【種別】
人名

【初出】
超電磁砲 132話
概要は131話

【解説】
常盤台中学に在籍していた学生。原作本編の1年前の時点で3年生。
ブロンドのロングヘアに、緑眼の少女。
長い後ろ髪はかつてそのまま下ろしていたが、
あるとき助澤世菜と角坂凛奈に紐リボンでポニーテールに結ってもらって以来、その髪型を続けている。

能力はあらゆる油分を操作する「油性操作」。
その能力を目当てに加入してくる人員により、当時の常盤台で第2位の規模の派閥を率いていた。

物静かで自己主張が弱く、人付き合いが苦手な性格。
この性格は生まれつきで、小学校の頃は一人で静かに本を読んで休み時間を過ごすタイプだった。
しかし小学校時代のある日、クラスメイトに頼まれてお腹の脂肪を減らしてあげたのをきっかけに自身の能力が口コミで広まると、
知り合いから水鏡と面識のない人物まで大量の女子が水鏡のもとに殺到してしまい、
脂肪の取り方について見ず知らずの相手に文句まで言われるという体験をした。
それを機に、このままでは自分の人生が他人に食い潰されてしまうのではないか、という危機感を抱くようになった。

自己防衛のため、中学デビューを機に入学直後から派閥を立ち上げる。
「自分ごときの派閥に入りたい人はわずかだろう」と考え、
派閥に尽くしてくれた者に等価交換で能力を使うという防衛ラインを引いた。
だが、水鏡の予想に反して常盤台生の美容意識は極めて高く、加入希望者が殺到。
彼女を永代姫君に推戴するための活動が最大の貢献だという空気が醸成されてしまった結果、
ついには支倉派閥を追い抜いてしまい、沙派閥に抜かれるまでの一時的ではあったが、
常盤台の最大派閥まで成長してしまったのだった。

当然、彼女本人には永代姫君にも派閥争いにも一切興味がなく消極的なのだが、
水鏡派閥のメンバーからも他の派閥の長からも建前上のブラフだと思われている。
今でもコミュニケーションは苦手であり、派閥メンバーに強く出られても反対できずにいるため、
能力を使わず静かに暮らしたいという些細な夢を叶えられないまま涙目で中学生活を送っている。

水鏡派閥と支倉派閥との間で派閥抗争が勃発してからは、自分が頭を下げて早めに対立を解消しようと考えたものの、
「謝罪したらあちら(支倉派閥)の言いがかりを認めることになってしまう」という派閥メンバーの反対・助言もあって実行できずにいた。

その後、支倉派閥の一員の安賭によって襲撃を受けた際、自身と行動を共にしていた角坂と助澤に八つ当たりしてしまう。
2人を愛想をつかせて立ち去らせ、自分一人がやられることで水鏡派閥を解散して収めようと考えるが、
2人が自分のために囮になったことに気づいて彼女達の元に戻る。

安賭との戦闘では、「自身の脂肪を増やして防御→瞬間的に痩せて高速移動→高速で太ってスピードとパワーを乗せた一撃」
というコンビネーション攻撃(安賭曰く「デブとガリのマリアージュ」)で対抗。
拘束も効かず相性の悪さを察した安賭に、自分の派閥が能力頼りであることを詰られるが
「友達いない人に言われても困る」と一蹴し、動揺した隙をついて上からボディプレスをかけて撃退した。



最終更新:2022年04月06日 04:11