展覧会をつくる人のためのガイド
https://kyoto-artbox.jp/knowledge_technique/85563/
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ChatGPT〉要約
以下のガイド3部作(vol.01~03)では、展覧会をはじめて企画・運営する人向けに、「誤解なく円滑に進めるためのコミュニケーション」「具体的に漏れなく確認すべき項目」「さらに深めるための参考リソース」を体系的にまとめています。まずは「対話の心構え」を押さえ、契約や連絡の仕組みをきちんと整えたうえで(vol.01)、会場・設備・予算・搬入出から展示プランまでのチェックリスト(vol.02)を一つずつクリアにし、最後に役立つウェブサイトや書籍(vol.03)で知識を補強する流れになっています。これにより、小規模から中規模の現代美術展でもトラブルを最小化し、質の高い展示づくりが可能になります。
以下のガイド3部作(vol.01~03)では、展覧会をはじめて企画・運営する人向けに、「誤解なく円滑に進めるためのコミュニケーション」「具体的に漏れなく確認すべき項目」「さらに深めるための参考リソース」を体系的にまとめています。まずは「対話の心構え」を押さえ、契約や連絡の仕組みをきちんと整えたうえで(vol.01)、会場・設備・予算・搬入出から展示プランまでのチェックリスト(vol.02)を一つずつクリアにし、最後に役立つウェブサイトや書籍(vol.03)で知識を補強する流れになっています。これにより、小規模から中規模の現代美術展でもトラブルを最小化し、質の高い展示づくりが可能になります。
vol.01 コミュニケーションの心構え
1. コミュニケーションコストを意識する
• 会場ごとにルールが変わるため、毎回十分な打ち合わせと確認が必要。
• トラブルの大半は「確認不足/誤解」に起因するので、情報伝達に時間と労力を惜しまない。
• 会場ごとにルールが変わるため、毎回十分な打ち合わせと確認が必要。
• トラブルの大半は「確認不足/誤解」に起因するので、情報伝達に時間と労力を惜しまない。
2. 契約書の活用
• 口約束を避け、必ず契約書で予算・責任範囲・権利関係を明文化。
• 小規模展でも簡易フォーマットやAIツールを使って契約書を交わすと安心。
• 口約束を避け、必ず契約書で予算・責任範囲・権利関係を明文化。
• 小規模展でも簡易フォーマットやAIツールを使って契約書を交わすと安心。
3. 連絡方法の工夫
• 1対1を避け、関係者全員をCc/グループに入れてオープンに共有。
• YES/NOで答えやすい質問形式にし、相談事は対面やオンラインMTGで。
• 定期ミーティングを「要相談時のみキャンセル方式」で設定。
• 1対1を避け、関係者全員をCc/グループに入れてオープンに共有。
• YES/NOで答えやすい質問形式にし、相談事は対面やオンラインMTGで。
• 定期ミーティングを「要相談時のみキャンセル方式」で設定。
4. 挨拶とレスポンス
• 全員への初回挨拶で“関係者”を明示し、安心感を醸成。
• 返事はたとえ「後ほど回答します」でも早めに一報を。夜間連絡は避け、連絡しにくい時間帯は事前共有。
• 全員への初回挨拶で“関係者”を明示し、安心感を醸成。
• 返事はたとえ「後ほど回答します」でも早めに一報を。夜間連絡は避け、連絡しにくい時間帯は事前共有。
5. 議事録とタスク管理
• 打ち合わせ前に議題を箇条書きで共有し、その場で議事録・タスクリストを完成。
• 「誰が/いつまでに/何をやるか」を明確化し、責任所在をはっきりさせる。
• 打ち合わせ前に議題を箇条書きで共有し、その場で議事録・タスクリストを完成。
• 「誰が/いつまでに/何をやるか」を明確化し、責任所在をはっきりさせる。
vol.02 具体的な確認事項
展覧会の準備段階で必ず押さえるべき項目を10カテゴリーに整理。主なものを抜粋して示します。
大項目 主な確認事項例
1. 会場基本情報 会期・休館日、搬入出スケジュール、図面(平面図・展開図・電気設備図)
2. 設備 壁材・補修方法、照明(スポット・蛍光灯・自然光)、電源容量・配線処理
3. 予算・契約 利用料、アーティストフィー、販売分配、各種同意書(参加・撮影許可・免責)
4. 搬入・搬出 搬入口サイズ・経路、駐車スペース、保険、ゴミ処理
5. 展示プラン イメージ図(平面・展開・3D)、照明プラン、段取り・スケジュール、権利許諾
… …
1. 会場基本情報 会期・休館日、搬入出スケジュール、図面(平面図・展開図・電気設備図)
2. 設備 壁材・補修方法、照明(スポット・蛍光灯・自然光)、電源容量・配線処理
3. 予算・契約 利用料、アーティストフィー、販売分配、各種同意書(参加・撮影許可・免責)
4. 搬入・搬出 搬入口サイズ・経路、駐車スペース、保険、ゴミ処理
5. 展示プラン イメージ図(平面・展開・3D)、照明プラン、段取り・スケジュール、権利許諾
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• このほか、防犯安全(監視員・通路幅・非常口)、什器貸出、イベント運営、搬出後の原状回復、アーカイブ(写真・映像・3D・レビュー)まで網羅。
vol.03 おすすめ参考Webサイト・書籍
Webサイト(無料で活用可能)
• ArtNoto「展覧会のつくり方」:契約・会計・ファンドレイジング講座など实践的ノウハウが充実
• TARLガイドライン:アートプロジェクト運営の総合マニュアル(展示制作にも応用可能)
• MoMA HOW IT’S MADE:美術館の裏側映像で設営・保存・修復の現場を学べる
• ArtNoto「展覧会のつくり方」:契約・会計・ファンドレイジング講座など实践的ノウハウが充実
• TARLガイドライン:アートプロジェクト運営の総合マニュアル(展示制作にも応用可能)
• MoMA HOW IT’S MADE:美術館の裏側映像で設営・保存・修復の現場を学べる
書籍(導入~実践まで)
• THE CURATOR’S HANDBOOK(入門~大規模企画向け)
• 美術館・博物館の展示: 理論から実践まで(展示動線・高さ・チェックリスト付録)
• 学芸員のための展示照明ハンドブック(照明プランの技術解説)
• 博物館展示論 第2版(2025年3月刊行の最新情報集約)
• 展示学辞典(歴史的手法や機材を俯瞰的に理解)
• THE CURATOR’S HANDBOOK(入門~大規模企画向け)
• 美術館・博物館の展示: 理論から実践まで(展示動線・高さ・チェックリスト付録)
• 学芸員のための展示照明ハンドブック(照明プランの技術解説)
• 博物館展示論 第2版(2025年3月刊行の最新情報集約)
• 展示学辞典(歴史的手法や機材を俯瞰的に理解)
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これらを順に踏襲すれば、「誰が何をいつまでに、どうやって行うか」が明確になり、初めての展覧会でも抜け漏れなく、かつ安全・円滑に運営できるはずです。ぜひvol.01~03を参考に、実践的なチェックリストとしてご活用ください。