【種別】
人名
【初出】
創約七巻
名前のみ創約五巻
【概要】
『
橋架結社(未編集)』に所属する
超絶者の1人。
古い学者達が匿名で論文を発表する時の、使い捨ての共通ペンネームである「3倍も偉大なる者」トリスメギストスを名乗る男。
見た目はもじゃもじゃ頭な黒髪の、どこか陰気な印象を与える青年。
燕尾服を着用し、時代がかった黒の外套を羽織り、黒い帽子を被っている。
手には長さ1mに満たない黒い杖を握るなど、総じて執事のような容貌をしている。
その見た目に違わず執事のように振る舞っており、常にアリスの側に控え、外套の中から様々な道具を取り出し、テキパキと彼女の世話をしている。
アリスのことは主君(本心では暴君)としてとらえており、自身はあくまでも使用人と自認している。
結社内においてはアリスの世話に加え連絡役や指示伝達など実務を一手に担っており、立場はアリスに次ぐNo.2。
しかしアリスの性格のために実質的な舵取りは彼が行っており、結社の目的である復活の儀式も代表として執り行うなど、事実上のリーダーである。
性格は表面上は穏やかで礼儀正しく、誰にでもへりくだった態度で接する。
しかし本性は冷徹で、物事を情ではなく損得勘定で判断する。
アリスや目的に対して危険因子と認識すると、即座に排除するために動く。
そのため印象と考えが必ずしも一致しない不気味さを持つ。
彼の「救済条件」は「一般的な平和、平等な社会を守ること」。
そのため彼が「常識」であると信じているものに基づいて行動し、感情、迷信など「常識」を歪めるものを軽蔑する。
口癖としても「一般的」を多用し、超絶者についても、肩入れし過ぎず公平に救いを扱うべきだと信じている。
なお彼の「常識」の感覚が揺さぶられると、落胆を表明する。
用意周到かつ慎重な合理主義者で、戦闘においても雑魚相手にも初手から全力を尽くし、一瞬の隙も見逃さない。
アリスによれば紅茶を淹れたら世界一。チェスが好きらしく、上条がルール知らないとと大きなショックを受けた。
【能力】
超絶者として、条件次第では魔術サイド全体に勝利しうる強力極まる術式を持つ。
手に持っている黒い杖は内部に刃がついた仕込み杖であり、戦闘ではこれを用いて戦う。
一見近接特化に見えるが、その本領は居合術による中距離戦で、抜刀すると斬撃が飛ぶ。斬撃は10mもの射程を持ち、目視してからの回避はまず不可能。
さらに
人域離脱を合わせる事で、自由度と殺傷性が大きく向上する。
項目のある能力は以下。
【口調】
一人称は「私」。
ですます調の丁寧な言葉遣いで話し、口癖として「一般的」を多用する。
共通トーンを使っているため、本来の口調は不明。
「一般的に考えればお分かりの通り、超絶者の一人ですよ」
最終更新:2025年06月28日 19:22