【初出】
新約十七巻
原理自体は一巻から登場している。
【解説】
「形の似たもの同士はお互いに影響し合う」という発想に則った魔術。
自分の体の動きを相手の体の動きとリンクさせ、相手の有り様を自分に再現する手法。
魔術を『
感染』と『類感』という2つの分類へ大雑把に区切ったときの片割れで、言うなれば究極のごっこ遊び。
また、逆に相手を自分にリンクさせ、自分の有り様を相手に再現させることも可能であり、
例として「丑の刻参り」や「呪いの人形」などが挙げられている。
どちらも「人の形を模したモノは、人の体に影響を与える」という発想がベースになっている。
現実の世界でも広く浸透した考えであり、現代においても
「髪の毛を模した海藻類を食べることで髪が黒くなる」
「お日さまを模したてるてる坊主を吊るすことで本物の太陽を呼び、雨を晴らす」
「人間の脳と似た形の胡桃を摂取すると脳の病に効く」
等々、枚挙に暇がない。
作中でよく使われる
偶像の理論は、この理論を言い換えたものである。
最終更新:2025年08月29日 16:10