カシミールとは
インド、
パキスタン、
中国の国境付近の領土問題をかかえる地域名である。インドとパキスタンの国家間の争いの他、次の主戦場として言及するテロ組織も出てきた。
インド・カシミール地方に侵入の中国軍が撤収
読売新聞 5月6日(月)10時44分配信
【ニューデリー=田原徳容】インドと中国が領有権を争うカシミール地方のインド側支配地域に中国軍部隊が侵入したとしてインドが抗議していた問題で、中国軍部隊は5日夜、自国領域内に撤収した。
警戒態勢を敷いていたインド軍の部隊も現場から離れた。インド外務省関係者によると、4日に開かれた4度目の両国軍関係者による会談が決裂後、両国の高官級が協議し、撤収で合意したという。
中国軍は4月15日以降、両国の実効支配線から10~20キロ
インド側に入った場所に複数の拠点を設け、インド側の撤収要求に応じてこなかった。
次の主戦場はカシミール…イスラム過激派が文書(2013/02/24)
【ニューデリー=田原徳容】イスラム過激派「
パキスタン・タリバン運動」の一派が、米軍などのアフガニスタン撤退後について、「次の主戦場は(インドとパキスタンが領有権を主張する)カシミール地方になる」との見方を示した。
インド紙「タイムズ・オブ・インディア」が、一派からの文書を23日付で紹介した。
文書では、インドが昨年から今年にかけ、ムンバイ同時テロ(2008年)や国会議事堂襲撃テロ(01年)に関与したイスラム教徒の死刑を相次ぎ執行したことを重視。「イスラム教徒の若者らを新たな聖戦に駆り立てた。外国勢力がアフガンから撤退する中、彼らの矛先は愚かな決断を下したインドに向かうだろう」と記されている。
(2013年2月24日22時03分 読売新聞)
国連委、ラシュカレトイバ幹部ら4人の制裁を追加指定(2008/12/11)
同組織は、インドと領有権を争うカシミール地方のパキスタン側に拠点を置く。インドはテロで、ラシュカレトイバが首謀したと主張、パキスタン側に迅速な法的措置を要求していた。事件ではまた、イスラム過激派「ジェイシモハメド」の加担も指摘されるが、ギラニ首相は同派指導者、マスード・アズハル師の拘束は確認しなかった。
パキスタン治安部隊は7日、カシミール地方のパキスタン側の中心都市ムザファラバードでラシュカレトイバの拠点を急襲、十人以上を逮捕していた。指導者2人はこの中に含まれているとみられる。
関連項目
最終更新:2013年06月17日 07:21