283 : ◆wjOmYNm0Aw :2008/10/12(日) 20:57:57.13 ID:6NcUxhQ0
第三話
第三話
「ふぅ~・・・」
帰宅完了、久しぶりに動いたというわけでもないのに汗だく。服って地味に重いんだな
「はー疲れた・・・」
隣では優が同じように汗だくである
とりあえず買ってきた服を整理整頓しよう、優が今来ているやつも買ってきたやつだ。しかし買ってすぐ着るやつがいるか?普通・・・
「うーん、汗だくだよベタベタだよー」
「汗だくなのもベタベタなのも分かったから手伝えっての」
僕は早速作業に取り掛かることにして、片っ端から袋の中の物を出している
一方、優は僕の服が入っているタンスを漁っている
「・・・何やってるんだ人のタンスなんか開いて」
「今日だけ寝るときのパジャマ、勇人の使わせて貰おうかなーって思って」
それで人のタンス漁ってるわけか、パジャマは上から3段目だ
- と言おうとして気がついた
「おいちょっと待て、パジャマって何だ、お前もう寝るつもりか?これが終わるまで寝るとか許さん」
人に任せて自分は寝るとかいい度胸だな
284 : ◆wjOmYNm0Aw :2008/10/12(日) 20:59:26.54 ID:6NcUxhQ0
「やや、違うって。汗流したいからシャワーあびてくるだけ。また着替えるの面倒だからそのままパジャマでいいかーってことだよ」
284 : ◆wjOmYNm0Aw :2008/10/12(日) 20:59:26.54 ID:6NcUxhQ0
「やや、違うって。汗流したいからシャワーあびてくるだけ。また着替えるの面倒だからそのままパジャマでいいかーってことだよ」
「ああ、なんだ」
そういうことか・・・しかし随分女らしくなったな、僕。男の僕のほうは汗だくベタベタでも平気だぞ、気持ち悪いけど問題ない
「あったあった、これ借りてくね」
優がタンスから着替えのパジャマを取り出す。だが風呂場に向かおうとしない
「何やってるんだ?さっさと浴びて来い」
急かしてみるものの一向に動く気配がない。何か問題があるのだろうか
- もしかして
「シャンプーとかが髪にあわなかったらどうしようとか考えてるのか?そんなこと言われても僕にはどうしようもないぞ」
そう言って優のほうを見る
何故か優はニヤニヤ笑っている。これは・・・ちょっと悪い予感がするぞ・・・
「勇人~♪」
案の定とでも言うべきか、優が抱きついてきた
女の人に抱きつかれる経験なんてほとんどなかったため心臓バクバク。やばいんじゃねこれ心臓破裂して死んじゃうんじゃねってぐらいやばい
だがそれを悟られるのも嫌なので冷静に冷静に・・・
「流石に多少は抵抗力ついてきたぞ、街中ってわけでもないし」
285 : ◆wjOmYNm0Aw :2008/10/12(日) 21:00:35.63 ID:6NcUxhQ0
言葉と体が一致してないのは仕様です
285 : ◆wjOmYNm0Aw :2008/10/12(日) 21:00:35.63 ID:6NcUxhQ0
言葉と体が一致してないのは仕様です
「そうかな~?勇人の鼓動感じるよ~?」
そりゃ密着させれば分かるだろ・・・くっそ~ディスアドバンテージがでかすぎる、肉体的にも精神的にも。脳からやばそうな物質が分泌されまくりんぐ。頭の中が溶けそうだ
「いいからさっさとシャワー浴びて来いって!」
なんとか理性を総動員して優を引き剥がす。あいにくだが僕の理性は最強の称号を持つ。その程度の誘惑に負けるわけが・・・
「ねえねえ、一緒にシャワー浴びようよ。勇人も汗だくじゃん♪」
「ぐ・・げほっ!」
総動員された理性は一撃で瀕死になった。最強の称号はどうやら井の中の蛙とかいうものだったらしい。飲み物飲んでるわけでもないのにむせてしまった
これはもう想定ラインから10M以上はオーバーしてる、まさかここまでの強さだったとは・・・流石元同一人物だ、強すぎる・・・!
「えへへ~、勇人の身体はかつての自分の身体だし、僕は平気だよ?」
僕は平気だよ?に、でも勇人は平気じゃないもんね、という意味が込められている。いわうる反語というやつだ。あれ反語であってたっけ
僕は瀕死になっている理性達に全力で回復魔法をかけて再び総動員した
「15歳の人間に18歳以上のことを要求するな!」
「僕・・・いいよ、勇人なら・・・優しくしてくれるって信じてるから・・・」
ビキビキビキ、頭の中でこんな効果音が響き渡る
理性も完全回復して本来の僕に戻れたようだ
286 : ◆wjOmYNm0Aw :2008/10/12(日) 21:01:23.43 ID:6NcUxhQ0
「寝 言 は 寝 て 言 え 。 蹴 り 殺 さ れ た い の か」
286 : ◆wjOmYNm0Aw :2008/10/12(日) 21:01:23.43 ID:6NcUxhQ0
「寝 言 は 寝 て 言 え 。 蹴 り 殺 さ れ た い の か」
「うぅ、酷いなぁ・・・。じゃあ浴びてくるねー」
着替えを持って風呂場へ向かう優
- 危なかった、もし追撃があったら回復魔法が間に合わなくて死んでいたかもしれん、人として
「さて・・・さっさと片付けるか」
目の前にある服の山を見てそう呟く、先は長そうだ・・・
片付け開始から15分くらいが経過、大体半分以上終わった頃だった
ガシャーン!!
と風呂場から凄い音が聞こえてきた。どうやったらあんな音出せるんだよってぐらい大きな音である
「うおっ!」
あまりに大きな音だったので少し驚いてしまった
「お、おい大丈夫か?」
風呂場にいる優に声を掛けてみるが返事がない
「おい、大丈夫なのか!」
またも声を掛けてみるが、やはり返事がない
不安になって風呂場へ向かう、のぼせて転倒して頭強打とかだったら大変だ
287 : ◆wjOmYNm0Aw :2008/10/12(日) 21:02:24.17 ID:6NcUxhQ0
「おい、優!どうした?」
287 : ◆wjOmYNm0Aw :2008/10/12(日) 21:02:24.17 ID:6NcUxhQ0
「おい、優!どうした?」
風呂場の前で聞いてみる、それでも返事は無かった
これは流石に危ないと思った僕は優の安否を確認することにした
「おい、だいじょ」
風呂場のドアを開けて聞いてみる、内心かなり不安だったのだ・・・が
「やっほー勇人!やっぱり一緒に浴びたかったんだね!」
といきなり抱きつこうとする優
ガラガラ
華麗に無言で閉める僕
「えぇ!?勇人それは酷くない!?せっかくどうやって大きな音出すか必死に考えたのに・・・」
「お前一回死んでこい!氏ねじゃなくて[ピーーー]!」
「酷いなぁ・・・僕は勇人と一緒にシャワー浴びたかっただけなのに」
風呂場から立ち去る僕。何も見ていない何も見ていない、僕は何も見ていない・・・
だが脳内スクリーンではさっきの優の裸体が再生されている、あのとき本気で心配してたから余計綺麗にクリアーに再生されている・・・
「・・・最悪だ。まさか自分の性格がここまで悪かったとは」
何でこう・・・あんな挑発的な性格になってしまったんだ僕は。名前の仕返しにしてはちょっと酷すぎるだろ常識的に考えて・・・
288 : ◆wjOmYNm0Aw :2008/10/12(日) 21:03:15.41 ID:6NcUxhQ0
喜んでいるのか悲しんでいるのか怒っているのか・・・いや、どれでもない
288 : ◆wjOmYNm0Aw :2008/10/12(日) 21:03:15.41 ID:6NcUxhQ0
喜んでいるのか悲しんでいるのか怒っているのか・・・いや、どれでもない
答えは簡単、憂鬱だ・・・