オリジナル流派

モンサード軽重銃術

 この銃術は魔動機文明時代に存在したと言われるとある魔動技師の兄弟の競走によって考案された技術が実践の元で実用として昇華されたものです。
 モンサード軽重銃術は、ガンを片手持ち(1H)用の“軽銃”と両手持ち(2H)の“重銃”の2つに再定義し、弟が軽銃を、兄が重銃を研究して考案された技術・用法が互いの研究の中で比較され、後に1つの技術として伝わったものです。しかし、発案当時には特殊な魔動機器や非実用的な特殊運用なども多く、ほとんどが実用的なものではありませんでした。
 そうした多くの技術・資料などは〈大破局〉によって失われましたが、特別な道具を必要としない一部の技術は〈大破局〉において一般化された技術へと変化し、それのもたらした戦果を認めた傭兵や魔動機術を用いた軍にて独自に再研究され、つい最近そうした技術がモンサードという魔動技師によって集合されたものが伝わり始めています。
+ ...

流派装備

  • 〈外装弾倉〉
知名度 12
費用など:500ガメル+名誉点50(ガンベルトを改造する場合は300ガメル+名誉点50)
装備部位:腰・その他
作成時期:現代
形状:改造されたガンベルト
概要:ガンベルトとして利用できる。24発セット可能。(※多機能化不可)
 既存の〈ガンベルト〉に追加する形で【モンサード軽重銃術】に適するものへと改造したものです。
 加工の元となる〈ガンベルト〉と加工に必要な道具、そして知識さえあれば比較的簡単に改造が可能です。
 〈外装弾倉〉には以下の2通りの使い方があります。
 1つはカテゴリ〈ガン〉の武器1つに直接接続することで発揮されます。〈外装弾倉〉と接続された武器はリロードを行わずとも〈外装弾倉〉から直接弾丸が補給されます(装填数という概念から解放されます。)その代わり、ダメージが「冒険者レベル/3(切り上げ)」点減少するペナルティが発生します。〈ガン〉への接続・解除はともに主動作を必要とします。
 もう1つは武器との接続を行われていない場合のみ使用できます。通常、主動作で行なう必要のある再装填の動作を補助動作で行なうことができます。ただし、この効果は連続した手番には使用できず、1つの手番に1度しか行えません。
 なお、形状や機能は〈ガンベルト〉のものを引き継ぎますが、用法が特殊である都合から〈多機能ガンベルト〉として扱うことはできません。改造前の〈ガンベルト〉が〈多機能ガンベルト〉であった場合、〈多機能○○ベルト〉としての効果が失われます。


戦闘特技

  • 【疾風撃ち】
    前提:牽制攻撃Ⅰ
    装備限定:〈外装弾倉〉の装備
    大量の装填数に任せて立て続けに弾を発射します。
    片方のガンにつき同一の対象に3回まで続けて射撃攻撃を行いますが、同じガンで2発以上続けて射撃攻撃を行う場合には消費する弾丸の数が本来の2倍になります。(〈ダブルバレル〉の非ランク効果により2発以上の弾丸を消費する場合、更にその2倍の弾丸を消費します。)
    ただし、この流派特技を宣言すると10秒(1ラウンド)の間命中力に-3、回避力に-3のペナルティを受け、与えるダメージが半分になります。

  • 【重ね撃ち】
    前提:〈双撃〉
    装備限定:用法:1Hの〈分類:ガン〉」の装備
    所持している武器で同時に射撃攻撃を行います。更に〈外装弾倉〉を装備している場合、追加で弾丸を消費することでダメージを伸ばすことが可能です。
    両手に持ったガンの命中判定を1度のみ行うことができます。この際、命中力は両手に持ったガンの内低い方を基準とし、相手の行う回避判定も1度のみとなります。また、ダメージ算出は両方命中したものとして両手の武器で1度ずつ行います。
    また、射撃に使用した〈ガン〉の内1つにでも〈外装弾倉〉を接続している場合、射撃攻撃を行う際に弾丸を任意の個数消費し、それと同じだけのMPを払い、この時のダメージにそれぞれ+消費した弾丸の数の半分を加えることができます。

  • 【爆撃装填】
    前提:〈魔法制御〉
    装備限定:〈外装弾倉〉および用法:2Hの〈分類:ガン〉の装備
    弾を3発消費することで、【~・ボム】の魔動機術と「カテゴリ:ガン」による射撃攻撃を同時に行使します。
    使用者はまず同時に使用する【~・ボム】を行使します。この際、まだその効果は現れません。次に通常通り射撃攻撃を行い、射撃攻撃の命中したキャラクターを対象・または中心として、先に使用した【~・ボム】が魔力を-5した上で効果を現します。(本来の魔法の距離の限界は無視します。)抵抗を行う場合、このタイミングで抵抗を行うことになります。射撃攻撃が命中しなかった場合、魔法も効果を現しません。(先に同時行使する魔法をMPと達成値だけ処理し、命中を見てから抵抗と効果の処理を行う。マルチアクションのように独立して行動するわけではない。)
    この方法で使用した【~・ボム】には〈魔法収束〉〈魔法制御〉などの戦闘特技は有効ですが、〈ダブルキャスト〉や【ハイブリッド】の効果を受けることはできません。(追加主動作やデュアルアクションによる通常の魔法の行使は通常通り効果を受けることができる。)この際、命中した対象は必ず効果の対象に含めなければなりませんが、〈魔法制御〉の場合は対象を自由に選ぶことが可能です。
    何らかの方法で追加で主動作を得た場合、それぞれに改めて【~・ボム】を使用し発射することが可能です。
最終更新:2018年06月29日 14:08