97 :vqzqQCI0 :2008/07/01(火) 04:27:37.86 ID:vmXdN6E0
どんだけ☆エモーション (その2)
どんだけ☆エモーション (その2)
「まあ、全くの他人という気がしなかったから信じることができるわけなんだけど…」
晴子もとい、俺の母さんはため息をつきながら俺の顔をじっと見る。
晴子もとい、俺の母さんはため息をつきながら俺の顔をじっと見る。
とりあえず、俺と母さん、妹の3人は居間にて座り込んで話しをしている。
俺がヒロアキであることは意外にも二人は信じてくれた。
俺にも事の経緯が分からない状況ではあるが、とりあえず自分の身に起きた事を
出来る限り説明した。二人はふんふんと納得して聞いてくれた。
しかし、その後俺の身体は二人によって色々なチェックを受けたのは言うまでも無い。
あんなところやこんなところ、挙句の果てにはそんなところまで!
詳しいことは割愛させていただくが俺は二人によって剥ぎ取られた洋服を
顔を真っ赤にして涙目になりながらいそいそと身につけていく。
ううっ、俺もうお婿(この場合はお嫁か?)に行けないよ…。
俺がヒロアキであることは意外にも二人は信じてくれた。
俺にも事の経緯が分からない状況ではあるが、とりあえず自分の身に起きた事を
出来る限り説明した。二人はふんふんと納得して聞いてくれた。
しかし、その後俺の身体は二人によって色々なチェックを受けたのは言うまでも無い。
あんなところやこんなところ、挙句の果てにはそんなところまで!
詳しいことは割愛させていただくが俺は二人によって剥ぎ取られた洋服を
顔を真っ赤にして涙目になりながらいそいそと身につけていく。
ううっ、俺もうお婿(この場合はお嫁か?)に行けないよ…。
「うん、あたしも初めてお兄ちゃん、…いや、この場合はお姉ちゃんか。
見た時にどうみてもこの人はうちの家族の人間だな、って疑い無く思っちゃったもん。
だって、雰囲気が私が高校生まで成長したらこんな感じかなって。」
見た時にどうみてもこの人はうちの家族の人間だな、って疑い無く思っちゃったもん。
だって、雰囲気が私が高校生まで成長したらこんな感じかなって。」
おいおい、「お姉ちゃん」って俺のことかよ。
まあ今の姿じゃどう見ても「お兄ちゃん」でないことは確かであるがな。
まあ今の姿じゃどう見ても「お兄ちゃん」でないことは確かであるがな。
それにしてもさっき鏡で自分の姿を見たとき誰かに似ているなと思ったら
母さんと妹の実由に似ているのか。実由に言われて俺はハッと気付いた。
だから鏡を見た時に俺が女の子みたいになってしまった事には納得できないものの、
女の子になった自分自身の姿には意外に違和感を感じなかったのはそういうことだったんだ。
母さんと妹の実由に似ているのか。実由に言われて俺はハッと気付いた。
だから鏡を見た時に俺が女の子みたいになってしまった事には納得できないものの、
女の子になった自分自身の姿には意外に違和感を感じなかったのはそういうことだったんだ。
「…でもね~、どうしようか~。まさか娘がもう一人増えるなんて考えもしなかったわ。」
割と楽天的な性格の母さんではあるのだが、さすがにこの事態には少々困っているようである。
割と楽天的な性格の母さんではあるのだが、さすがにこの事態には少々困っているようである。
「別にいいじゃん。あたし、お姉ちゃん欲しかったし。」
中学2年の実由は呑気にそう言うと早速俺の横に座り込み腕を組んでくる。
中学2年の実由は呑気にそう言うと早速俺の横に座り込み腕を組んでくる。
「お、おい、実由…。」
「やっぱり、兄妹、じゃなくて姉妹だよね~。
ふふっ、それにしてもお姉ちゃん、あたしやお母さんに似て可愛いよね。」
おいおい、俺を持ち上げてんの? でも何気に自分が可愛いと言ってるようですが。
ちなみに母さんも高校生の俺がいるにも関わらず見た目がえらく若く見える。
実由が自分の母親を可愛いというのもあながち嘘ではない。
実際は40代のババ…って、イテッ!!
「今何気に失礼なこと考えて無かった?」
俺の耳を引っ張りながら可愛らしく笑いかける母さん。
「そ、そんな事ありません!」
敬語な俺。
「そう? それならいいんだけど~。」
見た目20代そこそこにしか見えないこの女性は俺の耳を離すと
今度は引っ張った部分を優しく撫でる。
「まあ、こうなったら母さんも腹を括るしかないわね~。」
母さんは母さんなりに事態の収拾を図るべくゆっくりと立ち上がると
電話の受話器を持ち上げる。
ん? どこに電話をかけるんだろ?
98 :vqzqQCI0 :2008/07/01(火) 04:32:01.56 ID:vmXdN6E0
「お姉ちゃん、立って立って!」
俺が母さんの様子を見ていると自分のほうに気を向かせたいのか実由が騒いでくる。
「何なんだよ、実由は」
中学生になってから俺と若干の距離を取るようになっていた実由であったが
久々に俺に懐いてきているのはどんな理由なんだろうか。
「やっぱり、兄妹、じゃなくて姉妹だよね~。
ふふっ、それにしてもお姉ちゃん、あたしやお母さんに似て可愛いよね。」
おいおい、俺を持ち上げてんの? でも何気に自分が可愛いと言ってるようですが。
ちなみに母さんも高校生の俺がいるにも関わらず見た目がえらく若く見える。
実由が自分の母親を可愛いというのもあながち嘘ではない。
実際は40代のババ…って、イテッ!!
「今何気に失礼なこと考えて無かった?」
俺の耳を引っ張りながら可愛らしく笑いかける母さん。
「そ、そんな事ありません!」
敬語な俺。
「そう? それならいいんだけど~。」
見た目20代そこそこにしか見えないこの女性は俺の耳を離すと
今度は引っ張った部分を優しく撫でる。
「まあ、こうなったら母さんも腹を括るしかないわね~。」
母さんは母さんなりに事態の収拾を図るべくゆっくりと立ち上がると
電話の受話器を持ち上げる。
ん? どこに電話をかけるんだろ?
98 :vqzqQCI0 :2008/07/01(火) 04:32:01.56 ID:vmXdN6E0
「お姉ちゃん、立って立って!」
俺が母さんの様子を見ていると自分のほうに気を向かせたいのか実由が騒いでくる。
「何なんだよ、実由は」
中学生になってから俺と若干の距離を取るようになっていた実由であったが
久々に俺に懐いてきているのはどんな理由なんだろうか。
俺がかったるそうにしているのも気にせず実由は俺を無理やり立たせる。
そして俺の周りをくるくる回って俺の姿をじっと眺めまわす。
「むぅ…。これは…」
「じろじろ見んなよ。俺に何かついているのか?」
「全然だめっ!!!!」
「ほえ?」
しかめっ面で俺にびしっと、ひとさし指を突き出す。
「何なの? さっきからその格好は!」
「これが何なんだって?」
「少しは女の自覚を持ったらどうなの? そんなくたびれたダサい格好しちゃってさ!
お姉ちゃんは女の子なんだからもっとそれらしい格好しないと駄目なの!!」
さらに今度は実由は俺の今着ている服を両手で引っ張りはじめた。
「ち、ちょっと! 実由!! おま、おまえ何してるんだよ!」
「いいから、いいから!」
「な、何がいいんだよっ! ち、ちょ、っと、これはっ! って、あれえ~?」
抵抗する間も無く俺は実由の手によって服を脱がされてしまった。
男の時ならば脱がされることも無いのかもしれなかったが、すっかり腕力も
女の子並みになってしまったようで実由の力づくの行動にあれよあれよという間に
俺はトランクス一枚のみの情けないカッコにされてしまう。
う~、またかよっ!! 服を脱がされるのは本日2度目です!
そりゃ、今回はまだましだけど。
最初の二人がかりのチェックの時にはトランクスまで取られて
色んなところまで…、い、いやぁ~!!! 悪夢が思い出される…。
99 :vqzqQCI0 :2008/07/01(火) 04:34:00.95 ID:vmXdN6E0
「み、実由~っ!!!」
思わず涙目で妹を睨みつける俺。何だか涙腺まで弱くなったようで
気を抜くと涙がこぼれて泣いてしまいそうなんですが。
そして俺の周りをくるくる回って俺の姿をじっと眺めまわす。
「むぅ…。これは…」
「じろじろ見んなよ。俺に何かついているのか?」
「全然だめっ!!!!」
「ほえ?」
しかめっ面で俺にびしっと、ひとさし指を突き出す。
「何なの? さっきからその格好は!」
「これが何なんだって?」
「少しは女の自覚を持ったらどうなの? そんなくたびれたダサい格好しちゃってさ!
お姉ちゃんは女の子なんだからもっとそれらしい格好しないと駄目なの!!」
さらに今度は実由は俺の今着ている服を両手で引っ張りはじめた。
「ち、ちょっと! 実由!! おま、おまえ何してるんだよ!」
「いいから、いいから!」
「な、何がいいんだよっ! ち、ちょ、っと、これはっ! って、あれえ~?」
抵抗する間も無く俺は実由の手によって服を脱がされてしまった。
男の時ならば脱がされることも無いのかもしれなかったが、すっかり腕力も
女の子並みになってしまったようで実由の力づくの行動にあれよあれよという間に
俺はトランクス一枚のみの情けないカッコにされてしまう。
う~、またかよっ!! 服を脱がされるのは本日2度目です!
そりゃ、今回はまだましだけど。
最初の二人がかりのチェックの時にはトランクスまで取られて
色んなところまで…、い、いやぁ~!!! 悪夢が思い出される…。
99 :vqzqQCI0 :2008/07/01(火) 04:34:00.95 ID:vmXdN6E0
「み、実由~っ!!!」
思わず涙目で妹を睨みつける俺。何だか涙腺まで弱くなったようで
気を抜くと涙がこぼれて泣いてしまいそうなんですが。
「お姉ちゃん、いいっ? そのままで待っててね!」
ばたばたばた…ばたん!
「?」
ばたばたばた!
実由は凄い勢いで自分の部屋に駆け込むと自分の服を持って帰ってきた。
「はい! これ着て!!」
俺にいきなり自分の服を渡してくる実由。
「え?」
「いいから! これ着て! お姉ちゃんなら絶対似合うからっ!」
「こ、これを、お、おれが?」
呆気にとられている俺を尻目に実由は自分の服を俺の身体に合わせてくる。
「背丈とかはあたしより多少は大きいみたいだけど
この服だったら多分サイズ的には丁度いいはずだから着て!」
実由から差し出されたのはブルーのワンピース。
各所に可愛らしくフリルなんかあしらわれている。
で、これを俺が着ろと?
「止まってないで、はやく~!」
「わ、わかったから! 落ち着けよ」
急かす実由に押されて仕方なく俺はそれを着込む。
もう、この急展開は一体…。
100 :vqzqQCI0 :2008/07/01(火) 04:35:09.08 ID:vmXdN6E0
ばたばたばた…ばたん!
「?」
ばたばたばた!
実由は凄い勢いで自分の部屋に駆け込むと自分の服を持って帰ってきた。
「はい! これ着て!!」
俺にいきなり自分の服を渡してくる実由。
「え?」
「いいから! これ着て! お姉ちゃんなら絶対似合うからっ!」
「こ、これを、お、おれが?」
呆気にとられている俺を尻目に実由は自分の服を俺の身体に合わせてくる。
「背丈とかはあたしより多少は大きいみたいだけど
この服だったら多分サイズ的には丁度いいはずだから着て!」
実由から差し出されたのはブルーのワンピース。
各所に可愛らしくフリルなんかあしらわれている。
で、これを俺が着ろと?
「止まってないで、はやく~!」
「わ、わかったから! 落ち着けよ」
急かす実由に押されて仕方なく俺はそれを着込む。
もう、この急展開は一体…。
100 :vqzqQCI0 :2008/07/01(火) 04:35:09.08 ID:vmXdN6E0
◇
「きゃっ♪ かあいい!!」
自分の服を着た俺の姿を見て嬉しそうにはしゃぎまわる実由。
「良く似合う、似合う! 最高!!」
「お、おい…、そんなに騒ぐほどのもんじゃないだろ…」
「何で? だって見てみてよ! 」
実由は戸惑う俺を鏡の前に引っ張って行く。
「どう?」
自分の服を着た俺の姿を見て嬉しそうにはしゃぎまわる実由。
「良く似合う、似合う! 最高!!」
「お、おい…、そんなに騒ぐほどのもんじゃないだろ…」
「何で? だって見てみてよ! 」
実由は戸惑う俺を鏡の前に引っ張って行く。
「どう?」
「…!」 こ、これは…!
実由に連れられて鏡の前に立つ俺の前にはワンピース姿の可愛い女の子が映っていた。
男の服装を着ていた時には見た目が不自然な気がしていたが
それなりの格好をしてみると随分姿が変わって見えるものだ。
こうして見るとなるほど流石は兄妹、いや姉妹なのか? 妹の実由と俺は良く似ている。
俺のほうが大人っぽく見えるのは当然なんだけど。
「お姉ちゃん、どうしたの? ボーっとしちゃって?
ふふん♪ ひょっとして、自分の姿に見惚れちゃったとかぁ?」
「ば、馬鹿言ってんじゃないよ! そんなワケないだろっ!!」
「はいはい、そうしておきますよっ☆」
実由の言うとおり俺は自分の姿に見惚れていた。
しかし、この格好は…
「お、おいっ、このワンピース、丈が短くないか?」
おずおずとワンピースの裾を下に引っ張る俺。
実由が俺に渡したワンピースは確かに似合っているとは思うんだが、
思いっきり自分の太ももまで露出していて落ち着かない。
どんだけミニなんだよ。
「え~? 今はこれ位が普通だよ? 何照れてんの、お姉ちゃんだって
男の時はそんな格好した女の人見て嬉しそうにしてたじゃない?」
「それとこれとは話が…」
「お姉ちゃん!!」
「は、はいっ!」
実由の大きな声に思わず自分の居住まいを正す俺。
何だか知らない内にすっかり実由のペースになってしまっている。
「どういう原因で女の子になっちゃったのかはあたしには分かんないし、いつ元に戻るのかも分かんないけどこうなった以上は女の子らしくした方がいいに
決まってるよっ!!」
「でも…」
「でもも、何も無いよ! こんだけ可愛くなったんだよっ!こういう時にもっとお洒落しないでどうするの? 勿体無いじゃん! 分かったら男らしく気持ちを切り替える!!」
「女の子だもん…」
むうむう、何だか矛盾しているよ。
101 :vqzqQCI0 :2008/07/01(火) 04:36:02.16 ID:vmXdN6E0
実由に連れられて鏡の前に立つ俺の前にはワンピース姿の可愛い女の子が映っていた。
男の服装を着ていた時には見た目が不自然な気がしていたが
それなりの格好をしてみると随分姿が変わって見えるものだ。
こうして見るとなるほど流石は兄妹、いや姉妹なのか? 妹の実由と俺は良く似ている。
俺のほうが大人っぽく見えるのは当然なんだけど。
「お姉ちゃん、どうしたの? ボーっとしちゃって?
ふふん♪ ひょっとして、自分の姿に見惚れちゃったとかぁ?」
「ば、馬鹿言ってんじゃないよ! そんなワケないだろっ!!」
「はいはい、そうしておきますよっ☆」
実由の言うとおり俺は自分の姿に見惚れていた。
しかし、この格好は…
「お、おいっ、このワンピース、丈が短くないか?」
おずおずとワンピースの裾を下に引っ張る俺。
実由が俺に渡したワンピースは確かに似合っているとは思うんだが、
思いっきり自分の太ももまで露出していて落ち着かない。
どんだけミニなんだよ。
「え~? 今はこれ位が普通だよ? 何照れてんの、お姉ちゃんだって
男の時はそんな格好した女の人見て嬉しそうにしてたじゃない?」
「それとこれとは話が…」
「お姉ちゃん!!」
「は、はいっ!」
実由の大きな声に思わず自分の居住まいを正す俺。
何だか知らない内にすっかり実由のペースになってしまっている。
「どういう原因で女の子になっちゃったのかはあたしには分かんないし、いつ元に戻るのかも分かんないけどこうなった以上は女の子らしくした方がいいに
決まってるよっ!!」
「でも…」
「でもも、何も無いよ! こんだけ可愛くなったんだよっ!こういう時にもっとお洒落しないでどうするの? 勿体無いじゃん! 分かったら男らしく気持ちを切り替える!!」
「女の子だもん…」
むうむう、何だか矛盾しているよ。
101 :vqzqQCI0 :2008/07/01(火) 04:36:02.16 ID:vmXdN6E0
「はいはい、そこまで~。
ヒロちゃんも実由ちゃんも落ち着いて。」
俺と実由のやり取りをようやく止めにかかる母さん。
「う~んヒロちゃん、その格好良く似合っているわね~。」
「えへっ、そうでしょ♪」
ちなみにそう言われて嬉しそうにしているのは俺じゃなくて実由の方。
「こうなってしまった以上、ヒロちゃんは女の子として生活しなきゃならないみたいね。」
「う、うん、それしか無いんだろうけど…」
表情が曇る俺。いきなりこんな姿になって今後どうすればいいのか分かんないよ。
「大丈夫~。お母さんに任せて。色々手を打っておいたからね。」
俺の気持ちを察したのか母さんは俺を抱き寄せ頭を撫ぜ撫ぜする。
「ち、ちょっと! 恥ずかしいからっ」
顔を真っ赤にして俺は母さんから離れようとした。
「やだ、何照れてんのよ~。可愛いっ!」
「お姉ちゃんっ、最高に可愛いっ!!」
俺のささやかな抵抗も空しく、母さんと実由は嬉しそうに俺に抱きつく。
もう、何なんだ、この母娘は…。
しかし不思議なことにさっきまでの不安が和らいでいるのを俺は感じていた。
ヒロちゃんも実由ちゃんも落ち着いて。」
俺と実由のやり取りをようやく止めにかかる母さん。
「う~んヒロちゃん、その格好良く似合っているわね~。」
「えへっ、そうでしょ♪」
ちなみにそう言われて嬉しそうにしているのは俺じゃなくて実由の方。
「こうなってしまった以上、ヒロちゃんは女の子として生活しなきゃならないみたいね。」
「う、うん、それしか無いんだろうけど…」
表情が曇る俺。いきなりこんな姿になって今後どうすればいいのか分かんないよ。
「大丈夫~。お母さんに任せて。色々手を打っておいたからね。」
俺の気持ちを察したのか母さんは俺を抱き寄せ頭を撫ぜ撫ぜする。
「ち、ちょっと! 恥ずかしいからっ」
顔を真っ赤にして俺は母さんから離れようとした。
「やだ、何照れてんのよ~。可愛いっ!」
「お姉ちゃんっ、最高に可愛いっ!!」
俺のささやかな抵抗も空しく、母さんと実由は嬉しそうに俺に抱きつく。
もう、何なんだ、この母娘は…。
しかし不思議なことにさっきまでの不安が和らいでいるのを俺は感じていた。