【種別】
魔術概念
【初出】
十九巻
元は
アレイスター=クロウリーが主張する時代区分の一つ。
いわく「
十字教の一強状態が続くことによる停滞の時」。
およびそれに準ずる「十字教単一支配下の法則」であり、
この領域の力を使う者はどう足掻いても次なる「
ホルスの時代」の力を使う者には勝てないらしい。
実際に、
ホルスの時代の存在と思われるアレイスターは
満身創痍とはいえ「第三の腕」を振るう
フィアンマを簡単に下している。
また、
エイワスによれば、一方通行の「黒翼」もオシリスの時代の力であるようだ。
この区分自体は「
ホルスの時代」を肯定するもので、すなわち「十字教の支配体制の崩壊」を意味するのだが、
アレイスターは「
法の書」を世に投じて以降、十字教の時代は既に終わったと見做している。
ネフテュス曰く、イエイツや
メイザースなどと並ぶ
黄金夜明の中心人物だったクロウリーのこの意見は、
『黄金』系の中でもかなり過激なもので、結社の全員が支持していたわけでもなかったらしい。
【補足】
時代はアイオン、アイオーンと読む。新約以降は実際にアイオーンとルビが振られている。
最終更新:2018年12月23日 14:26