもと違う風景、いつもと違う雰囲気でもおかしくはない
けど・・・
勇人「何で・・・こんなに暗いんだ?」
窓にはカーテン。だが朝ならカーテン越しに光が部屋に注ぐはずである
しかし、この部屋は完全に暗闇状態である
勇人「携帯、携帯・・・」
いくら雪が大量に降るような場所でも、朝になっても暗いままというのは無いはず
そうなると時間の問題か・・・
勇人「うげ・・・」
現在時刻、午前3時。何でこんな中途半端な時間に目が覚めたんだ
95 : ◆wjOmYNm0Aw [星の無い空の下で]:2007/04/30(月) 20:06:19.16 ID:NtTaLmk0
勇人「それにしても・・・喉が渇いた」
目が覚めた原因は喉が渇いたからなのだろうか。とりあえずまた寝るのは水分補給してからだな
あいにく、荷物の中に飲み物は無かったので部屋を出て近くの自動販売機に行くことにした
勇人「あぁ・・・眠い・・・」
マクラ投げバトルの後に寝て3時に起きたとなると、4時間くらいしか寝てないことになる
- ちょっと、いや、かなりきついな。僕的に
勇人「さて、何飲もう」
自動販売機に小銭を入れてポカリを購入。このフロアの自動販売機は階段の近くか、覚えておこう
部屋に帰ろうと歩き出した。だが、ふと階段の踊り場を見ると
勇人「あれ?」
そこには鈴がいた
鈴「あ・・・勇人・・・」
勇人「お前、こんな時間に何してるんだ?」
鈴「うん・・・ちょっとね・・・」
96 : ◆wjOmYNm0Aw [星の無い空の下で]:2007/04/30(月) 20:07:23.75 ID:NtTaLmk0
勇人「鈴」
鈴「うん?」
勇人「優と喧嘩でもしたのか?」
鈴「ううん、違う。ただ・・・ちょっと一人になりたくて・・・」
一体、どうしたのだろうか・・・
勇人「鈴、何があった」
鈴「・・・別に何も無いよ」
勇人「嘘をつくな。優と喧嘩したわけじゃないのは分かる。だが他に何があった」
鈴「・・・」
勇人「話さなければ一生分からない。話さなければ一生苦しみから逃げられない」
鈴「・・・」
勇人「僕でいいなら、話してみろ」
自分の悩みを人に打ち明けるにはたくさんの勇気が要る。だから話してもらえなくてもいいと思った。けど・・・
鈴「うん・・・。じゃあ、お願い。私の話を聞いて・・・」
鈴は、あっさりと承諾した
97 : ◆wjOmYNm0Aw [星の無い空の下で]:2007/04/30(月) 20:07:47.98 ID:NtTaLmk0
勇人「・・・いいのか?」
鈴「話さなければ分からないって言ったのは勇人じゃん」
まぁ・・・そう言えばそうだけど
勇人「そうだな。じゃあ頼むぜ。長いのは苦手だから出来るだけ分かりやすく頼む」
鈴「え、私にそんな文章力無いよぉ」
真剣な話なのだろう。だからこそ、僕は明るい雰囲気を無理に作り出そうとした
勇人「とりあえず頑張ってみろ。僕も出来るだけ頑張って理解する」
鈴「うーん・・・じゃあ結論だけ先に言うのがいいかも」
勇人「いい方法だな。じゃあそれで頼む」
鈴「じゃあ、話すね」
結論を何て言うか考えているのであろう。空白の時間が流れる。
それから少し経って・・・鈴はゆっくりと口を開いてこう言った
鈴「私・・・数日後、もしかしたら今週の土曜日ぐらいに・・・」
- もう二度と、人間として生きていけないかもしれない---------------
衝撃の・・・告白だった・・・
98 : ◆wjOmYNm0Aw [星の無い空の下で]:2007/04/30(月) 20:08:15.90 ID:NtTaLmk0
第二話
勇人「・・・」
あまりにも唐突すぎる告白、理解するのに時間がかかった
いや、脳が理解しようとしなかったのだろう・・・
鈴「・・・」
待った、待ってくれ、こいつは何て言った。人間として生きていけない?イキテイケナイ?
モウニドト、ニンゲントシテイキテイケナイ・・・?
それも・・・今週の土曜日ぐらいに・・・?
勇人「鈴・・・」
鈴「・・・」
勇人「それ・・・本当なのか?」
本来なら、今週の土曜日に自分が死ぬなんて適当すぎる予言を信じるわけがない
けど・・・鈴の・・・あまりに暗い表情を見ていたら・・・
信じられないものだって・・・本当のように、思えてしまう
鈴「・・・うん」
99 : ◆wjOmYNm0Aw [星の無い空の下で]:2007/04/30(月) 20:08:46.97 ID:NtTaLmk0
勇人「待ってくれ。本当にいきなりすぎる。疑問がとんでもない勢いで発生してる」
生きていけないということは、イコールで死を意味する
今週の土曜日・・・生きていけなくなる・・・
あと数日で・・・鈴は死んでしまうのか・・・?
勇人「おい・・・何でそんなこと言うんだよ・・・」
鈴「だって、勇人が話せって」
独り言のつもりだったのだが、鈴が律儀に答える
いくら出会ってから数日って言ったって・・・
たった数日じゃない、数日もの間なんだ・・・
勇人「・・・生きていけなくなるのは・・・本当なのか?」
鈴「うん・・・『あの時』と同じ感覚が、ちょっとだけする」
『あの時』?
勇人「『あの時』って、いつのことだ?」
鈴「あ、えっと。勇人が私のことを拾った日の夜のこと。翌日、私が人間になる直前の感覚と同じ」
勇人「それで、今もその感覚がするのか・・・」
100 : ◆wjOmYNm0Aw [星の無い空の下で]:2007/04/30(月) 20:09:10.28 ID:NtTaLmk0
- ということは
勇人「人間じゃなく、鈴は猫に戻ってしまうということか?」
鈴「うん・・・多分ね」
勇人「だから、人間として生きていけなくなると言ったのか?いや、それより猫に戻らないでそのまま死んでしまうことは・・・」
鈴「あ、大丈夫。猫には戻るかもしれないけど、死ぬことは無いと思うから」
勇人「・・・根拠は?」
鈴「死んじゃう程の大きな変化だったら、私、普通に耐えられないもん」
またもや適当な理屈を並べる。けど、何処か頼もしい
それに・・・鈴は猫に戻るだけだ、死ぬわけじゃない
二度と話せなくなるかもしれないけど・・・
大丈夫、絶対に大丈夫
鈴と同じ、根拠の無い理論だった・・・
けど、鈴の理論よりは、ちょっと頼りなかった