【名前】
【スペック】
- 半魔神
- 金髪に緑眼で長身の、どこか陰気な雰囲気の青年
【能力・所持品】
北欧王座(フリズスキャルヴ)
オッレルスが魔道書の知識を実用化するエネルギーを得る為に利用した論文及び術式。自身の生命力を魔力に精製する過程で『特殊な力』に変換させる。また、本来『北欧王座』には存在しない攻撃機能として強引に利用することで、以下のように特殊な攻撃術式として行使している。
術式としては、「一切の行動を起こさずに、範囲や威力の定義すら曖昧なまま不可視の攻撃」を放つ。その性質上、端から見ると突然相手がダメージを受け吹き飛ばされたような描写となる。
削板軍覇に対して行使した際には、肉体の表面から芯まで均等に不自然なダメージが浸透し、気がついた時には大きく吹き飛ばされていた。合計で(不完全な状態かつ手加減した上で)3回放ち、削板を戦闘不能にした。
また、
オティヌスに対しては一度に数千数万回放ち、後から一つの音に聞こえる程の爆音が発生した。
なお、オッレルス以外では、オティヌス・エイワス・忘れられた神が上記のような「攻撃動作を一切行わない不可視の攻撃」を放っている。
説明できない力
上記の他、不完全ながら『魔神』としての特殊な力による描写の一例を、以下に列挙する。
なお「魔神になる手前」で止まっているため、オティヌスと違い『無限の可能性』を持たない。そのため、失敗50%のジレンマからは解き放たれている。
空間を圧迫し、時間の連続性をねじ曲げ、数の概念を無視した数万数億の爆発を引き起こす。
削板に音速の二倍で叩きつけられたり、オティヌスから『北欧王座』と同じ描写の「数万回の不可視の攻撃」を受けても無傷である等、不死身に近い強靭な肉体を持つ。ただし、失敗100%を得たオティヌスには息があるかわからない程に叩きのめされ、血まみれとなり意識を失うなど、完全に不死身というわけではない。
体の欠損を瞬時に回復させる。作中では、オティヌスに切断された腕を切断面に合わせ、淡い光と共にそれを繋げた。
また、オティヌスから上記の『不可視の爆発』を受け腕が吹き飛んでも顔色一つ変えずに『妖精化』を放っており、体を欠損しても痛みに苦しむ描写等は一切なく、その後登場した際にも両腕が繋がっている。
なお、『妖精化』によって『魔神』の性質を失い、肉体の強度や魔力が並の魔術師以下になった状態でも、『聖人』である
ブリュンヒルドの大剣を両手で掴んで受け流している。この際に両腕は「骨折を超えた圧倒的な破壊」を受けたが、その後も顔色一つ変えずに会話を行っている。
一瞬で目の前に現れたり、消えたりする。作中では、雲川鞠亜が気がついた時には、既に彼女の視界に現れていた。
任意の他者に、服装を含む外見及び声まで完全に変化する。作中では
トールに変装し、自分から正体を明かすまでオティヌスでも見抜けない程の完成度だった。
また変装に加えて、トールが元々使用できる『山羊の毛の術式』や『投擲の槌』から放つ「純白の閃光」も行使している。ただし、『雷神』や『全能神』等も使用できるかは不明。
妖精化
『魔神』を神の座から引きずり下ろし、並の魔術師以下に弱体化させる術式。手の平から光の杭を出現させ、相手に突き刺すことで発動する。
作中での描写の都合上、詳細は
オティヌスを参照。
【短所】
- 『魔神』に到達していないため『無限の可能性』を持たない。勝率が均一ではなく、格下に負けることはない等メリットでもあるが、逆に言えば力の総量で劣るため、基本的には『魔神』に勝利できない。
【戦法】
- 半不死と再生能力を盾に、北欧王座による説明できない力で攻撃する。
【備考】
最終更新:2020年05月30日 21:45