【名前】玩味昂揚(あじみ こうよう)
【性別】男
【所属】科学
【能力】念動欠片(メカニカルパズル):レベル4
【能力説明】
ジグソーパズルに用いられるピースのような型をした念動力を造形し自由自在に操作する能力。ピースは平面型・立体型両方を生み出せる。
念動力の総量は半径10mに及ぶ球の体積分。ピースの体積は最大でソフトボールの体積分。総量内ならば生み出せるピースの数に限りが無い事が最大の強みである。
基本的にはピースを組み合わせる事で平面及び球状の壁を構築し、強大な防御壁として運用している。
操作できる範囲はピースが組み合わさっている程に狭くなり、ピース単体なら1キロを軽く越える距離まで展開できる。
一般的な念動力は使用者の思いのままに形を変形させて動かす事ができるのだが、念動欠片は『玩味が触れている場合』を除いてピース単体しか動かす事ができない。
つまり、構築した防御壁は玩味に触れている場合は彼の移動に従って動くが一度彼と離れたないし離れているピースが何らかの型を構築するとその場所に留まってしまう。
また、大本の念動力はピース型以外の型を生み出す事はできない。構築する壁などはあくまでピースが組み合わさった結果の代物である。

攻撃的運用としては、凹部や凸部が鋭利な刃物と同じ切れ味を有している不可視の念動ピースを用いた全方位からの突貫によって対象を切り刻む戦法が基本。
凹部ピースを対象の指に引っ掛け地面に縫い付けたり、凸部ピースを発砲前の銃口に侵入させて暴発を引き起こしたり、凹凸部の接合で物体を切断する等の細やかな運用も得意とする。
『ルービックスネイク』のようにピースを組み合わせて蛇型や直線型の鞭などにする事で対象の打撃や捕縛も可能とする。移動手段としても便利。
攻撃にしろ防御にしろピースが組み合わされば組み合わさる程念動力の総量が増え、比例的に有する力も増す。総量を注ぎ込んで実現する防御力はかなりのもの。
ピース単体でも有する体積が最大なら拳銃から放たれる銃弾を防げる。但し、ピースを組み合わせる=単純な足し算的に防御力が増すのではない事に注意する必要がある。

念動欠片特有の性質として二点挙げる。一つは、ピースないし構築した壁をガラスや映像機器の表面へ張り付ける事で、それらから放たれる熱や光の感覚を察知し映った映像の知覚が可能である事。
もう一つは、ピース単体や構築物を襲う物理的攻撃や爆風等の攻撃を体積や威力等が許容範囲内である事を条件とし、ピースないし構築物内に閉じ込める事ができる事。
当然ピース型以外の造形はできないので、物体等を念動力で包むのでは無く物体等と接する『面』部分の造形を部分的解除する事で取り込んだ後に再度『面』を構築する。
素手で触れると危険な物を掴む事もできるし、取り込んだ爆風を念動力で圧縮後解放する事で攻撃手段として使用可能だが、
構築物の場合は『玩味が触れている場合』が条件として科せられるので能動的運用というよりは罠等の受動的運用になるケースが多い。
【概要】
窓口業務《カスタマーサービス》を看板に持つ浅見真瞳香と取引をしている傭兵。現在は何処の組織にも雇われていないフリー状態である。
傭兵としての腕は確かなものがあるのだが、浅見に負けず劣らずのお気楽さが雇う側にとって「真剣味に欠ける」と判断され中々雇って貰えないようだ。
以前短期的ながら人臣上利に雇われていた事がある。仕事は『資材の運搬』で詳しい内容は全く知らされなかったものの自身もドライブが趣味だったので請け負ったのだが、
何度か所定の時間に遅れた事が切欠でドライビングテクニックについて小学生低学年にしか見えない人臣から延々と説教された末に口論に発展、結果彼女から契約破棄を言い渡された。
その後何の因果かチャイルドデバッカーを率いる四方視歩や『甲蟲部隊』を率いる木原乖離から傭兵としての仕事を持ち掛けられた事もあるが、
前者は人臣に雇われていた時に四方を見掛けた事があり「あのロリ詐欺んトコに居た奴か!?お近付きになりたくねぇ!」と判断し断った。
後者は悪い噂を聞く木原の名前を持ち、実際に会った時に抱いた無機質的な雰囲気も合わせて「肌に合わない」と判断し断った。
お気楽なためか仕事を請ける・請けないの基準へ自分の感性を置いている所謂『選り好み』人間なために本当に仕事がない。
更に気紛れな性格と他人から見られているので余計に仕事が来ない。普段は浅見の近くでウロウロしながら新たな働き口が来ないかを待っている。
浅見が御執心な同業者ウェイン・メディスンや、人臣に同じく雇われていた同業者白沢丹治等とは顔見知り。
自分とは全く好対照なウェインとは浅見同様に積極的に話し掛けるが、運搬係の先輩格でもあった白沢からの『勧誘』に対しては苦笑いしながら断り続けている。
【特徴】
180センチ中盤の身長に引き締まった肉体を纏っているが、着痩せするタイプなので傍から見ればそれなりに細く見える。焦げ茶色の長髪で、長い後ろ髪をおさげにして纏めている。
カジュアルな服装が好きで、とても傭兵を務めるような人間には見えない。右目側にレンズが来るモノクルを身に付けている。
能力の影響かパズル全般が大好きで、子供にプレゼントする感覚でかつて人臣に差し入れでよくパズルをプレゼントしていた。
研究のように何時答えが出るのかわからないものに殊更興味はなく、最初から答えが出ているものにも余り興味はなく、それなりの間に必ず答えが出るものを好む。
武装は拳銃くらいで学園都市最先端の兵器等は持たないが、着用しているモノクルには傍受した特定の電磁波を短時間だけジャミングする機能が備わっている。
専用のイヤフォンを付け加える事で傍受した無線内容を聞く事もできる。直近の浅見への要望として依頼しているのは『スキルアウト間で一時期流行った音響攻撃への対策機器開発』。
【台詞】一人称は「俺っち」。相手の名前を呼ぶ時は何時も「~っち」が後ろに付く。これが仕事が中々入らない理由の1つになっている。
「真瞳香っち。俺っちに目ぼしい仕事は入ってるさ~?・・・あ、入ってない?そうですか。今日も無職さ~。
そ、そういや噂に聞くメディスンっちの防護を打ち破る兵器は完成したんさ~?・・・あ、まだ?そうですか。今日も真瞳香っちの開発意欲は衰えねぇさ~」
「勘弁してくれさ~白沢っち先輩。俺っちはあんなサイボーグみたいな気色悪い研究者の下でなんか働きたくないんですわ」
「別に俺っちは金のために傭兵稼業してるんじゃねぇさ。『金のために』は俺っちが仕事に求める答えなんかじゃねぇさ。
四方っち。悪いが、アンタにいくら金を積まれても俺っちは何時目的が達せられるかわからねぇチャイルドデバッカーに雇われるつもりはねぇさ(人臣っちのトコに居た奴と関わるのはごめんさ~)」
「パズルはいいさ~。ある期間の間に唯一解が出せる俺っちのお気に入りさ~。さ~久し振りの仕事、俺っちが雇われた答えを知りに張り切って行くさ~」
【SS使用条件】
特になし

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最終更新:2014年02月13日 00:05