97 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 17:25:30.45 ID:KPDXC2+X0
朝、あたりも明るくなり始めた頃住宅街をリムジンが走っている
朝、あたりも明るくなり始めた頃住宅街をリムジンが走っている
ある家の前でリムジンが止まった、それは極々普通の一軒家でリムジンがとても不釣合いである
運転席から初老の男が降り、後部座席のドアを開ける
老人「到着いたしました」
開けられたドアからはいかにも『名家のお嬢様』といった感じの少女が降りてきた
少女の名は『神海崎 裕香』、銀行、デパート等の物流、医療等々・・・ありとあらゆる財界のトップに名を連ねる
神海崎(こうみさき)グループの次期総帥である・・・
裕香「ご苦労、後は自分で行動するわ」
老人「わかりました、では、良い一日を・・・」
裕香に深々と頭を下げ、老人はリムジンに乗り去っていった
運転席から初老の男が降り、後部座席のドアを開ける
老人「到着いたしました」
開けられたドアからはいかにも『名家のお嬢様』といった感じの少女が降りてきた
少女の名は『神海崎 裕香』、銀行、デパート等の物流、医療等々・・・ありとあらゆる財界のトップに名を連ねる
神海崎(こうみさき)グループの次期総帥である・・・
裕香「ご苦労、後は自分で行動するわ」
老人「わかりました、では、良い一日を・・・」
裕香に深々と頭を下げ、老人はリムジンに乗り去っていった
98 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 17:25:51.17 ID:KPDXC2+X0
裕香「さてと・・・」
私は目の前の家を観察する、表札には『中沢』と書かれている、間違いはないようね
家の作りは・・・・・・こう言うのもどうかと思うけど良くも悪くも『並』ね・・・
話は通しておいたからそろそろだと思うんだけど・・・
裕香「さてと・・・」
私は目の前の家を観察する、表札には『中沢』と書かれている、間違いはないようね
家の作りは・・・・・・こう言うのもどうかと思うけど良くも悪くも『並』ね・・・
話は通しておいたからそろそろだと思うんだけど・・・
ガチャッ
玄関からいかにも『普通の会社員』が出てきたわね・・・報告書通りって感じ・・・
裕香「おはようございます」
普通の会社員「!!あ、ああ、お、おはようございます!」
目の前であいさつをしただけなのに驚かれた!?・・・一家の主の割には小心者ね・・・
裕香「私、神海崎 裕香と申します、・・・上がってもよろしいでしょうか?」
小心者のヒラ社員「あ、あなたが裕香さんで!?あ、ど、どうぞ!」
裕香「はい、お邪魔いたします、お仕事がんばってくださいませ」
家の主は逃げるように仕事に行ってしまった、本当に大丈夫なのかしら・・・
家にあがりとりあえず物音のする方へ行くと主の妻がいた
裕香「おはようございます」
主の妻「ああぁぁああ!!」
また・・・この家の夫婦は小心者なのかしら・・・
裕香「私、神海崎 裕香と申します」
小心者の妻「あ、ああ・・・あなたが・・・」
裕香「達也さんのお部屋を教えていただきたいのですが・・・」
小心者の妻「え、あ、そうですね達也の部屋は・・・」
裕香「おはようございます」
普通の会社員「!!あ、ああ、お、おはようございます!」
目の前であいさつをしただけなのに驚かれた!?・・・一家の主の割には小心者ね・・・
裕香「私、神海崎 裕香と申します、・・・上がってもよろしいでしょうか?」
小心者のヒラ社員「あ、あなたが裕香さんで!?あ、ど、どうぞ!」
裕香「はい、お邪魔いたします、お仕事がんばってくださいませ」
家の主は逃げるように仕事に行ってしまった、本当に大丈夫なのかしら・・・
家にあがりとりあえず物音のする方へ行くと主の妻がいた
裕香「おはようございます」
主の妻「ああぁぁああ!!」
また・・・この家の夫婦は小心者なのかしら・・・
裕香「私、神海崎 裕香と申します」
小心者の妻「あ、ああ・・・あなたが・・・」
裕香「達也さんのお部屋を教えていただきたいのですが・・・」
小心者の妻「え、あ、そうですね達也の部屋は・・・」
99 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 17:26:09.82 ID:KPDXC2+X0
教えてもらった部屋の前に来た、耳を済ませると微かな寝息が聞こえる
そっと部屋に入り込みあたりを見回す、・・・あまりキレイとは言えない部屋ね・・・
窓際のベットがある、そこにこの部屋の主・・・つまり私の『旦那様』が寝ているというわけだ
ベットの横に座り、耳元でそっと囁く
裕香「起きて達也、そろそろ学校に行く準備をする時間よ・・・」
達也「ん・・・・・・」
裕香「達也、起きて・・・達也・・・」
達也「なんだよ・・・まだ早いよ・・・」
まったく・・・これだから・・・
裕香「達也・・・お・き・て・・・チュッ」
達也「え”っ!?」
あ、目を覚ました、目覚めのキスって効くんだ・・・これから重宝しよう
達也「誰だお前!い、いい今俺になにをした!」
裕香「私は神海坂 裕香、やったのは目覚めのキスよ」
達也「あ?な、なにぃ!?」
私をジロジロ見る達也、相変わらず結構失礼ね
達也「・・・お前・・・裕一か?」
裕香「あ、すごいわね、当たりよ」
達也「な!!何でお前がここにいる!!ってかなんで女装なんてしてんだよ!!!」
裕香「未来の旦那様を起こしに来たのよ、あと女装じゃないわ」
達也「はぁ!?何言ってんだお前は!」
飲み込みが悪いわね・・・私は一から説明することにした
教えてもらった部屋の前に来た、耳を済ませると微かな寝息が聞こえる
そっと部屋に入り込みあたりを見回す、・・・あまりキレイとは言えない部屋ね・・・
窓際のベットがある、そこにこの部屋の主・・・つまり私の『旦那様』が寝ているというわけだ
ベットの横に座り、耳元でそっと囁く
裕香「起きて達也、そろそろ学校に行く準備をする時間よ・・・」
達也「ん・・・・・・」
裕香「達也、起きて・・・達也・・・」
達也「なんだよ・・・まだ早いよ・・・」
まったく・・・これだから・・・
裕香「達也・・・お・き・て・・・チュッ」
達也「え”っ!?」
あ、目を覚ました、目覚めのキスって効くんだ・・・これから重宝しよう
達也「誰だお前!い、いい今俺になにをした!」
裕香「私は神海坂 裕香、やったのは目覚めのキスよ」
達也「あ?な、なにぃ!?」
私をジロジロ見る達也、相変わらず結構失礼ね
達也「・・・お前・・・裕一か?」
裕香「あ、すごいわね、当たりよ」
達也「な!!何でお前がここにいる!!ってかなんで女装なんてしてんだよ!!!」
裕香「未来の旦那様を起こしに来たのよ、あと女装じゃないわ」
達也「はぁ!?何言ってんだお前は!」
飲み込みが悪いわね・・・私は一から説明することにした
100 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 17:26:27.09 ID:KPDXC2+X0
裕香「私が元・神海崎 裕一ということはもうわかったでしょう?今は女になって神海崎 裕香に改名してるの」
達也「だからなんでだよ」
それを今から説明しようとしてるのに・・・せっかちな旦那様ね・・・
裕香「それはさっきも言ったけど達也、あなたに私の未来の旦那様になってもらう為よ」
達也「だからなんで」
さっきから『だからなんで』『だからなんで』と・・・
まあ、突然だしね、混乱するのもわかるから大目に見ましょう
裕香「達也・・・最初に会った時のこと覚えてる?」
達也「ん?・・・ん~・・・」
裕香「・・・覚えてないの?・・・はぁ・・・先が思いやられるわね・・・」
達也「な、なんだよ!俺なんかやったか!?」
裕香「達也は私に意見したでしょ」
そう・・・私が裕一だったころだ、はっきり言って私はなんでも持ってたし、なにより自分で何でもできた
間違ったことはしないし結果もちゃんと出す、家も家なせいか教師や周りの大人たちさえ私に意見をすることはなかったのだ
私を疎ましく思っているような人間はいたが面と向かって話す度胸のある人間は誰一人としていなかったのだ
だが、達也だけは違った、初対面でいきなり私に『馴れ馴れしい』と意見してきたのだ
達也「あ、ああ、あれか」
裕香「私にとっては今までの人生で一番驚いた出来事なんですけどね」
その後も達也は度々私に意見してきた、最初こそ腹が立ったが、ある日ふと気が付いたのだ
達也は今まであった人の中で唯一、家柄も何も気にせず面と向かって私個人と対等に話しが出来るのだ
そう思ってから私は、俺に真っ向から向かってくれる達也を将来の右腕に欲しくなったのだ
学歴やその他のことなんて後から十分身につけることが出来る
しかし私がどんなに仲良くしようとしても達也は『馴れ馴れしい』で片付けてしまった
裕香「私が元・神海崎 裕一ということはもうわかったでしょう?今は女になって神海崎 裕香に改名してるの」
達也「だからなんでだよ」
それを今から説明しようとしてるのに・・・せっかちな旦那様ね・・・
裕香「それはさっきも言ったけど達也、あなたに私の未来の旦那様になってもらう為よ」
達也「だからなんで」
さっきから『だからなんで』『だからなんで』と・・・
まあ、突然だしね、混乱するのもわかるから大目に見ましょう
裕香「達也・・・最初に会った時のこと覚えてる?」
達也「ん?・・・ん~・・・」
裕香「・・・覚えてないの?・・・はぁ・・・先が思いやられるわね・・・」
達也「な、なんだよ!俺なんかやったか!?」
裕香「達也は私に意見したでしょ」
そう・・・私が裕一だったころだ、はっきり言って私はなんでも持ってたし、なにより自分で何でもできた
間違ったことはしないし結果もちゃんと出す、家も家なせいか教師や周りの大人たちさえ私に意見をすることはなかったのだ
私を疎ましく思っているような人間はいたが面と向かって話す度胸のある人間は誰一人としていなかったのだ
だが、達也だけは違った、初対面でいきなり私に『馴れ馴れしい』と意見してきたのだ
達也「あ、ああ、あれか」
裕香「私にとっては今までの人生で一番驚いた出来事なんですけどね」
その後も達也は度々私に意見してきた、最初こそ腹が立ったが、ある日ふと気が付いたのだ
達也は今まであった人の中で唯一、家柄も何も気にせず面と向かって私個人と対等に話しが出来るのだ
そう思ってから私は、俺に真っ向から向かってくれる達也を将来の右腕に欲しくなったのだ
学歴やその他のことなんて後から十分身につけることが出来る
しかし私がどんなに仲良くしようとしても達也は『馴れ馴れしい』で片付けてしまった
101 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 17:26:44.23 ID:KPDXC2+X0
達也「いやだからなんで俺がお前と結婚しなきゃなんないんだよ」
裕香「私はどうしてもあなたを右腕として欲しかった、けど達也は私と一向に仲良くなってくれなかった
それで考えたの、『なんで私は達也がこんなに欲しいのか』ってね」
達也「で、なんでこうなるんだよ」
裕香「要するにね、私は達也に惹かれてるのよ、今までのどんな人間にもこんなこと思わなかったのに」
達也「話がまったく見えてこない」
裕香「ほら、また意見した、他の人間はまるでロボットみたいに『はい、はい』って言うだけなんだもの
私はね、おかしくなったのよ、私が今まで欲しかった物を持ってる達也が好きで愛しくて堪らなくなったの」
達也「は、はぁ・・・」
裕香「それから私はグループの力をフルに使って薬を作らせたの、達也を手に入れる為に私を女にする薬を」
達也「そこがわからん、なんでお前が女になる必要がある?」
裕香「仮にもこの国のあらゆる分野で五指、いや三指に名を連ねる財団の次期総帥が男色だったとか噂が立つとマズイでしょ?
それに達也を女にして今の達也が変わってしまったら元も子もないじゃない」
達也は飽きれた様に言った
達也「お前が女になった時点でマズイと思わなかったのか?」
裕香「『私が考えた新薬の実験に失敗してしまった』としてるわ、マスコミのほうは黙らすのなんて簡単なことだし」
達也「それだけのことする財力や権力があるならもっと世界の為になるようなことに使えよ・・・」
まったく・・・まだわかってないなんて困った人ね
裕香「世界の為?十分なることよ?このまま私が総帥の座に立ったとしても誰も意見してくれないような
ワンマン企業はじきに端から崩壊していくことなんて目に見えてるもの
けどあなたが私に意見してくれれば私はやろうとしている事を思い直すことができる
あなたがいてくれれば財閥総帥としても、『私』という個人としてもやっていける確信があるわ」
達也「いや、俺の気持ちは?」
達也はここまで言ってもまだ意見してくる・・・達也が私の思ったとおりな人間で嬉しくなった
達也「いやだからなんで俺がお前と結婚しなきゃなんないんだよ」
裕香「私はどうしてもあなたを右腕として欲しかった、けど達也は私と一向に仲良くなってくれなかった
それで考えたの、『なんで私は達也がこんなに欲しいのか』ってね」
達也「で、なんでこうなるんだよ」
裕香「要するにね、私は達也に惹かれてるのよ、今までのどんな人間にもこんなこと思わなかったのに」
達也「話がまったく見えてこない」
裕香「ほら、また意見した、他の人間はまるでロボットみたいに『はい、はい』って言うだけなんだもの
私はね、おかしくなったのよ、私が今まで欲しかった物を持ってる達也が好きで愛しくて堪らなくなったの」
達也「は、はぁ・・・」
裕香「それから私はグループの力をフルに使って薬を作らせたの、達也を手に入れる為に私を女にする薬を」
達也「そこがわからん、なんでお前が女になる必要がある?」
裕香「仮にもこの国のあらゆる分野で五指、いや三指に名を連ねる財団の次期総帥が男色だったとか噂が立つとマズイでしょ?
それに達也を女にして今の達也が変わってしまったら元も子もないじゃない」
達也は飽きれた様に言った
達也「お前が女になった時点でマズイと思わなかったのか?」
裕香「『私が考えた新薬の実験に失敗してしまった』としてるわ、マスコミのほうは黙らすのなんて簡単なことだし」
達也「それだけのことする財力や権力があるならもっと世界の為になるようなことに使えよ・・・」
まったく・・・まだわかってないなんて困った人ね
裕香「世界の為?十分なることよ?このまま私が総帥の座に立ったとしても誰も意見してくれないような
ワンマン企業はじきに端から崩壊していくことなんて目に見えてるもの
けどあなたが私に意見してくれれば私はやろうとしている事を思い直すことができる
あなたがいてくれれば財閥総帥としても、『私』という個人としてもやっていける確信があるわ」
達也「いや、俺の気持ちは?」
達也はここまで言ってもまだ意見してくる・・・達也が私の思ったとおりな人間で嬉しくなった
102 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 17:27:01.93 ID:KPDXC2+X0
裕香「気持ちは後からついてくるわ、普通そういうものよ」
達也「そ、それはないだろ」
裕香「あら、じゃあこの世の全ての人は最初から相思相愛と思うの?」
達也「そうじゃないけどさ・・・」
もう・・・相変わらずって感じね・・・でもいいわ、そういうところが好きで仕方ないんですもの
裕香「あなたは私に『愛してる』って絶対に言うわ、これも確信を持って言えるわね」
達也「と、とんでもないこと言い切りやがった・・・」
裕香「あら、上に立つものに必要なものは『決断力』と『言い切ること』なのよ♪
それに先に言っておいてあげると、もう私とあなたは許婚の仲よ」
達也「なにぃ!?」
裕香「お義父様とお義母様にはとっくに話はついてるわ」
達也「き、聞いてないぞ!!」
裕香「秘密裏にしてたことですもの、当然よね」
そう言って私は時計を見る、予定通りの時間ね
裕香「そろそろ着替えないと大変よ?今日は達也と一緒にゆっくり登校するって決めてるの」
達也「か、勝手に決めるなあぁぁ!!」
裕香「気持ちは後からついてくるわ、普通そういうものよ」
達也「そ、それはないだろ」
裕香「あら、じゃあこの世の全ての人は最初から相思相愛と思うの?」
達也「そうじゃないけどさ・・・」
もう・・・相変わらずって感じね・・・でもいいわ、そういうところが好きで仕方ないんですもの
裕香「あなたは私に『愛してる』って絶対に言うわ、これも確信を持って言えるわね」
達也「と、とんでもないこと言い切りやがった・・・」
裕香「あら、上に立つものに必要なものは『決断力』と『言い切ること』なのよ♪
それに先に言っておいてあげると、もう私とあなたは許婚の仲よ」
達也「なにぃ!?」
裕香「お義父様とお義母様にはとっくに話はついてるわ」
達也「き、聞いてないぞ!!」
裕香「秘密裏にしてたことですもの、当然よね」
そう言って私は時計を見る、予定通りの時間ね
裕香「そろそろ着替えないと大変よ?今日は達也と一緒にゆっくり登校するって決めてるの」
達也「か、勝手に決めるなあぁぁ!!」
103 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 17:27:22.02 ID:KPDXC2+X0
裕香「~~~~♪~~~~~~~♪」
朝から私はすごく機嫌がいい、なんと言っても恋焦がれた人と腕を組んで歩いているのだから
達也「放せ・・・・・・」
対して愛しの人は朝から死人の様な顔をしている、こんな美人と腕を組んでいるというのに何が不満なのか・・・
裕香「もちろん断るわ、今私はとても幸せな気分なの」
家を出てからというものこのやり取りは続いている、達也は『放せ』と言うものの私を無理矢理引き離そうとはしなかった
男の時は普通に掴みかかってきたこともあるのに、なんだかんだと文句を言っても私を女として見てくれているのだ
登校時間ということもあり他の生徒とよくすれ違う、皆私たちを見ている
達也「頼む・・・放してくれ・・・これじゃ拷問だぁ・・・」
流石に辛そうね・・・腕を組むことくらいこれからいくらでもできるか・・・名残惜しい物の私は渋々手を放した
裕香「~~~~♪~~~~~~~♪」
朝から私はすごく機嫌がいい、なんと言っても恋焦がれた人と腕を組んで歩いているのだから
達也「放せ・・・・・・」
対して愛しの人は朝から死人の様な顔をしている、こんな美人と腕を組んでいるというのに何が不満なのか・・・
裕香「もちろん断るわ、今私はとても幸せな気分なの」
家を出てからというものこのやり取りは続いている、達也は『放せ』と言うものの私を無理矢理引き離そうとはしなかった
男の時は普通に掴みかかってきたこともあるのに、なんだかんだと文句を言っても私を女として見てくれているのだ
登校時間ということもあり他の生徒とよくすれ違う、皆私たちを見ている
達也「頼む・・・放してくれ・・・これじゃ拷問だぁ・・・」
流石に辛そうね・・・腕を組むことくらいこれからいくらでもできるか・・・名残惜しい物の私は渋々手を放した
校舎に入るとここで一旦のお別れ、私は職員室に行かなければいけないのだ、達也はさっさと教室に行ってしまった
『職員室の前で待っておこうか?』くらい言ってくれてもいいのに・・・不満は少しあったが私は職員室に入っていった
『職員室の前で待っておこうか?』くらい言ってくれてもいいのに・・・不満は少しあったが私は職員室に入っていった
軽く挨拶などを済ませ教室に向かう、席などは男の時のまま使っていいようだ、つまりは達也と同じクラスのまま
教室に近づくとなにか聞こえる、私はゆっくりと教室に近づき、聞き耳を立てた
「おい、あの朝腕組んでたあの娘誰だよ!?」
「あんな綺麗な娘見たことないぞ!」
達也「うるさいな~・・・ちょっとほっといてくれよ~・・・」
「そうはいかねぇよ、いつの間にあんな娘と知り合ってたんだよ!」
教室に近づくとなにか聞こえる、私はゆっくりと教室に近づき、聞き耳を立てた
「おい、あの朝腕組んでたあの娘誰だよ!?」
「あんな綺麗な娘見たことないぞ!」
達也「うるさいな~・・・ちょっとほっといてくれよ~・・・」
「そうはいかねぇよ、いつの間にあんな娘と知り合ってたんだよ!」
104 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 17:27:39.33 ID:KPDXC2+X0
やっぱり・・・教室では今朝のことで話題は持ちきりだった
ガラッ!
裕香「おはようございます」
私はあいさつをすると普通に教室に入った、クラスの人間全員が私を見る(達也は逆に席で頭を抱えている)
そんな視線を気にすることも無く私は自分の元・裕一の席にかばんを置くと達也の席に向かった
クラスメイトの一人が聞いてくる
「あの・・・中沢とはどういう関係で・・・」
裕香「許婚よ」
隠すつもりなんてなかったのでズバッと言い切る
裕香「私は神海崎 裕香、元・神海崎 裕一よ、ちょっと新薬の実験に失敗してこうなっちゃったけど・・・」
教室が一気にざわつく、2日3日は覚悟していたので別に焦ることはなかった
やっぱり・・・教室では今朝のことで話題は持ちきりだった
ガラッ!
裕香「おはようございます」
私はあいさつをすると普通に教室に入った、クラスの人間全員が私を見る(達也は逆に席で頭を抱えている)
そんな視線を気にすることも無く私は自分の元・裕一の席にかばんを置くと達也の席に向かった
クラスメイトの一人が聞いてくる
「あの・・・中沢とはどういう関係で・・・」
裕香「許婚よ」
隠すつもりなんてなかったのでズバッと言い切る
裕香「私は神海崎 裕香、元・神海崎 裕一よ、ちょっと新薬の実験に失敗してこうなっちゃったけど・・・」
教室が一気にざわつく、2日3日は覚悟していたので別に焦ることはなかった
105 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 17:27:58.41 ID:KPDXC2+X0
午前の授業が終わり、私は達也の席に向かう
達也「な、なんだよ・・・まさか・・・」
裕香「あら、感がいいじゃない、もちろん一緒にお弁当を食べる為に来たのよ」
お義母様は打ち合わせ通りお弁当を作っていない、つまり達也は学食しかないのだ
裕香「もちろんあなたの分もちゃんと作ってきたわ、一緒に食べましょう?」
達也「断る!!俺は学食で食うぞ!!」
あらひどい、朝早くに起きて作ったのに・・・ああ、なるほど
周りを見て理解した、達也はこの好奇の視線がいやなのだ
裕香「・・・わかったわ、じゃあちょっと来てくれない?」
私は達也を連れて教室を出て廊下に出ると一気に駆け出した!
廊下を駆け上がり一気に屋上へ!・・・と見せかけて美術室に潜り込む
廊下のほうではやっぱり追いかけてきていたのかクラスの連中が屋上へ階段を上がるのが聞こえる
ふふ・・・屋上は今鍵がかけてあり出れないのだ、屋上に私たちがいると思っていつまでも待ってるといいわ・・・
裕香「さあ、お弁当にしましょう?」
見事達也と二人きりになれて上機嫌な私はニコニコと達也にお弁当を差し出した
達也「無茶苦茶するな・・・」
そういいながらも達也は嫌がったりせず私からお弁当を受け取った
達也「・・・うまい・・・」
裕香「そう?よかったぁ・・・」
口では冷静を装ってはいるものの心の中ではまさにガッツポーズをとっていた
達也「てっきり俺がひくような嫌に豪華な弁当かと思ったけど普通の弁当で驚いたよ・・・うまいし・・・」
YES!YES!私の選択は間違ってなかった!実はちょっと不安だったけど大成功だ!
午前の授業が終わり、私は達也の席に向かう
達也「な、なんだよ・・・まさか・・・」
裕香「あら、感がいいじゃない、もちろん一緒にお弁当を食べる為に来たのよ」
お義母様は打ち合わせ通りお弁当を作っていない、つまり達也は学食しかないのだ
裕香「もちろんあなたの分もちゃんと作ってきたわ、一緒に食べましょう?」
達也「断る!!俺は学食で食うぞ!!」
あらひどい、朝早くに起きて作ったのに・・・ああ、なるほど
周りを見て理解した、達也はこの好奇の視線がいやなのだ
裕香「・・・わかったわ、じゃあちょっと来てくれない?」
私は達也を連れて教室を出て廊下に出ると一気に駆け出した!
廊下を駆け上がり一気に屋上へ!・・・と見せかけて美術室に潜り込む
廊下のほうではやっぱり追いかけてきていたのかクラスの連中が屋上へ階段を上がるのが聞こえる
ふふ・・・屋上は今鍵がかけてあり出れないのだ、屋上に私たちがいると思っていつまでも待ってるといいわ・・・
裕香「さあ、お弁当にしましょう?」
見事達也と二人きりになれて上機嫌な私はニコニコと達也にお弁当を差し出した
達也「無茶苦茶するな・・・」
そういいながらも達也は嫌がったりせず私からお弁当を受け取った
達也「・・・うまい・・・」
裕香「そう?よかったぁ・・・」
口では冷静を装ってはいるものの心の中ではまさにガッツポーズをとっていた
達也「てっきり俺がひくような嫌に豪華な弁当かと思ったけど普通の弁当で驚いたよ・・・うまいし・・・」
YES!YES!私の選択は間違ってなかった!実はちょっと不安だったけど大成功だ!
幸せな昼食を終え、私と達也は教室に帰った、昼休みが終わるころに屋上で待ち続けていた連中が肩を落としたのは言うまでも無い
106 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 17:28:17.01 ID:KPDXC2+X0
午後の授業も終わると私と達也は一緒に帰った、朝のこともあるから腕を組んでいないのが残念で仕方ない
達也「ってかお前どこまで付いてくる気だよ」
裕香「どこまでって・・・あなたの家よ?」
達也「なにぃ!?お前・・・ま、まさか・・・」
裕香「なにを驚いてるの?」
達也「いや、流石に自分の家に帰れよ!いくらなんでも同棲は認めないぞ!!」
午後の授業も終わると私と達也は一緒に帰った、朝のこともあるから腕を組んでいないのが残念で仕方ない
達也「ってかお前どこまで付いてくる気だよ」
裕香「どこまでって・・・あなたの家よ?」
達也「なにぃ!?お前・・・ま、まさか・・・」
裕香「なにを驚いてるの?」
達也「いや、流石に自分の家に帰れよ!いくらなんでも同棲は認めないぞ!!」
- その手があったわね・・・うっかりしてたわ・・・今度考えておこう
達也「なにを考えてるんだ・・・」
裕香「同棲は流石に考えてなかったわ、それも素晴らしい案だけど今日は違うの、とても私的な用事よ」
達也「素晴らしくも無ければ断固拒否だ、って用事?俺の家にか?」
裕香「そうよ、ちょっと予想外なことがあってそれの穴埋めをしに行くのよ」
達也「なんだそりゃ・・・」
裕香「同棲は流石に考えてなかったわ、それも素晴らしい案だけど今日は違うの、とても私的な用事よ」
達也「素晴らしくも無ければ断固拒否だ、って用事?俺の家にか?」
裕香「そうよ、ちょっと予想外なことがあってそれの穴埋めをしに行くのよ」
達也「なんだそりゃ・・・」
家に着き達也の部屋に入る
裕香「達也・・・」
達也の名前を呼んで私は達也の胸にそっと抱きついた
達也「な、なにぃ!?」
達也が驚いている、当たり前といえば当たり前の反応よね
達也「お前用事あったんじゃないのかよ!?」
裕香「ええ、これが用事よ」
達也「はあぁ!!?」
裕香「今日の質問責めで予想以上に疲れちゃったの・・・だからこうして心を癒してるのよ」
ああ・・・落ち着くわ・・・好きな人の胸ってこんなに落ち着くものなのね・・・
達也「そりゃいきなり女の子になって俺の許婚とか言ってりゃな・・・って用事ってこれだけ?」
裕香「そうよ・・・これだけ・・・けどこれは私にはとってすごく重要なことなの・・・
あなたの胸にいるということは今日のことは全て現実ということ、
今のこの気持ちは私が達也を本当に好きっていうことを・・・あ・・・」
裕香「達也・・・」
達也の名前を呼んで私は達也の胸にそっと抱きついた
達也「な、なにぃ!?」
達也が驚いている、当たり前といえば当たり前の反応よね
達也「お前用事あったんじゃないのかよ!?」
裕香「ええ、これが用事よ」
達也「はあぁ!!?」
裕香「今日の質問責めで予想以上に疲れちゃったの・・・だからこうして心を癒してるのよ」
ああ・・・落ち着くわ・・・好きな人の胸ってこんなに落ち着くものなのね・・・
達也「そりゃいきなり女の子になって俺の許婚とか言ってりゃな・・・って用事ってこれだけ?」
裕香「そうよ・・・これだけ・・・けどこれは私にはとってすごく重要なことなの・・・
あなたの胸にいるということは今日のことは全て現実ということ、
今のこの気持ちは私が達也を本当に好きっていうことを・・・あ・・・」
107 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 17:28:37.41 ID:KPDXC2+X0
達也「なんだかなぁ・・・やっぱりお前が何考えてるかイマイチよくわからん」
そういいながら達也は私の頭を撫でてくれた、あぁ・・・私の心を幸福感が満たしてくれる
それは小さいころに親に頭を撫でてもらったのとは全然違った・・・
裕香「達也ぁ・・・」
自然と出た自分でも驚いてしまうような甘えるような声・・・私、こういう声も出せたんだ・・・
達也「なんだかなぁ・・・やっぱりお前が何考えてるかイマイチよくわからん」
そういいながら達也は私の頭を撫でてくれた、あぁ・・・私の心を幸福感が満たしてくれる
それは小さいころに親に頭を撫でてもらったのとは全然違った・・・
裕香「達也ぁ・・・」
自然と出た自分でも驚いてしまうような甘えるような声・・・私、こういう声も出せたんだ・・・
幸せな時間は短く感じるものね、30分も達也に撫でてもらってたのに私は10分くらいしか経ってないと思っていた
裕香「今日はこれで帰るわ、達也・・・ありがとう・・・」
達也「また明日も来るのか?」
裕香「当たり前じゃない、毎日起こしに来てあげるわ♪」
私は少し意地悪そうに笑うと自分の家に帰った
裕香「今日はこれで帰るわ、達也・・・ありがとう・・・」
達也「また明日も来るのか?」
裕香「当たり前じゃない、毎日起こしに来てあげるわ♪」
私は少し意地悪そうに笑うと自分の家に帰った