89 名前:猪(もどき) :2006/12/26(火) 20:27:37.43 ID:+pqUfWfi0
【学校】
僕が女の子になって1週間。
そろそろ学校を休むわけにもいかなくなった。
そろそろ学校を休むわけにもいかなくなった。
どうするんだ。
至極真っ当な疑問にぶち当たった。
ためしに今まで着ていた制服を着てみる。
至極真っ当な疑問にぶち当たった。
ためしに今まで着ていた制服を着てみる。
「ぶかぶか・・・」
着こなすことはできないと判断した。手が半分以上隠れていては、いざというときに
迅速な行動がとれない。
「はい、これ」
と母さんから学校の女子用の制服を渡され、着付けの指導を受け、とてつもなく不自
然な女子生徒が誕生した。
90 名前:猪(もどき) :2006/12/26(火) 20:28:25.79 ID:+pqUfWfi0
「・・・これは、なんだ?」
「神聖なる我が眷属の徴を侮辱するか! どこをどうとっても素晴らしい造形ではない
か!」
か!」
「・・・はいはい」
動物の耳と尻尾をつけた女子生徒が自然界に存在しているとは思えない。
この1週間スカートだけははかされて慣れたけど、外見については考慮してなかった。
この1週間スカートだけははかされて慣れたけど、外見については考慮してなかった。
「それにしても、すっかり女の子が板についたなぁ・・・」
意識しなくても心持内股だったり、カバンは両手で持ったり。日を追うごとに変化し
ている。
1週間でこのザマだからそのうち言葉遣いまで変わりそうな気がする。
ている。
1週間でこのザマだからそのうち言葉遣いまで変わりそうな気がする。
91 名前:猪(もどき) :2006/12/26(火) 20:29:47.61 ID:+pqUfWfi0
「かわいいわよ」
母さんは気楽だ。
「ほれ、お前の母上もそう申しておるではないか。さすが私だ」
他人を褒めつつ自分を持ち上げることは忘れない。稲荷様も気楽だ。
1週間前、怪しげな術に失敗して僕を巨乳にしたくせに・・・
1週間前、怪しげな術に失敗して僕を巨乳にしたくせに・・・
ホント、どうなるんだろ・・・
93 名前:猪(もどき) :2006/12/26(火) 20:30:19.60 ID:+pqUfWfi0
【到着】
どよめいていた。
ざわ・・・ざわ・・・
1週間ぶりに自分の学校、自分の教室、自分の席に着いたけど、周囲が騒がしい。公
害で訴えられそうなデシベル。
害で訴えられそうなデシベル。
「アレは誰だ?」
遠巻きに、しかし僕にも聞こえるような音量での話し声がそこかしこで聞かれる。
その対象はキツネミミの女の子。
うん、ホントに誰だろう。
その対象はキツネミミの女の子。
うん、ホントに誰だろう。
94 名前:猪(もどき) :2006/12/26(火) 20:31:33.60 ID:+pqUfWfi0
結局、誰も話しかけてこずHRが始まり、そこで先生から事情が説明された。
人が押し寄せた。
「その耳、ホンモノ?」
「尻尾は? 尻尾は?」
「おっぱい、おっぱい!」
「尻尾は? 尻尾は?」
「おっぱい、おっぱい!」
口々に吐き出される言葉はハラスをたくさん含んでいた。
ボディタッチという物理的なハラスに移行したところである決心をした。
ボディタッチという物理的なハラスに移行したところである決心をした。
→にげる
しかしまわりこまれた!
8回逃げても会心の一撃は出ませんでした。
95 名前:猪(もどき) :2006/12/26(火) 20:32:19.90 ID:+pqUfWfi0
【風呂、再び】
「ふー、つかれた・・・」
激動の1日が終わった。
しかしなんでこんな変な話を受け入れられたのか不明だ。
押し寄せる人にもみくちゃにされ、肩が凝ってしまった。
しかしなんでこんな変な話を受け入れられたのか不明だ。
押し寄せる人にもみくちゃにされ、肩が凝ってしまった。
「若いくせに情けない」
ここのところ毎日一緒に風呂に入っている稲荷ちゃんがため息を漏らしていた。
「それだと稲荷様は歳食ってるってことになるけど」
「・・・歳のことは言うな」
自分で振っておいて・・・
96 名前:猪(もどき) :2006/12/26(火) 20:33:41.46 ID:+pqUfWfi0
「お湯加減はどう?」
引き戸が開いて母さんが顔をのぞかせる。
「よい加減だ」
「あらあら、そうしてると仲のいい姉妹みたいね」
不可解な言葉を残し、母さんは出て行った。
考えてみると、確かに身体的特徴で判断すれば姉妹に見えなくもない。尻尾とか耳とか。
考えてみると、確かに身体的特徴で判断すれば姉妹に見えなくもない。尻尾とか耳とか。
「似てる、かな?」
「背格好が同じだからそう見るのではないか?」
「じゃあどっちがお姉さん?」
「それはもちろんわたs・・・否! お前だ! お前が姉だ!」
血相を変えて僕を姉にしたがる稲荷様。
・・・年齢か。
・・・年齢か。
「僕は姉っぽくないけど?」
「その豊かな胸とか、それっぽい・・・のではないか・・・」
言いながらどんどん覇気がなくなっていく。ホント墓堀人夫だ。
97 名前:猪(もどき) :2006/12/26(火) 20:34:27.31 ID:+pqUfWfi0
「じゃあこれからは呼び方も変える?」
「そうするか。 年 下 が年上にお前呼ばわりではまずいだろうからな。
なにしろ私は 年 下 だからな。では、これからは姉上と呼ぶ」
なにしろ私は 年 下 だからな。では、これからは姉上と呼ぶ」
「それはまた古風な・・・」
僕のほうはちゃんづけいいのかな。
「稲荷・・・ちゃん?」
「なんだ、姉上」
違和感の嵐だけど、これも慣れかな。