【名前】狭灘群青(さなだ ぐんじょう)
【性別】男
【所属】科学
【能力】なし
【能力説明】能力開発を受けられる年齢ではない。
【概要】
明知中等教育学院に勤める能力開発担当教師。自身の専攻は『念動力』。39歳、現在独身。
一時は
長点上機学園で教鞭を執っていた事もあるやり手の『
開発官』として、その筋では有名な教師。
三年前、現学院長
蕩魅召餌による学院改革の一環として他校から引き抜かれ、能力開発主任並びに生徒指導主事の大役を任されている。
エリート志向が強く『三部制』に則った弱肉強食をモットーにしており、一部クラス偏重の教育方針を敷いているが実績は伴っているようだ。
また空手部の顧問でもあり、自身も黒帯を絞める実力者。武術の心得があるためか、『決闘』の
審判を務める機会も多い。
文武両道はエリートの嗜みだと部員達に説き、二部クラスに落ちた部員には一部昇格までの練習への不参加を命じるほど。
精鋭集団の空手部の中でも黄道十二星座『明知のピスケス』
菱沼丈一朗には一際目を掛け、彼の担当開発官を買って出るほどの入れ込み具合である。
二年前
手柱八紘の才能を開花させようと彼の開発を担当していたが、二段階降格処分が下ってからは彼に充てた時間で貴重な人生を無駄にしたとして露骨に毛嫌いするようになった。
今でこそ弱者を切り捨て選ばれし強者のみを伸ばす選民思想的なスパルタ教師という印象の彼だが、在りし日の新米教師は今とは全く逆で、どんな生徒にも長所を見出し短所を克服させるべく手を差し伸べる熱血教師だったという噂。
それがどうして今のような方針に改まったのか、様々な説が飛び交っているものの今一つ確信に至るものがなく謎のままである。
生徒や同僚には黙っているが実はバツイチで、別れた女性との間に娘が一人いる。女性はその後再婚し、娘共々新しい姓を名乗っているらしい。
娘が幼い頃に別れたので以降の面識はないが、順当に成長していれば丁度中学生くらいの年齢になるはずである。
【特徴】
180台の長身で、ぱっと見は細いが実際は着痩せする方らしく空手の鍛練で培った鋼の肉体を持つ。
整えられた黒髪のツーサイドアップで、目つきは常に険しく眉間に皺を寄せている。特に三部クラスの生徒に対しては不快感を隠そうともしない。
毎日自分でアイロンを当てた皺一つない上物のスーツを着こなし、ネクタイピンや腕時計などでさり気なく己のステータスを誇示している。
【台詞】
「『シュレディンガーの猫』。学園都市における能力開発の根幹をなす理論の元になった量子論の有名な例え話だ。そこの貴様、簡潔に説明してみろ」
「……何? 成績不振で二部クラスに降格しただと。ならば即刻道場より去れ。一部に復帰するまで練習には来なくて結構、さっさと去ね。文武を兼ね備えてこその強者、弱者に居場所などないと知れ」
「私の教育方針に異を唱えると、そう受け取って構いませんな
春咲先生。残念ながら貴女と教育の在るべき形について論戦を戦わす暇などありませんが、一言申し上げるとしたら……青いですね」
「最近耳障りな噂にうんざりさせられていたんだよ、手柱。掃き溜めのお仲間と愚連隊の真似事でもしているつもりか。貴様は私の蟀谷に青筋を立てさせる天才だな」
【SS使用条件】
嫌味な先生役で。改心ルートもご自由に
妻と娘は現状ノープランなので興味ある方がいましたら作ってもいいのよ
最終更新:2014年01月17日 00:34