その正体は、
白ウサミミこと
能兎白栗が実験を開始するにあたり、
『幻想片影』(主人公)を見出す前に発見した能力者達。
個人の能力名ではなく、
能兎栗に近しい能力の総称。
白ウサミミは
能力開発の研究者という肩書きで彼ら・彼女らに接触してデータを採取したが、
算出されたデータから『幻想片影』以上に素質を開花させる見込みがないと判断され、実験には参加していない。
『幻想片影』が実験に参加した影響で昏睡状態に陥ったとき、
『狂想片影』達も一斉に意識不明に陥ったという。
白ウサミミに協力していた
ゾーィ=マクレガーが匿名で通報したことで一般の病院に収容されていたが、
『幻想片影』の意識が覚醒した際に合わせて目を覚ましたようだ。
黒
ウサミミに従う理由は、
同じ能力者で同じチャンスがあったのに、
自分たちが蹴落とされ、主人公が選ばれたことへの不満、
怨恨や嫉妬抜きで自分の限界に挑戦したい、など、個々人で異なるが、
「能力を強化する」という約束だけは共通している。
能力の強化には「栗の
仮想世界に取り込まれた時の残滓」を利用しており、
残滓を利用して、栗が取得した能力も引き出せるように調整されている。
大本の能力が強大なため、『幻想片影』と異なり
ブースターを必要としない。
栗と能力を介して繋がっているため、栗の暴走する精神に引き摺られ、
徐々に凶暴化、正常な思考を失っていく。
本質的に『
黒い影』と根本を同じくするため、
『
黒い影』に接触されると能力者ごと吸収されてしまう。
『
黒い影』が暴れるのも、『狂想片影』を暴れさせるのも、
もともと栗の暴走を抑えるためのガス抜きを兼ねた行為であり、
ある程度暴れて戦闘不能になった(落ち着いた)『狂想片影』は、
黒
ウサミミの操作する『
黒い影』に回収される。
なお、一時的に取り込まれるが、命には別状がないとの事。
最終更新:2018年10月19日 21:54