人物名鑑:六代目三遊亭円楽

ゲーム内における六代目円楽

本作では歌丸系モンスターが使用する一部の技のSEとして登場。
その際の名前表記は基本的に「???」と表示され、本人の名前及び姿が登場することはない。

現実における六代目円楽

1950年2月8日、東京都墨田区出身の落語家で五代目円楽一門会*1の幹事長。「楽峰圓生」の僧名を持つ僧侶でもある*2。通称「黒円楽」「楽太郎の円楽」。
青山学院大学在学中の1970年4月に五代目三遊亭圓楽の鞄持ちアルバイトを志願し、付き人を経てスカウトされ入門。大師匠である六代目三遊亭圓生から「三遊亭楽太郎」の高座名をもらった。
1977年8月、六代目三遊亭圓窓の後任で「笑点」の大喜利メンバーとなった*3
学生時代は(警察官だった父親への反発から)学生運動にも参加しており、社会風刺をネタに織り込むスタイルの落語家。また、桂歌丸との罵倒合戦は番組の名物となっていた*4*5
2010年2月に六代目円楽を襲名した。
2018年頃から体調不良*6が続き、2022年には脳梗塞で倒れてしまう。8月に一度復帰をするが、その後肺炎も発症し9月30日に肺がんのため逝去。享年72であり、奇しくも師匠である先代圓楽*7と同じような晩年だった。
2025年2月に弟弟子で三遊亭好楽の息子でもある王楽が「円楽」の名跡を継ぎ、「七代目三遊亭円楽」となった。

長男は「青二プロダクション所属の声優」兼「五代目円楽一門会の落語家」の会一太郎*8。一太郎は六代目円楽の落語家としての弟子のひとりでもある。2009年入門、2012年に二ツ目昇進、2022年に真打昇進を果たしている。なお一太郎は声優をメインに活動しており、落語家としての活動はほとんどしていない。昇進も「香盤順の関係による昇進」だったこともあり、一太郎は昇進の際にお披露目会等は一切せずに YouTubeのライブ配信 で説明会を開くにとどまった。
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最終更新:2025年02月22日 19:17

*1 1978年に起きた落語協会分裂騒動で六代目三遊亭圓生が当時の会長五代目柳家小さんらが行った真打大量昇進に対して、反発する形で落語協会を脱退して設立した団体。

*2 2016年3月に群馬県の釈迦尊寺の住職に師事し、得度式を行って出家している。円楽の墓所もこの寺であり、生前の時点ですでに建てていたという。

*3 加入当時は二ツ目(東京落語の中間の地位)。最高位である真打に昇進したのは1981年3月のことである。

*4 実際はむしろ仲が良く、歌丸本人からも「私の事をネタにしてもいい。」とアドバイスをもらっている。円楽本人も「自分には3人の父親がいる。1人目は実父。2人目は先代の圓楽師匠。そして3人目は桂歌丸師匠」とコメントしている。

*5 当初は日和見キャラであり、歌丸との喧嘩ネタは四代目三遊亭小圓遊の担当だった。だが小圓遊は笑点での立ち位置などでストレスを抱えた末に身体を壊し、1980年10月5日に43歳の若さで逝去してしまった。

*6 歌丸の四十九日にあたる日に肺がんが見つかり、百箇日の日がその手術日だったとのこと。

*7 五代目圓楽も肺がんが見つかった後で脳梗塞を発症し、既往症の肺がんで70代(五代目圓楽は享年76)で死去している。

*8 落語家としては「三遊亭一太郎」を名乗っている。