メコン川とは東南アジアを流れる河川。チベット高原に源流を発し、中国の雲南省を通り、ミャンマー・ラオス国境、タイ・ラオス国境、カンボジア・ベトナムを通り南シナ海に抜ける。メコン川流域はインドシナ半島とも呼ばれる。


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ミャンマー人ら4人死刑執行=メコン川13人殺害事件-中国(2013/03/01)

 【北京時事】新華社電によると、タイとミャンマー、ラオスの国境を流れるメコン川で2011年10月、中国人船員13人が殺害された事件で、中国当局は1日、殺人などの罪で死刑判決が確定した麻薬取引グループのリーダーでミャンマー国籍のノアイカン死刑囚(43)ら4人に対して、雲南省昆明市で致死薬注射によって刑を執行した。
 4人はいずれも中国以外の国籍で、ラオスで身柄を拘束されて中国側に引き渡された。中国国外で中国人に対する罪を犯したとして、中国で裁かれて死刑が執行されたのは初めて。中国中央テレビは死刑囚へのインタビューや刑場に向かう映像を放送。当局は法に基づき、厳正に執行されたとアピールした。(2013/03/01-17:40)

中国船、また襲撃 メコン川、謎深く 停泊中にロケット弾、共同警備強化も(2012/01/07)

メコン川で昨年から、中国商船が正体不明の武装勢力によって襲撃される事件が相次いでいる。

 中国からミャンマー、ラオス、タイにかけての「黄金の三角地帯」と呼ばれる流域では麻薬や武器の密輸、人身売買などが多発している。

 このため、当初は中国商船が麻薬密売に関わり、トラブルに巻き込まれたとの説が有力だったが、中国当局もタイ当局もその後、事件と麻薬取引との関連性はないとの見方を示した。

 貿易関係者らは、中国の経済進出に反発する過激派による襲撃と主張するが、具体的な証拠はない。

違法操業:メコン川共同警備、黄海にも導入を)(2011/12/16)

 中国人船員が韓国の海洋警察官を刺殺した事件をきっかけに、韓中関係が悪化している。反中世論が高まる中、感情的な対応だけでは問題を解決できない。中国漁船の違法操業自体を防ぐ抜本的な対策を探る必要がある。各方面の専門家に、どんな解決法があるか意見を聞いた。

 今年10月、インドシナ半島を流れるメコン川でに中国人船員13人が襲撃され死亡する事件が起きた。中国は事件を重く見て、タイ、ミャンマーに対策を迫った。結局中国は1000人の武装兵力を派遣し、メコン川流域のタイ、ミャンマー、ラオスと共同で、水上パトロールを実施することで決着した。中国は自国民の安全を名分に掲げ、外国領土でパトロール活動を展開している形だ。

◆黄海にも導入すべき

 韓国の水産業界は、西海(黄海)でもこうした解決策を導入すべきだと主張する。韓国と中国が共同で中国漁船の違法操業を監視するやり方だ。パク・チェヨン韓国水産会長は「両国が共同パトロールを実施すれば、自国の公権力を恐れる中国人の違法操業を大幅に減らすことができる」と指摘した。

 具体的には、中国漁船の韓国領海への進入ルートである「暫定措置水域」で両国が共同パトロールを実施すべきとの声が上がっている。

中国、メコン川流域に武装部隊を常時派遣へ 船員銃撃事件受け、巡視艇5隻に千人規模(2011/11/09)

メコン川流域に、中国が千人規模の武装部隊を派遣する方針を決めたことが分かった。中国共産党の機関紙、人民日報(電子版)が9日までに伝えた。部隊は人民解放軍兵士らで構成され、巡視艇5隻で12月から、国境を越えて警備を始める。

中国による武装部隊の外国への常時派遣は初めてとみられ、メコン川最下流のベトナムなど周辺国は警戒を一層高めそうだ。

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最終更新:2014年01月02日 05:39