【種別】
兵器

【初出】
創約四巻

【解説】
ファイブオーバー・アウトサイダー』シリーズの一機。
学園都市第一位『一方通行』の力を擬似的に再現した兵器。

通常の『ファイブオーバー』シリーズと異なり、第一位のベクトル操作を完全再現している訳ではないが、
学園都市が敵地で実戦投入しているあたりを見ると、戦力として利用できる程度の性能は確保されているものと思われる。
モデルケース・レールガン」などと同様に、有人操縦・遠隔操縦の両方に対応したハイブリッドモデルとなっている。

ワゴン車よりも巨大なカニの化け物のような外見をしており、
巨大な盾を構えて正面からのシルエットをほとんど覆い隠している。
この盾が本機のメインウェポンであり、
その表面は目に見えないほど小さなイソギンチャクのような何かでびっしりと覆われている。
このイソギンチャクのようなものが動作するたびに、
CDのような七色の光沢が盾の表面をぬめるように移動する。

動作原理は不明だが、妹達(シスターズ)の見立てによれば、
髪の毛よりも細い群体制御シリンダーを10億個以上搭載している、
あるいは分散型電気収縮ジェルを利用しているなどといった可能性があるようだ。

オペレーション・オーバーロードリベンジにあたり、学園都市側によって他の各種兵器と共にロサンゼルス市に持ち込まれ、
バスケットコートに設けられた野戦中継基地で金属製コンテナ内に保管されていた。
その後、魔術師キトリニタスによって「モデルケース・レールガン」などと共に上条との戦闘で利用され、
イギリス政府ルートからの情報を受けて事件に介入した妹達(シスターズ)を圧倒したが、
最終的にはキトリニタスが砂の魔術(未編集)で大規模攻撃を行った際に破壊されたようである。


最終更新:2024年03月29日 16:59