【名前】大仏樽巳(おさらぎ たるみ)
【性別】男
【所属】科学
【能力】念動籠手(サイコガントレット) LEVEL2
【能力説明】
入枝徳実の『念動装甲』と原理はほぼ同じ。こちらは両手の肘から先のみ、籠手の形をとって現われる。
それ以外の形状に変化させる事は出来ず、また一般的な念動力に見られる汎用性もない。
防御性能はそれなりに高いが、展開範囲が限定的なので戦闘力は能力者本人の運動神経・動体視力に依存する。
【概要】
唱和園高校三年生。名は体を表すが如き大らかな性格の偉丈夫で、同校支部所属の風紀委員で戦闘要員。
支部内ではそのまんま『大仏(ダイブツ)』の渾名で同僚・後輩に慕われている。ただし親しみやすいだけで、尊敬を集める人格ではない。
支部長の此岸端渚とは中学時代からの同僚であり、幼馴染(『腐れ縁』とも言う)。彼女の癇癪を宥められる数少ない存在。
苛烈な正義漢である此岸端とは対照的に、治安維持活動にもさほど力を入れている訳ではなく、彼女からはよく『昼行灯』と罵られている。
風紀委員になったのも、発端は幼馴染の彼女に半ば無理矢理付き合わされた為。実際何度も辞めようかと考えたらしいが、
「俺が辞めたら渚を抑えられるヤツがいないでしょ」とか何とかで、そんなこんなで今までズルズルと続けてきたようだ。
そんな彼でも目の前で一般生徒が犯罪に巻き込まれたり、同僚に危害が及びそうになれば『敵』を容赦なく叩き潰す覚悟はある。
小中高と一巻して柔道部に所属しており、風紀委員活動の合間を縫って部に顔を出している。段位は二段で黒帯。
試合や風紀委員としての戦闘で本気を出した際は、普段の物臭な態度から一転して大柄な体躯を機敏に動かし、攻撃をいなしつつ相手の隙を窺う。
九九支部から転属してきた花詠妃睡に密かに憧れており、彼女の前だと分かりやすいくらい何時もより張り切ってしまう。
その後此岸端に何故か無言で小突かれるのがお約束になっており、しかし大仏はその行動に毎度首を傾げている。要するに朴念仁。


大仏は知る由もないが、『象牙の塔』こと七種臥鳶から一方的に、彼をサポートする集団『七草』の一人『仏座』に数えられている。
彼の役割は、七種が実験の一環として都市伝説の『火種』になる噂話を篩に掛ける為、断片情報を風紀委員へリークする際の『窓口』。
大仏からしてみれば七種は怪事件の謎に手掛かりを提供してくれる善意の『協力者(コーポレータ)』であり、彼の実験に加担している自覚は全くない。
そして七種にとって大仏は余計な詮索をしない『昼行灯』という御し易い『協力者(エージェント)』であり、ある意味ウィンウィンの関係が成立している。
『七草』の他の構成員が『仏座』に干渉する事は固く禁じられており、そもそも正体を知っている者すら半数に満たないという他よりも異質な存在である。
【特徴】
身長190オーバーの偉丈夫。最近立て続けに噂話の『火消し』に駆り出される所為で部活に出られず、お腹周りが弛んできている。
黒髪のスポーツ刈りに太眉毛、ややたれ目で常に左右どちらかの目を閉じている。制服よりも黒帯の柔道着を着ている事が多い。
【台詞】
「あー、巡回かったりー。なあ舎文、今日はもうこのままバックれねえか? 俺だって暫く部に顔出せてないんだぜ。お陰で見ろよこの腹! これマジでヤバいって、なあ」
「渚とはただの同期、幼馴染の腐れ縁ってヤツだよ。まあ見ての通り融通が利かねえ委員長キャラだからな、俺はそのストッパー的な? あいつは俺がいないと危なっかしいんでな。それだけだ」
「花詠さん、毎日遠い所からお勤めご苦労様です! 今日も張り切って学校の風紀を維持しましょう!!  ……ってぇな、何だよ渚。は? 別に鼻の下なんて伸ばしてねえし、つか何時までボディブローしてんだ地味に痛ぇよ」
「毎度の事ながら、情報提供には感謝するぜ、七種。渚のヤツはあんたの事を嫌ってるようだけどな、俺はそうでもないんだぜ。っと、あまり長話してると渚に見付かっちまうしな。また有益な情報があれば頼むぜ」
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最終更新:2014年05月01日 22:39