【種別】
人名

【初出】
とある科学の超電磁砲第百一話
フルネームの判明は百七話
なお、キャラクターデザインは冬川氏による

【解説】
甲賀出身のくノ一であり、近江手裏の部下。

肩までかかる程度の黒髪を短いポニーテールにした少女。
登山用のハーネスを備えた学生服を着用し、
背には短刀を背負っている。

家族でキャンプに来ていたところ野犬に襲われ一人生き残るも、再び襲われたところを近江に救われ彼女の下に入る。
5歳の頃に甲賀上層部の命で「置き去り」として学園都市に潜入し、
以来10年間学園都市の情報を甲賀に伝える任務を果たしていた(近江はこのことに反対していたらしい)。

だが、その間に受けた「暗闇の五月計画」の影響で思想が歪み、
「甲賀を裏切ることで、近江の手によりかつての野犬と同じくゴミのように殺されること」を目的とするようになる。

そしてこの目的を達成するため、嬉美の計画に協力する。

能力はレベル3の能力観察(AIMウォッチャー)
これ自体はそこまで強力な能力ではないが、彼女は長年の観察と戦闘経験により、
「能力使用時の演算によるAIMの変化から、能力がどのように進行するか」を予測することができるほどに研ぎ澄ましている。

更に忍者だけあって、垂直の木々を軽々と飛び移ったりと素の運動神経が筋力強化の能力者並みに高く、体術や武器の扱いにも習熟している。
しかもこれでも忍者基準では二流以下らしい。
所持している短刀や棒手裏剣などの武器には、掠っただけで数秒で体が動かなくなる、致死性ではないものの強力な痺れ薬を塗っている。

【作中での行動】
潜入任務を達成したとして、
自身を回収してもらうために近江達を学園都市内部に引き入れ、
ついでに脱獄トライアルに参加する。

脱獄トライアルでは近江達の足を引っ張る描写が多く、近江にも「里に帰ったら鍛え直し」と言われる。
だがこれは「ハッキングスキルに秀でた人物を見出し、いないなら最低限嬉美脱獄のため近江達に突破させる」ことを目的にわざと行った偽装である。
イベント終了後に近江を背後から急襲するも、取り逃す。

初春の誘拐後は囮として黒子を引き付け、森の中で戦うことになる。
相手の演算を利用したフェイントと天性の格闘センスによって思わぬ苦戦を強いられながらも、短刀で右手に傷を負わせる。だが、黒子が血管内に止血ジェルを空間移動させて全身の麻痺を防いだことで反撃を食らい、事前に仕掛けられていたカメラのフラッシュで視覚を封じられ、奪われた短刀で切りつけられて痺れ薬が回り、昏倒した。

「近江に殺される」という願いも、戦いを監視していた彼女が処断を学園都市の法に委ねると決めたため、叶うことはなかった。

近江が始末しに来ない事を「自分は始末される価値もない。」「来ないならこちらから攻め込めばいい」と解釈して脱獄し、伊賀忍者の郭につきまとっている。


【口調】

一人称は「私」。二人称は「貴女」「〜さん」など。
語尾に「〜っス」と付く。
例)「いいっスね。近江様へのお土産が増えたっス」


最終更新:2022年03月20日 16:38