35 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart774 [#f4qdm4cl]:2007/04/26(木) 00:09:11.86 ID:a0cF.Kk0
「金で買えないものってある?」という、よく聞かれる問いがある。
これに対し、「あるよ」と返すのも、またよく見られる光景だ。
ある人は「命」と答え、またある人は、「愛」と答えたり。その答えは様々だ
しかし、やむにやまれぬ事情で、本来金で買えないものを売ってしまう人もある。
俺も、そんな人の一人だ。ん…俺が何を売ったかって?
俺が売ったもの、それは―
これに対し、「あるよ」と返すのも、またよく見られる光景だ。
ある人は「命」と答え、またある人は、「愛」と答えたり。その答えは様々だ
しかし、やむにやまれぬ事情で、本来金で買えないものを売ってしまう人もある。
俺も、そんな人の一人だ。ん…俺が何を売ったかって?
俺が売ったもの、それは―
「君ぃ、可愛いねぇ。いくつ?おじさんといいことしない?お金はあるよ」
「20っす。絶対嫌っす。じゃ」
「……へ?」
「20っす。絶対嫌っす。じゃ」
「……へ?」
―俺の、「男」……いや、いやらしい意味じゃなくてね
36 : ◆KjoXDJ3iYI :2007/04/26(木) 00:14:42.14 ID:a0cF.Kk0
俺の名前は朝日洋一。一応大学の三年生だ。ちなみに自宅生だ。
俺の朝は早い。まずは二人分の弁当作りから始まる
今日は豚の生姜焼きだ。ぶっちゃけ一番の得意料理だったりする
「ああ、洋一。おはよう」
「おはよう母さん」
俺の名前は朝日洋一。一応大学の三年生だ。ちなみに自宅生だ。
俺の朝は早い。まずは二人分の弁当作りから始まる
今日は豚の生姜焼きだ。ぶっちゃけ一番の得意料理だったりする
「ああ、洋一。おはよう」
「おはよう母さん」
5年前に父さんが死んでから、うちの生活は変わった。
母さんが働きに出るようになり、家事の担当は俺が引き受けた。
そして、生活は少し厳しくなり、大学も自宅から通えるとこにした。
本当は就職でもよかったんだけど……母さんのおかげで何とか通えている
以上、説明終わり。朝からこんなこと考えるのは耐えられない
それよりもポジティブに行こうじゃないか
母さんが働きに出るようになり、家事の担当は俺が引き受けた。
そして、生活は少し厳しくなり、大学も自宅から通えるとこにした。
本当は就職でもよかったんだけど……母さんのおかげで何とか通えている
以上、説明終わり。朝からこんなこと考えるのは耐えられない
それよりもポジティブに行こうじゃないか
「じゃあ、行って来るから」
「うん、行ってらっしゃい。母さん」
母さんも朝は早い。そして帰るのは遅い。ちょっと俺としては心配だ
ああ、心配といえばもう一つ……
俺は階段を上がり、つきあたりの部屋に入る
「おら、由佳利、起きろ」
「ふぇえぇええ……もうお腹いっぱいだよ~」
「……さっさと起きんかこのバカタレがぁー!」
「きゃあぁああああ!?あ、お兄ちゃん。おはよー」
「何で目覚ましが3つあって起きられねえんだよ?」
「目覚ましなんてただのうるさい音を出す物体ですよ。偉い人にはそれが―痛っ!」
朝日由佳利。俺の妹。グータラで困る。
大体ですね、妹というのは「おにいちゃん、朝だよ~おきてよ~」ってフライパン片手にやってくるもんじゃないんですかね?
で、布団をはいだら朝勃ちしてて、「きゃあっ!?……お。男の人ってこんなんなるんだ」ってなるもんじゃないんですかね?
それをこいつは朝は遅いし家事はできないし、そのくせ胸だけは人並み以上で……お兄ちゃん悲しいよまったくッ!
「お兄ちゃん、なにぶつぶつ言ってるの?」
「いや、なんでもない」
ちなみに俺は貧乳派だ。いや、ロリではない。多分。
「うん、行ってらっしゃい。母さん」
母さんも朝は早い。そして帰るのは遅い。ちょっと俺としては心配だ
ああ、心配といえばもう一つ……
俺は階段を上がり、つきあたりの部屋に入る
「おら、由佳利、起きろ」
「ふぇえぇええ……もうお腹いっぱいだよ~」
「……さっさと起きんかこのバカタレがぁー!」
「きゃあぁああああ!?あ、お兄ちゃん。おはよー」
「何で目覚ましが3つあって起きられねえんだよ?」
「目覚ましなんてただのうるさい音を出す物体ですよ。偉い人にはそれが―痛っ!」
朝日由佳利。俺の妹。グータラで困る。
大体ですね、妹というのは「おにいちゃん、朝だよ~おきてよ~」ってフライパン片手にやってくるもんじゃないんですかね?
で、布団をはいだら朝勃ちしてて、「きゃあっ!?……お。男の人ってこんなんなるんだ」ってなるもんじゃないんですかね?
それをこいつは朝は遅いし家事はできないし、そのくせ胸だけは人並み以上で……お兄ちゃん悲しいよまったくッ!
「お兄ちゃん、なにぶつぶつ言ってるの?」
「いや、なんでもない」
ちなみに俺は貧乳派だ。いや、ロリではない。多分。
37 : ◆KjoXDJ3iYI :2007/04/26(木) 00:16:09.59 ID:a0cF.Kk0
「行ってきまーす!」
で、奴に弁当を持たせて、俺も大学へ行く用意を―
「よーちゃーん!おはよー!!」
「朝から元気だなお前」
こいつは幼馴染の市川あおい。何の因果か知らんが大学まで一緒になっちまった
まあ、見ての通り元気だけがとりえの……
「せいやっ!」
「ってー!何すんだよ」
「聞こえてるんだけど?」
グーパンチはダメだろ……常識的に考えて
「行ってきまーす!」
で、奴に弁当を持たせて、俺も大学へ行く用意を―
「よーちゃーん!おはよー!!」
「朝から元気だなお前」
こいつは幼馴染の市川あおい。何の因果か知らんが大学まで一緒になっちまった
まあ、見ての通り元気だけがとりえの……
「せいやっ!」
「ってー!何すんだよ」
「聞こえてるんだけど?」
グーパンチはダメだろ……常識的に考えて
そんなこんなで大学に到着
「よう洋一、あおいちゃん。」
「『ようよういち』って言いにくくね?」
こいつは……もう説明がめんどい。武田裕二、以上。詳細はそのうちわかるだろ
「俺は省略かよ」
「何でお前ら俺の心の声が聞こえるの?」
「いや、思いっきり聞こえてるし」
と、こんな奴らに囲まれて、忙しいながらもそれなりに楽しくやってる。
そして、こんな日々が続けばいいなと……そう思う
「よう洋一、あおいちゃん。」
「『ようよういち』って言いにくくね?」
こいつは……もう説明がめんどい。武田裕二、以上。詳細はそのうちわかるだろ
「俺は省略かよ」
「何でお前ら俺の心の声が聞こえるの?」
「いや、思いっきり聞こえてるし」
と、こんな奴らに囲まれて、忙しいながらもそれなりに楽しくやってる。
そして、こんな日々が続けばいいなと……そう思う
「んあー!終わったぁー!!」
本日の講義終了。あとは帰るだけ
「帰りにユニクロいかね?」
「なぁ裕二、たぶんマック感覚でユニクロ行こうとするのはお前くらいだぞ」
「えー?ユニクロいいじゃん。安いし、けっこう丈夫だし、見てるだけで楽しいし」
「お前は本当にお坊ちゃんなのかと小一時間……あ、電話」
「失礼な!正真正銘のお坊ちゃんだ。こら、聞け」
ちなみにこいつが言ってることは事実だ。だが自分で「お坊ちゃん」はどうよ?
いやそれより電話を……って由佳利か
本日の講義終了。あとは帰るだけ
「帰りにユニクロいかね?」
「なぁ裕二、たぶんマック感覚でユニクロ行こうとするのはお前くらいだぞ」
「えー?ユニクロいいじゃん。安いし、けっこう丈夫だし、見てるだけで楽しいし」
「お前は本当にお坊ちゃんなのかと小一時間……あ、電話」
「失礼な!正真正銘のお坊ちゃんだ。こら、聞け」
ちなみにこいつが言ってることは事実だ。だが自分で「お坊ちゃん」はどうよ?
いやそれより電話を……って由佳利か
38 : ◆KjoXDJ3iYI :2007/04/26(木) 00:16:55.65 ID:a0cF.Kk0
「どうした?何か用か?」
「ぐす……ひっく……おにいちゃん……」
「……どうした?何で泣いてんだ?」
「えぐ…あの……あのね……」
何だ?何なんだ?
こいつが泣くとこなんて、父さんの葬式以来見てないぞ。
「どうした?落ち着け。何があった?」
そういう俺も声が上ずる。何か嫌な予感がする
「何だ!?泣いてちゃ分からん!」
「あ、あのね…お母さんが……おかあさんがぁー!」
「どうした?何か用か?」
「ぐす……ひっく……おにいちゃん……」
「……どうした?何で泣いてんだ?」
「えぐ…あの……あのね……」
何だ?何なんだ?
こいつが泣くとこなんて、父さんの葬式以来見てないぞ。
「どうした?落ち着け。何があった?」
そういう俺も声が上ずる。何か嫌な予感がする
「何だ!?泣いてちゃ分からん!」
「あ、あのね…お母さんが……おかあさんがぁー!」
それからのことはよく覚えていない。とにかく必死になって大学病院に駆けつけた
そこで聞いたことは、母さんが珍しい病気であることと、治療に多額の金が必要なこと
けど……うちにそんなお金は……
「どうしよう……どうしようおにいちゃん……ひっく……」
「わかんねえよ……」
本当に、どうしたらいいんだろう……
ただ一つ、分かることは
「おかあさん……どうなるんだろ……」
このままじゃ、俺たちはまた、大切な家族を……
「ねえ……おにいちゃん……」
父さんが死んだときのことがが頭によみがえる
心を突き刺すような悲しみと、絶望と、そして不安―
「ねえ……」
「うるせえ!……いや……すまん」
こいつに当たってどうすんだよ、くそっ!
そこで聞いたことは、母さんが珍しい病気であることと、治療に多額の金が必要なこと
けど……うちにそんなお金は……
「どうしよう……どうしようおにいちゃん……ひっく……」
「わかんねえよ……」
本当に、どうしたらいいんだろう……
ただ一つ、分かることは
「おかあさん……どうなるんだろ……」
このままじゃ、俺たちはまた、大切な家族を……
「ねえ……おにいちゃん……」
父さんが死んだときのことがが頭によみがえる
心を突き刺すような悲しみと、絶望と、そして不安―
「ねえ……」
「うるせえ!……いや……すまん」
こいつに当たってどうすんだよ、くそっ!
39 : ◆KjoXDJ3iYI :2007/04/26(木) 00:18:00.99 ID:a0cF.Kk0
「朝日……洋一君。ちょっと話があるんだけど」
どのくらい時間がたったのだろう……夕日が沈むころ若目の女医が俺に話しかけてきた
俺は一人で彼女の診察室らしきところに入る
「何ですか?」
「単刀直入に言うわ。お母さんの治療費が今すぐ手に入る方法、あるわよ」
「え!?ほ、本当ですか?」
「ええ、そのかわり……あなたはすべてを失うことになるかもしれないわ」
「いや、母さんが助かるならどんなことでもします!だからその方法を!!」
「分かりやすく言うと……あなたの男を売るのよ」
「え?……売春……ですか?」
つーか、それで稼げるもんなのか?
「ああ、違う違う。要するに、女の子になる薬の実験台になれ、ってこと」
いや、こっちのほうが分かりやすいだろ……って
「そんな薬があるんですか!?」
「まだ実験中。だからこその実験台。下手すると命さえも失うかも」
「なッ……?」
「うまく女の子になったとしても、もう普通の日常には戻れない」
「う……」
「うまく女の子になれても、今まで生きてきたことのすべてを失うかもしれない。それはとても辛いことよ。それでも……やる?」
そこまで……正直そこまでとは考えてなかった。
「朝日……洋一君。ちょっと話があるんだけど」
どのくらい時間がたったのだろう……夕日が沈むころ若目の女医が俺に話しかけてきた
俺は一人で彼女の診察室らしきところに入る
「何ですか?」
「単刀直入に言うわ。お母さんの治療費が今すぐ手に入る方法、あるわよ」
「え!?ほ、本当ですか?」
「ええ、そのかわり……あなたはすべてを失うことになるかもしれないわ」
「いや、母さんが助かるならどんなことでもします!だからその方法を!!」
「分かりやすく言うと……あなたの男を売るのよ」
「え?……売春……ですか?」
つーか、それで稼げるもんなのか?
「ああ、違う違う。要するに、女の子になる薬の実験台になれ、ってこと」
いや、こっちのほうが分かりやすいだろ……って
「そんな薬があるんですか!?」
「まだ実験中。だからこその実験台。下手すると命さえも失うかも」
「なッ……?」
「うまく女の子になったとしても、もう普通の日常には戻れない」
「う……」
「うまく女の子になれても、今まで生きてきたことのすべてを失うかもしれない。それはとても辛いことよ。それでも……やる?」
そこまで……正直そこまでとは考えてなかった。
40 : ◆KjoXDJ3iYI :2007/04/26(木) 00:21:14.29 ID:a0cF.Kk0
どうする?俺はどうすべきか……いや、悩む余地はあるまい
辛い……辛いというのなら……
「今目の前でまた家族を失うほうが辛いです。もしかしたら妹は許してくれないかも知れないけど……それでも、俺にできることがあるなら……」
もう、あんな思いはごめんだから。できることがあるならしたいから
「そう、じゃあこれにサインして、そこに寝て頂戴」
俺は言われるままにサインをして診療台に寝る
「怖くない?やめてもいいのよ?」
震える俺を見て、先生が尋ねる。
「怖い……です。正直めちゃくちゃ怖い……あれだけ言っといてかっこ悪ぃよ俺……」
ここにきて初めて実感する自分の「死」の恐怖。頭に浮かぶ様々な光景。
どうする?俺はどうすべきか……いや、悩む余地はあるまい
辛い……辛いというのなら……
「今目の前でまた家族を失うほうが辛いです。もしかしたら妹は許してくれないかも知れないけど……それでも、俺にできることがあるなら……」
もう、あんな思いはごめんだから。できることがあるならしたいから
「そう、じゃあこれにサインして、そこに寝て頂戴」
俺は言われるままにサインをして診療台に寝る
「怖くない?やめてもいいのよ?」
震える俺を見て、先生が尋ねる。
「怖い……です。正直めちゃくちゃ怖い……あれだけ言っといてかっこ悪ぃよ俺……」
ここにきて初めて実感する自分の「死」の恐怖。頭に浮かぶ様々な光景。
「四人」だった日のこと。「あの日」のこと。「三人」が始めて笑った日のこと―
母さんが、由佳利が、そして俺が笑っている
その笑顔が、俺に力をくれる
母さんが、由佳利が、そして俺が笑っている
その笑顔が、俺に力をくれる
「俺はやめません。みんなでまた笑いたいから……俺も母さんも生きていたいから」
「そう……それじゃあ……麻酔投与開始」
その声とともに口に呼吸器のようなものが当てられる。
意識が遠く……なる
「そう……それじゃあ……麻酔投与開始」
その声とともに口に呼吸器のようなものが当てられる。
意識が遠く……なる
「ごめんなさいね。巻き込んじゃって……」
その言葉を最後に、俺は意識を失った
46 :◆qaQu5EGERs :2007/04/27(金) 22:32:33.99 ID:vQBCu.E0
眩しい……あたりが白い
「洋一……洋一」
俺を呼ぶ声がする。次第に目が慣れてくる
「ん……あ、父さん!?」
目の前には、いつの間にか父さんが立っていた
なぜ?父さんは死んだはずじゃ?
「立派になったな。みんなを、頼むぞ」
それだけ言うと父さんは振り向いて歩き出す
「ちょ、待ってよ父さん!行かないでよ!!」
「お前は生きろ。何があろうとも生きろ。みんなと一緒に」
「父さん!どこに行くんだよ!!帰ってきてよ父さん!もうどこにも行かないでくれよ!」
「大丈夫。お前なら……こんなにみんなを大事に思えるお前なら……」
眩しい……あたりが白い
「洋一……洋一」
俺を呼ぶ声がする。次第に目が慣れてくる
「ん……あ、父さん!?」
目の前には、いつの間にか父さんが立っていた
なぜ?父さんは死んだはずじゃ?
「立派になったな。みんなを、頼むぞ」
それだけ言うと父さんは振り向いて歩き出す
「ちょ、待ってよ父さん!行かないでよ!!」
「お前は生きろ。何があろうとも生きろ。みんなと一緒に」
「父さん!どこに行くんだよ!!帰ってきてよ父さん!もうどこにも行かないでくれよ!」
「大丈夫。お前なら……こんなにみんなを大事に思えるお前なら……」
「父さ……ん」
気がつくと俺は、白い天井を見上げて寝ていた
どうやら夢を見ていたらしい
「はぁー……くっそ、なんちゅう夢を」
父さんの夢なんて、今まで見たこと無かったのに何で今になって……
気がつくと俺は、白い天井を見上げて寝ていた
どうやら夢を見ていたらしい
「はぁー……くっそ、なんちゅう夢を」
父さんの夢なんて、今まで見たこと無かったのに何で今になって……
47 :◆qaQu5EGERs :2007/04/27(金) 22:36:30.15 ID:vQBCu.E0
「あ!起きた!!」
「ん……ああ、由佳利」
「あの……お兄ちゃん……なんだよね?本当に」
「ん?何のこと―」
問いかけようとしたとき、部屋のドアが開いた
「そう、中身は正真正銘のあなたのお兄さん。朝日洋一君よ」
入ってきたのは、昨日の女医
「あ、先生……」
「どう?気分は。三日も寝ていたわけだからね」
三日!?昨日じゃなかったのか
「そうですね……ちょっとだるい感じですね」
三日……そういえば何で俺はそんなに寝てたんだ?
というかここはどこなんだ?
「じゃあ改めて質問。どう、女の子になった気分は?」
「女の子?」
なんだ?わけの分からないことばかりだぞ?
「え?もしかして気付いてなかった?見事に女の子になってるのに」
「へ?」
言われて俺は自分の体を見る。うむ、まず明らかに縮んでいる
そして髪が長くなっている。しかし胸は……
「ああ、もしかして胸があまり無いから気付かなかった?」
「……」
とりあえず股間も確認。立派だった伝家の宝刀(鞘入り)は綺麗になくなっていた。
そう……股間は綺麗になっていた……
「どう?ちゃんと女の子になってたでしょ」
「あ!起きた!!」
「ん……ああ、由佳利」
「あの……お兄ちゃん……なんだよね?本当に」
「ん?何のこと―」
問いかけようとしたとき、部屋のドアが開いた
「そう、中身は正真正銘のあなたのお兄さん。朝日洋一君よ」
入ってきたのは、昨日の女医
「あ、先生……」
「どう?気分は。三日も寝ていたわけだからね」
三日!?昨日じゃなかったのか
「そうですね……ちょっとだるい感じですね」
三日……そういえば何で俺はそんなに寝てたんだ?
というかここはどこなんだ?
「じゃあ改めて質問。どう、女の子になった気分は?」
「女の子?」
なんだ?わけの分からないことばかりだぞ?
「え?もしかして気付いてなかった?見事に女の子になってるのに」
「へ?」
言われて俺は自分の体を見る。うむ、まず明らかに縮んでいる
そして髪が長くなっている。しかし胸は……
「ああ、もしかして胸があまり無いから気付かなかった?」
「……」
とりあえず股間も確認。立派だった伝家の宝刀(鞘入り)は綺麗になくなっていた。
そう……股間は綺麗になっていた……
「どう?ちゃんと女の子になってたでしょ」
確かに……女の子は女の子だが……
「あのー?」
「つるぺたか!?俺は今つるぺた少女なのか!?」
二十歳だぞ?俺二十歳なんだぞ!!なんで毛とか毛とかがないんだよ!?
「ちょ、ちょっと落ち着いて……」
「落ち着いていられるか!俺が少女で少女が俺で俺は誰?ここはどこ―」
「つるぺたか!?俺は今つるぺた少女なのか!?」
二十歳だぞ?俺二十歳なんだぞ!!なんで毛とか毛とかがないんだよ!?
「ちょ、ちょっと落ち着いて……」
「落ち着いていられるか!俺が少女で少女が俺で俺は誰?ここはどこ―」
ぷす
あれ?また気が……遠く……
48 : ◆qaQu5EGERs :2007/04/27(金) 22:37:07.25 ID:vQBCu.E0
「落ち着いた?状況は理解した?」
「はい……」
どうやら鎮静剤を打たれたらしい。気がついたのは2時間くらい後のことだった。
どうやら例の薬の実験は成功し、俺はつるぺた少女になったらしい
「うーん、まずは大成功ってとこね」
笑顔の先生。しかし対照的に不機嫌な俺
「大成功って……なんでつるぺたなんですか!?」
「大丈夫。そっちのほうが好きな人もいるから」
「大丈夫じゃないですよそれはちょっとアレな人たちでしょーが!!」
「まあ、とりあえず健康データに問題はないから、退院してもいいわよ」
「ちょ、少しは人の話を―」
「ええ、あとお母さんも無事よ。もっともこちらは退院には一ヶ月ほどかかるけど」
「え…ほ、本当ですか!?」
よかった……本当によかった……
「ええ、あなたの決断が、お母さんを助けたのよ」
「はは……やった。やったぁああああー!!」
「まあ、とりあえず今日のところは帰りなさい。まだ会えないから。ああ、そうそう―」
「落ち着いた?状況は理解した?」
「はい……」
どうやら鎮静剤を打たれたらしい。気がついたのは2時間くらい後のことだった。
どうやら例の薬の実験は成功し、俺はつるぺた少女になったらしい
「うーん、まずは大成功ってとこね」
笑顔の先生。しかし対照的に不機嫌な俺
「大成功って……なんでつるぺたなんですか!?」
「大丈夫。そっちのほうが好きな人もいるから」
「大丈夫じゃないですよそれはちょっとアレな人たちでしょーが!!」
「まあ、とりあえず健康データに問題はないから、退院してもいいわよ」
「ちょ、少しは人の話を―」
「ええ、あとお母さんも無事よ。もっともこちらは退院には一ヶ月ほどかかるけど」
「え…ほ、本当ですか!?」
よかった……本当によかった……
「ええ、あなたの決断が、お母さんを助けたのよ」
「はは……やった。やったぁああああー!!」
「まあ、とりあえず今日のところは帰りなさい。まだ会えないから。ああ、そうそう―」
49 : ◆qaQu5EGERs :2007/04/27(金) 22:41:52.65 ID:vQBCu.E0
翌日
「えー!?よーちゃんアメリカに留学したって本当なの?」
「はい、なんかいきなり」
「もう!よーちゃんのバカ!なに考えてんのよいきなり!!しかも私に何も言わずに行くなんて」
迎えに来たあおいはたいそうご立腹のようだ
いきなり大好きな幼馴染がいなくなったのが気に入らないらしい。ういやつだ
……何言ってんだ俺
「で……代わりといっちゃなんですけど……」
「あれ?そういえばそっちの子は?」
「あ、その子は親戚の子で―」
「朝日……茜です。今日から同じ大学に通うことになりました」
翌日
「えー!?よーちゃんアメリカに留学したって本当なの?」
「はい、なんかいきなり」
「もう!よーちゃんのバカ!なに考えてんのよいきなり!!しかも私に何も言わずに行くなんて」
迎えに来たあおいはたいそうご立腹のようだ
いきなり大好きな幼馴染がいなくなったのが気に入らないらしい。ういやつだ
……何言ってんだ俺
「で……代わりといっちゃなんですけど……」
「あれ?そういえばそっちの子は?」
「あ、その子は親戚の子で―」
「朝日……茜です。今日から同じ大学に通うことになりました」
「朝日茜」―それは女になった俺の新しい名前。そして、一生付き合うかも知れない名前
俺は今日から、この名前で女としてで生きることになった。
俺は今日から、この名前で女としてで生きることになった。