休み時間は、教師にとっては「休息時間」である。しかし、学校という特殊性から社会の意識としては、休み時間は教師の責任は全くないというものとは違うようだ。次の事故を考えてみよう。
少女ら賠償求め提訴 赤堀町の
小学校事故で後遺症 /群馬
赤堀町内の小学校で七年前、児童が投げ落とした傘立てが頭にあたり、後遺症が残ったとして、同町の少女(一七)とその両親が、同町などを相手取り、計約四千百五十万円の損害賠償を求める訴えを前橋地裁に起こした。
訴状などによると、少女は小学五年生だった一九九二年十二月、校庭で、当時六年生の女子児童が校舎三階のベランダから投げ落とした傘立てが頭にあたり、けいれんの発作の後遺症が残るけがをしたという。
少女側は、同町は日ごろから乱暴だった女子児童の行動を監視してほかの児童に危害が及ばないようにしなかったなどと主張している。
同町
教育委員会は今年二月、災害給付金として四百十万円を少女に支払ったが、少女側は、給付金は損害賠償にはあたらない保険金だとしている。
同町の金井昇町長は「近く、教育長と弁護士が協議して対応を決める」としている。*35)朝日新聞 99/05/27
休み時間中の事故は非常に多い。問題となるのは、休み時間は、教師の指導の及びにくい時間帯であり、事故が起きやすいこと、その事故については、生徒の不注意にも多くの原因があること、しかし、学校内で起きた事故であること等、考えるべき要素が多い。
7-5 放課後の学校施設利用中の事故
学校開放が求められ、また共働き夫婦が増加したことで、放課後の保育のために学校が使用される機会が増えてきた。小さな施設を使用して行われる学童保育よりも施設が大きく、子どもたちにとって好ましい環境であるが、また指導員の目が行き届きにくくなる危険性もある。
小3男児、学校のガラス戸に衝突し死亡 広島・福山
20日午後4時ごろ、広島県福山市山手町1丁目、市立山手小学校の北校舎2階の渡り廊下出入り口で、同市山手町5丁目、会社員穂積薫さん(34)の長男で、同小3年裕哉(ひろき)君(8)が誤ってガラス戸にぶつかった。裕哉君は割れたガラスの破片が胸などに刺さり、市内の病院に運ばれたが、約3時間後に死亡した。
福山西署などの調べでは、裕哉君は出入り口付近を走っていたといい、同署はガラス戸にぶつかった際の状況を調べている。
この日は、親が働いている児童を市が預かる「放課後児童クラブ」が校内を使っており、指導員2人と裕哉君を含む児童23人がいた。当時は掃除の時間だったという。
教室から約4メートル離れた所に出入り口があった。ガラス戸は1枚が高さ1.9メートル、幅85センチで下部はアルミ製。*36)08/21 00:26 朝日新聞
最終更新:2008年08月04日 21:34