【名前】火列祇篝(かつらぎ かがり)
【性別】男
【所属】科学
【能力】価値操作(バリューシフト) レベル2
【能力説明】
対象の価値観を操作する精神系能力。火列祇の場合、対象に選べるのは一度に一人、半径5m以内であるのが条件。
例えば対象の自身に対する評価を調節して買い被らせたり、逆に侮らせたり、無関心にさせたり出来る。
具体的な所では、戦闘で絶体絶命な状況に追い込まれても、「こんな奴仕留める価値もない」と思わせて窮地を脱する……なんて事が出来るかもしれない。
レベル2程度では、上位の精神系や強固な「自分だけの現実」を構築している能力者に対しての効果は薄い。
火列祇は「金銭感覚」の操作に長けており、ペテン師染みた話術と合わせて「双方の合意の元、合法的な契約に基づいたクリーンな取引」に精を出している。
【概要】
明知中等教育学院三年三部クラス。派閥『烈闘星』に所属、「明知の黒い三連星」として幹部の一角を担う。関西出身らしい。
派閥内では会計担当。お金に目が無く、お金の匂いがするならば例え火の中水の中、な自分に正直な男。
能力を悪用したインチキ商法で、よく一部クラスのお坊ちゃんを相手に荒稼ぎしている。巻き上げたお金は烈闘星の打ち上げ等での飲食代としてパーっと振舞っている。三部の周囲からは「義賊」と評されているが、本人にその自覚はない。
小柄な体格ながら腕っ節は割と強く、小回りの利く動きで相手を翻弄する格闘スタイル。「将星」手柱が三部を纏め上げる以前は三部の荒くれ切っての喧嘩屋、特攻隊長と言われていた。現在は決闘の前線よりも札束を数える作業で腕を振るっている。
烈闘星に参加した理由も新たな稼ぎ口を開拓するため。先見の明があったのか、派閥の規模が拡大し人と金の流入が活発になった状況を愉しんでいる。
手柱とは同格の立場だと思っているが、自分には無い人望や魅力を備えている点では認めている。八森は「変な女」、棹留は「賢いオカマ」というザックリした評価だが関係に問題はない。烈闘星の成立以前からの舎弟も何人かおり、慕われている。
「契約」や「約束」に人一倍厳しく、一度交わした約束は何があろうと守り、守らせる事を貫く。「取り立て」時には身内であろうと容赦なく追い詰める姿もしばしば。お金が絡まない状況では、気の良い兄貴分といった印象である。
低レベルながら、なけなしの財産を叩いてくれた両親のお陰で名門明知の三部クラスに滑り込んだ。実は荒稼ぎした金や学園都市からの奨学金の大半を実家に仕送りしている。それでも下の弟や妹達を十分に食わせてちゃんとした学校に行かせてやれるかは分からないとして、我武者羅に金を求めるあまり金の亡者と化しつつある。両親は学園都市の名門進学校を出て一角の人物になってくれる事を期待しての厚意だったが、今では完全に裏目に出てしまっている。
最近学院内で不定期に行われる決闘の裏で、勝者を予想する「賭け」を催しており、その頭取として新たな収入源の確保を模索しているが、手柱や他の幹部達も流石に賭博行為には否定的な立場を取っており、今後の雲行きが怪しくなっている。
【特徴】
身長160センチと、周りと比べたら小柄な体格。反面フットワークは軽く脚の速さでも(能力抜きでは)学年随一。
金髪に染めた髪にパンチパーマを当てており、常に横に伸ばしたWみたいなグラサンを掛けている。
制服は着崩している、というか上着を肩に引っ掛けているだけでどう見ても鳶職みたいな出で立ち。
【台詞】
関西弁。関西と言ってもどの辺りなのかは判然としないので割とフリーダム。人称はワイ(私)、自分(あなた)等。
「自分この壺どう思う? や、そない釣れへんこと言わんといてぇや。今なら悪霊退散にも効果アリと巷で噂のマツコ棒DXも五本セットでこのお値打ち価格! なんや~、まだ迷っとるんかいな。何時買うんや? 今やろ!!」(密かに能力を使ってます)
「集団戦の決闘メンバーにワイを~? あーパスパス。ワイはこーして諭吉っつぁんとお話しとる方が性に合っとるさかい。……なに? 働き如何では特別ボーナスやて!? それを早う言わんかいボケェ!! こうしちゃおれんさっそく作戦会議や、おーい姐御ー!」
「ひい、ふう、みい……にっししし。今度の『賭闘』もぎょーさん儲けたで。あん? 何やタバシ、自分何か言いたそうな顔やんけ。言うとくけど説教なら聴かへんで。世の中カネや、結局カネを持っとるモンが最後に笑うんや」
【SS使用条件】自由に

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最終更新:2013年08月19日 23:14