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戦火の愛」(2007/07/15 (日) 11:13:29) の最新版変更点

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M1A1の砲身を磨きながら、装填手のジョンが言った。 「雪華綺晶、この戦争が終わったらアメリカで結婚しないか?」 「……」 雪華綺晶は無言で照準スコープを磨く。 「西海岸に家を建てようと思ってるんだ。夏に海に行ったり、映画を見に行ったり……」 「……」 「返事は今じゃなくてもいいんです」 「……」 「お願いします!」 「……愚か者が、そういうことは戦争が終わってから言え。死にたいのか」 「じゃあ、考えてくれるんですね?!」 「……」 「やったぁ!」 何も返事をしていないのに、ジョンは歓喜の声をあげ、砲身の上を飛び跳ねはじめた。 「じゃあ、今日もがんばりまsk」 足を滑らせて、鋼鉄の砲身に股間を強打した。 手足が痙攣している。 「……メディック」 衛生兵が彼を担架に載せ運んでいった。 雪華綺晶が出撃した時、ジョンはベッドの上に居た。 湾岸戦争が終わり、ジョンはアメリカの戦車教習学校の教官を勤めている。

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