パキスタンとはインドの西に位置するイスラム教を中心とした国である。
ポリオ根絶、テロの標的 パキスタンで予防担う19人死亡 武装勢力「米のスパイ」(2013/02/06)
ポリオが流行しているパキスタンで、政府が進めるワクチンの無料接種が、イスラム武装勢力の攻撃目標になっている。武装勢力は取り組みを「米国のスパイ活動」と批判。AFP通信によると、この2カ月間に、予防接種に携わる19人が攻撃を受けて死亡した。
ポリオはパキスタンと隣国
アフガニスタン、西アフリカの
ナイジェリアの3カ国で流行。
<パキスタン>軍准将を逮捕 イスラム急進派を排除アピール(2011/06/22)
【ニューデリー杉尾直哉】パキスタン陸軍は21日、参謀本部の高級将校がイスラム原理主義グループに関わっていた疑いが強まったとして、アリ・カーン准将を逮捕したと発表した。陸軍によると、准将は中央アジアにイスラム統一国家樹立を目指す非合法組織「ヒズブアッタハリル」(
イスラム解放党)とつながりがあるとみられるという。
ヒズブアッタハリルは暴力に訴えない活動で知られ、英国などに拠点を構える。陸軍報道担当のアッバス少将は「我々は、いかなる規則違反も容赦しない」と語り、軍内部のイスラム急進派を排除する考えを示した。一方、カーン准将と
タリバンなど武装勢力との関係は否定した。
軍事原子炉、4基目建設か パキスタン、衛星写真で判明(2011/02/12)
【ニューデリー=田北真樹子】パキスタンが同国中部
クシャブに4基目となる軍事用原子炉を建設している可能性が高いことがわかった。
米シンクタンク、科学国際安全保障研究所(ISIS)が入手した衛星写真によって判明した。ISISのデビッド・オルブライト所長らは11日までに出した報告で「パキスタンは核兵器用のプルトニウムを大量生産する決意だ」と分析している。
衛星写真は、米デジタル・グローブ社が今年1月15日に撮影したもの。報告によると、撮影された建造物は建設初期段階という。建造物の規模が2、3基目の原子炉と類似しているほか、関連施設の配置などが2007年6月に撮影された、当時建設中の3基目とほぼ同じだったことも確認された。
パキスタン司令部襲撃の人質解放…核管理に不安(2009/10/12)
【イスラマバード=新居益】パキスタン・イスラマバード近郊ラワルピンディの国軍総司令部を武装集団が襲撃した事件は、11日早朝、軍特殊部隊が武装集団の立てこもる警備要員用事務所を急襲、人質の兵士ら39人を解放して約20時間ぶりに収束した。
ただ、1時間にわたる銃撃戦で人質3人、特殊部隊2人と武装集団の4人が死亡した。10日の武装集団突入時にも兵士6人、武装集団4人が死亡している。
犯行声明を出した「
パキスタン・タリバン運動(TTP)」はパキスタン西部の南ワジリスタン地区が本拠で、襲撃は、同地区で軍が近く始める武装勢力掃討作戦に警告を発したとみられている。
マリク内相は事件発生後、「攻撃開始以外の選択肢はない」と述べ、掃討作戦に変更はないと強調した。1947年の建国以来、国の屋台骨を自任する軍の中枢が襲撃されたのは初めてで、国内には大きな衝撃が走っている。核兵器を管理する軍の本拠地が襲撃されたことで、核管理能力を疑問視する声が国際社会で再燃するのも避けられそうにない。
このため、「軍は威信回復のためにも作戦成功に満を持しているはず」(地元紙記者)との見方が強まっている。
一方、地元テレビによると、軍当局は、人質解放作戦で拘束されたウスマンと名乗る実行犯の男について、カシミール地方でインドへの攻撃を行う武装勢力「
ジェイシュ・ムハンマド」と関係があるとみており、TTP以外の組織が関与していた可能性も浮上している。
関連項目
最終更新:2014年01月02日 04:43