AUTOMATIC REACTION ORDER (ARO受動反応)
リアクトPLのフィギュアはアクティブPLのターンでも動かせる場合がある。
これは、アクティブPLの宣言命令に対応して受け取る受動反応である。
このリアクションは命令を受け取るわけではなく、相手が受けた1回の命令に反応して
自動的に1回だけ発生するものである。
(アクティブPLのフィギュアが移動と射撃を行ったとしても、それは1つの命令なので
リアクティブPLのフュギュアが行う受動反応も1回しか発生しない。)
受動反応を行う場合、そのスキルの発動条件を満たしている必要がある。
(例:受動反応で射撃を行う場合、LoFが確保されている必要があるし、
ハッキングを行うには目標がZC内にいる必要がある。)
リアクティブPLのフィギュアのLoF内でアクティブPLのフィギュアが命令を受け取った場合、
リアクティブPLのフィギュアは受動反応を1つ決める。
ただし、1つのフィギュアは敵のフィギュアのロングスキル、1回目のショートスキル、ショートームーブメントスキルに
対してのみ1回反応できるだけである。
受動反応を行う予定のフィギュアがまだその行動を終えていない内に
そのフィギュアのLoF内、ZC内に新たな敵が現れた場合、フィギュアは直ちに
その敵に対して受動反応を行うことを選んでも良い。
リアクティブPLの受動反応に対してアクティブPLは受動反応を行えない。
受動反応はトリガーとなる命令と同時に発生します。
したがって、アクティブPLのフィギュアが、カモフラージュをしながら移動をした場合、
リアクティブPLのフィギュアが受動反応の策敵が成功したとても、他のフィギュアが受動反応で射撃をすることが出来ません。
命令と受動反応の行動がお互いに関係しあう場合は、常に対抗判定を行います。
(例:射撃VS回避、ハッキングVS射撃など。)
ただし、行動にスキル判定が必要ない場合(たとえば警報の発動など)は、対抗判定は発生しません。
また、状況によって受動反応で通常判定も発生します。
(例:リアクティブPLの2つのフィギュアのLoF内で、アクティブPLのフィギュアが命令を受けとり、
リアクティブPLの2フィギュアが同時に受動反応で射撃攻撃を仕掛けた場合、反撃を受けない場合
通常判定による射撃が発生する。)
飛んできたミサイルやグレネードの弾頭に対しては受動反応できません(例外はミサイル弾頭に対するハッキング)が、
ミサイルやグレネードを発射した敵に対してならば、通常通り受動反応をとれます。
受動反応で初精するショートームーブメントスキルは全て回避行動として認識されます。(表参照)
これらは状況に応じてPHロールに変わって対抗判定や通常判定として処理されます。
全てのスキルを受動反応で使用できるわけではありません。
スキルテーブルにおいてARO(受動反応)の可/不可が併記されているので参照してください。
接近戦中の受動反応
敵対するフィギュア同士のがベースが接触している状態は接近戦中になります。
接近戦中は「接近戦による反撃(CC)」か「回避」の受動反応しかできません。
カモフラージュに対する受動反応と変装について
カモフラージュ、光学迷彩、変装に対して行える受動反応は「Discover(看破)」と「Change Facing(旋回)」の2種類です。
ただし、アクティブPLのフィギュアが最初のショートスキルの命令を宣言した直後に受動反応を宣言する義務はありません。
この場合、2回目のショートスキルまで受動反応の発動を様子見することが出来ます。(もしかしたらカモフラージュを解除
するかもしれませんから)
この受動反応によって、「コンバットカモフラージュ」と「変装」のスキルの利点を打ち消すわけではありません。
「命令の宣言」と「受動反応の宣言」の流れ
1.アクティブPLが自軍のフィギュアに命令を宣言します。
2.リアクティブPLは自軍のフィギュアで条件を満たす場合受動反応を宣言します。
このとき、アクティブPLの命令がショートスキルの場合、1番目に発表された行動に対してしか受動反応を行えません。
(ショートスキルは1回の命令で2回分の行動を組み合わせて発生する。受動反応はこのうち最初に発動する効果に対してとられる)
3.受動反応を宣言の条件の確認と使用スキルの宣言。
「アクティブPLのフィギュアにLoFが通っている」 または、「リアクティブPLのフィギュアのZC内に進入する」
4.アクティブPLはもしあるならば2つめのショートスキルの処理を行う。
5.リアクティブPLはもし2つめのショートスキルの結果、新たに条件を満たすフィギュアが現れたなら、受動反応を宣言する。
6.全ての判定を行い結果を適用する。