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青空教室の様子

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ur812

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だれでも歓迎! 編集
 藩国郊外。いくつかのテントが設けられ、そこで藩国スタッフは各々の仕事をしていた。
 治療の出来る者はけが人の手当てを、料理の出来る者は炊き出しを。
 私、ウルは青空教室を開いた。難民キャンプであろうと、教育を受ける機会は与えられるべきだ。読み書き算盤という基礎だけでも教えたいというのが、今の私の願いである。

「はーい、じゃあ授業を始めます~。集まってくださーい」

 いつもの時間に授業を始める。最初の数回は人が来ずに待ちぼうけをしていたが、少しずつ人が集まってくれるようになった。生徒の多くは子供だが、中には大人も混じっている。
 挨拶をすると、子供たちの元気な声が返ってくる。うん、やっぱり子供は元気が一番だ。

「今日は、二桁の足し算をやります。始めは一桁の時と同じだから、難しく考えないで下さいね」

 実際に例題を解きながら説明していくと、みんな真剣な表情で聞いている。分かりづらいところはゆっくり、かみ砕いて説明。
 全員が理解できるようにするのはなかなか工夫が必要で、一筋縄ではいかない。だからこそこっちも楽しいのだが。

◆◇◆

「じゃあ、授業はここまで。なにか質問のある人はいますか~?」

 いくつかの質問の後、解散する。子供たちはそのままみんなで遊びに行くようだ。騒ぎながら走って行く。
 怪我はするんじゃないぞと言っても、きっとまた擦り傷作ってくるんだろうなぁ。でも子供なんてそんなものか。
 しばらく大人たちと世間話で談笑した後、荷物をまとめる。次は港街の方で授業があるから、そろそろ移動しないと間に合わない。
 というか話が盛り上がって時間を忘れていた。少し反省。

 別れのあいさつを軽くすませた後、ジョギングがてら走って移動。さて、がんばりますか。

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