バイアード13世
元魔王
ジャネスの腹心で、魔王軍
五魔将の一人。戦場で「暗黒の吸血鬼」と呼ばれる実力者。
ジャネス消滅後、
新生魔王軍の旗揚げに尽力したが、次第にヒロと意見が対立、自らの野望と共に独自に世界の覇権を狙い始める。
理知的な人物で、武力よりも話し合いでの解決を望む人格者。そんな彼に命を救われた者も多い。
幼き日の
マユラや、
勇魔戦争における幼少期の
ミュラなどがそれにあたる。
特にミュラに関してはガンマッハは敵対しながらも、その恩を忘れてはいなかった。
だがそんな彼の優しさが理解されることは少なく、マユラやミュラはバイアード十三世を恨み続けていた。
ジャドウの魔王軍設立の際に、バンパイア一族の独立と引き換えにその傘下に加わった。
この事実を知らない娘である
メイミーは彼を国賊とみなし、永久追放宣言を行っている。
メイミーが事実を知ったのは、既にこの世を去った後だった。
バンパイア一族はジャネス降臨の際、ジャネスに協力した夜行性の種族であり、魔族では無い。
自然神や古代神を信仰し、純潔を尊んでいた種族であるらしい。その性質は魔族よりもエルフに近い。
ジャネス降臨後は魔族との交流が深くなり、純潔のバンパイアが減少、魔王ジャネスの信奉者が殆どとなった。
現在では、古代神を信仰するバンパイアは珍しい。
彼らが血を吸うのは、相手の能力を調べる時のみで、食生活は人間と変わらない。
コミックスペクトラルフォース(コーエー)では、人間と共存しようとする彼の盲目的なまでの姿勢が描かれている。
あくまで人間を支配しようというヒロと戦う覚悟を決め、人間の「勇者」を協力者として迎え入れた。
が、よりによってその「勇者」は盗賊
マンビー。この時のヒロの台詞である「正気か!?バイアード!!」はゲームをプレイすれば同じ突っ込みを入れたくなるほどであろう(桑名談)。
クロニクルでもそのエピソードは再現された。同コミックのジャドウ封印後の外伝エピソード、「メイミーの紅茶」で魔王城にその姿を確認できる。どうやらコミックでは生き延びているらしい。
デスペラード・マッスル
バイアード
第1次ネバーランド大戦の後、バンパイア勢力は弱体化。
1029年、バンパイア一族はブラッディ・フォースに取り潰されるような形で吸収されてしまう。
これと彼らの掲げる魔族支配に反感を持ったバイアードは、エティエルと共にブラッディ・フォースを離脱する。そんななかでロゼの噂を耳にした彼は、バンパイア一族を託すに値する人物と判断。
魔族と夜を生きるもの全ての為に戦うことを決意し魔皇軍に加わる。
以後は魔皇軍の将軍として活躍し、人魔共生を掲げ母メイミーの影響からかロゼの掲げる理想「人魔の共生」にも理解し、ロゼにとっては数少ない真の理解者となり信任も厚い、
ロゼによるネバーランド統一後はネバーランド皇国軍の七首相の一人として、内政、軍務、外交などに尽力しており、実質NO.2の地位にあるという。
部下のエティエルと結婚し、娘
リーザを設ける。妹の
ローザを意識して名を作ったという。家庭では厳格ながらも、優しい父として慕われており
娘のリーザが死亡したという知らせを受けて、焦りと怒りから部下に諭されるほどに取り乱した。
シンバ帝国に憎悪を抱き、ロゼの優しすぎる統治では駄目だと判断し、ジャネス復活に加担したが、結果敗北した。
後に許されたようであり、永久凍土でロゼ、イフと共に眠りにつくことになる。
デスペラード・マッスル
ブラッドフォース
黒い衝動
最終更新:2013年09月26日 23:18