ラシュカレトイバ(ラシュカレ・タイバ、LeTとも)とは、インドと所属権を争うカシミール地方のパキスタン側に拠点を持つと言われているイスラム過激組織。2008年ムンバイ同時テロを実行した。

創設者は、英語版Wikipediaによると、Hafiz Muhammad Saeed. ただし、日本語の記事の中には、ハフィズ・サーブ・サイドとするものもあり、関連は不明。


15年以降も1万人維持=アフガン駐留軍、テロ戦継続―米紙(2012/11/27)

【ワシントン時事】26日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルなどは、米政府が2014年末を期限とするアフガニスタンへの治安権限の移譲後も、アフガンに米兵約1万人を駐留させる方向で検討に入ったと報じた。米政府は、駐留継続を定めた協定締結のため、アフガン政府と協議を始めたという。

米軍は現在約6万6000人のアフガン駐留兵力を段階的に縮小し、14年末までに大規模な戦闘任務を終結させる方針を固めている。同紙などによれば、これ以降も駐留を続ける約1万人は、国際テロ組織アルカイダや、アフガン北東部で活動するパキスタンのイスラム過激組織「ラシュカレトイバ」などの掃討に当たる。

国連委、ラシュカレトイバ幹部ら4人の制裁を追加指定(2008/12/11)

国連本部(CNN) インド西部の商業都市ムンバイで11月26日起きた同時多発テロで、国連安全保障理事会の制裁委員会は10日、事件を首謀したとインドが主張するパキスタンのイスラム過激派「ラシュカレトイバ」の最高幹部ら4人を制裁対象に追加指定した。団体としては既に指定されている。

同制裁委は、国際テロ組織アルカイダやアフガニスタンの反政府武装勢力タリバーンを対象に設置された。今回指定されたラシュカレトイバの最高幹部らは、ムハンマド・サイード指導者、作戦、資金担当の最高責任者にサウジアラビア国籍の資金提供者。

これら4人には、国外資産の凍結、渡航規制や武器禁輸などの制裁が科される。また、ラシュカレトイバ関連の団体も制裁対象となる。ラシュカレトイバはパキスタン当局に非合法団体と指定された後、慈善団体に衣替えしたとされる。

今回の追加指定は、インド政府の要請に応じたもの。パキスタンのギラニ首相は10日、ラシュカレトイバの指導者2人を逮捕したことを確認している。作戦司令官のザラール・シャー容疑者らとされる。

同組織は、インドと領有権を争うカシミール地方のパキスタン側に拠点を置く。インドはテロで、ラシュカレトイバが首謀したと主張、パキスタン側に迅速な法的措置を要求していた。事件ではまた、イスラム過激派「ジェイシモハメド」の加担も指摘されるが、ギラニ首相は同派指導者、マスード・アズハル師の拘束は確認しなかった。

パキスタン治安部隊は7日、カシミール地方のパキスタン側の中心都市ムザファラバードでラシュカレトイバの拠点を急襲、十人以上を逮捕していた。指導者2人はこの中に含まれているとみられる。

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最終更新:2014年07月31日 21:46