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EUの放射性物質の食品規制値 - (2013/09/18 (水) 18:36:17) のソース
**海外・EUの放射性物質に関する食品規制 ***ドイツの基準は子供4Bq・大人8Bqという誤解 実はこの「ドイツの基準は子供4Bq・大人8Bq」というのはデマです。 ドイツの基準=EUの基準 です。 ドイツ放射線防護協会はあくまでも私的な団体です。 むしろドイツ政府(直属の「放射線防護委員会(SSK)」)とは対立しており、それぞれの見解は全く違うようです。 詳しくは下記Togetterまとめより御覧ください。 ****「ドイツ放射線防護協会」の提言は「ドイツ」の放射線防護の実際を反映したものではない http://togetter.com/li/268316 ***EUの食品規制(一般食品) ****事故当時EUの一般の食品基準は1250Bq/kg 日本での原発事故が起きるまでは、Uの一般の食品基準は1250Bq/kg でした。 ※「日本の暫定基準値が高すぎる(高すぎた)」というのはデマだということがわかります。 ※その後、日本の暫定基準値に合わせて500Bq/kgに改定(詳しくは後述) http://www.jetro.go.jp/world/shinsai/20110325_01.html >その他放射性核種の半減期が10日間以上のもの(特にCs-134,Cs-137)(注6) >ベビーフード 400Bq/kg >乳製品 &bold(){1000Bq/kg} >それ以外の食品 &bold(){1250}Bq/kg >豚:1,250 家禽類、子羊、子牛:2,500 その他:5,000 ****日本からの輸入食品の放射線検査の許容水準上限を引き下げ(EU)2011年4月 原発事故の起きた日本の基準が500Bq/kgであったことから、EUが日本からの輸入規制が1250のままじゃおかしいという話になり日本に合わせたようです。 日本で流通不可な500以上1250Bq/kg未満のものがEU輸入できてしまう珍現象が起きちゃうので当然でしょう。 http://www.jetro.go.jp/world/shinsai/20110411_01.html >輸入食品の放射能に関するEUの現行基準は、1986年のチェルノブイリ原発事故翌年の1987年に定められたもので、24年間変えられてこなかった。基準値は年間の個人の食品の消費の10%がこの値の汚染レベルにある場合を想定しており、放射線への暴露が年間で1ミリシーベルトを超えないように設定されている。また、基準値は国際機関(WHO、FAOなど)のガイドラインに沿って作られている。 >欧州委員会のバローゾ委員長は5日、欧州議会で、食品の安全基準が高い日本では、上限がEUよりも低く設定されていることから、&bold(){EUもさらなる科学的分析の結果がでるまで、暫定的に日本の基準を適用}すると説明した ****EUの「ウクライナ指令」について 上記の500Bq/kgとは別の食品規制について解説されています。 EUの放射性物質に関する食品基準 http://togetter.com/li/538448 ***チェルノブイリ(旧ソ連)の食品基準 ****『ウクライナとベラルーシの食品基準の変遷』 旧ソ連時代の&bold(){粉ミルクの基準は18500Bq/kg} http://togetter.com/li/208694