147 :ょふ :2007/03/01(木) 22:17:08.78 ID:5lK0DFRO0
この世界には、悪魔という存在がある。
いや、『あった』というべきか。
科学の発達した現代世界では、彼らの存在は許されざるものであり
彼ら自身も人間に対して心を閉ざしていた。
いや、『あった』というべきか。
科学の発達した現代世界では、彼らの存在は許されざるものであり
彼ら自身も人間に対して心を閉ざしていた。
そう・・・
遙か昔に封じられた、『現代世界を知らない悪魔』を除いて。
遙か昔に封じられた、『現代世界を知らない悪魔』を除いて。
第一章:呼ばれて、飛び出て。
これは一人の悪魔に翻弄される、一人の少年の奮闘記・・・。
150 :ょふ :2007/03/01(木) 22:46:58.95 ID:5lK0DFRO0
その一
その一
俺は神沢雪乃、高校1年生。
なんか女みたいな名前だけど、一応男だ。
特技は昼寝。
たとえどんな授業だろうと俺にかかれば、開始3分で熟睡…
教「お前、これで注意何度目だ?いい加減起きろ!!」
しまった、ばれた。
この教師、気に入らないヤツには陰険で有名なんだよなぁ~…
雪「スイマセンデシタァ…」
教「お前もこれで年貢の納め時だな。
そうだな…罰として図書室の書庫を整理すること!」
それは本来図書委員担当のお前の仕事だろ!
勝手に生徒に仕事を押しつけるな…と言いたいが、今回は流石に分が悪い。
しょーがなく、俺はその仕事を引き受けた。
なんか女みたいな名前だけど、一応男だ。
特技は昼寝。
たとえどんな授業だろうと俺にかかれば、開始3分で熟睡…
教「お前、これで注意何度目だ?いい加減起きろ!!」
しまった、ばれた。
この教師、気に入らないヤツには陰険で有名なんだよなぁ~…
雪「スイマセンデシタァ…」
教「お前もこれで年貢の納め時だな。
そうだな…罰として図書室の書庫を整理すること!」
それは本来図書委員担当のお前の仕事だろ!
勝手に生徒に仕事を押しつけるな…と言いたいが、今回は流石に分が悪い。
しょーがなく、俺はその仕事を引き受けた。
友「いや、可哀想だね雪乃~。放課後のカラオケは延期だな~」
こいつは俺の悪友で幼なじみの“友”。
もはや腐れ縁も度を過ぎて、納豆になりつつある。
雪「マジかよ…しょーがねぇ、また今度な」
友「じゃーなー」
雪「ああ」
こうして友の何も苦労の無さそうな背中を見送りながら…
雪「…めんどくせぇ」
書庫へと足を早めた。
こいつは俺の悪友で幼なじみの“友”。
もはや腐れ縁も度を過ぎて、納豆になりつつある。
雪「マジかよ…しょーがねぇ、また今度な」
友「じゃーなー」
雪「ああ」
こうして友の何も苦労の無さそうな背中を見送りながら…
雪「…めんどくせぇ」
書庫へと足を早めた。
…これが、自分の運命を変える分岐点の一つであるとも知らずに。
159 :ょふ :2007/03/01(木) 23:16:53.77 ID:5lK0DFRO0
その2
その2
さすが書庫、と言うべきか。
そこは少なくとも2,3年は人が入った気配が無く、頭上には蜘蛛の巣。
辺りは何処の国だか分からないような本の山々。
雪「取りあえず崩れた本の山を直せ、としか言われてないし。
よし、とっとと終わらせて帰るぞー!」
雪乃は一人、薄暗い書庫で雄叫びを上げた。
そこは少なくとも2,3年は人が入った気配が無く、頭上には蜘蛛の巣。
辺りは何処の国だか分からないような本の山々。
雪「取りあえず崩れた本の山を直せ、としか言われてないし。
よし、とっとと終わらせて帰るぞー!」
雪乃は一人、薄暗い書庫で雄叫びを上げた。
10分後。
雪「飽きた…つーか積んでも積んでも崩れるし…もーイヤだ!」
近くにあった本を、まだ見ていない方の本の山に投げる。
…当然ながら、崩れた。
泣きたくなってくるぞ、くそ。
雪「あー…めんど、くせぇ……ん?」
崩れた本の向こうに、何か金属光沢をもつ箱が一瞬見えた。
雪「おお、ひょっとして宝箱ってヤツ~~~!?」
もう本なんかお構いなしに、その箱へ突っ込む。
我ながらゲンキンだとは思うが、性格だ。止まらない。
箱は…たしかに金属だった。
装飾も何もない、鉄の箱だったが。
雪「・・・・・・しょぼ。
雪「飽きた…つーか積んでも積んでも崩れるし…もーイヤだ!」
近くにあった本を、まだ見ていない方の本の山に投げる。
…当然ながら、崩れた。
泣きたくなってくるぞ、くそ。
雪「あー…めんど、くせぇ……ん?」
崩れた本の向こうに、何か金属光沢をもつ箱が一瞬見えた。
雪「おお、ひょっとして宝箱ってヤツ~~~!?」
もう本なんかお構いなしに、その箱へ突っ込む。
我ながらゲンキンだとは思うが、性格だ。止まらない。
箱は…たしかに金属だった。
装飾も何もない、鉄の箱だったが。
雪「・・・・・・しょぼ。