ナレーション
聖都防衛軍を突破した王国軍は、
残存敵勢力が再集結しないうちに、
教皇庁へと突入した。
残るは、教皇庁にたてこもる
ウーゼル司祭派だけ。
しかし、城内では、捕虜の処刑が
始まろうとしていた……。
編成前
ウーゼル「ふん、帝国軍も
役に立たんものだな。
で、小娘はどうした?」
神国聖堂騎士「まだ発見できていません」
ウーゼル「しかたない、捕虜の
処刑を準備をしろ」
神国聖堂騎士「了解しました」
アルベリヒ「待て。
捕虜を殺す必要はないだろう」
ウーゼル「貴様は黙って見ていろ。
捕虜の処刑で教皇をおびきだし、
殺すのだ」
ウーゼル「そうすれば王国軍の士気も
落ちるだろう」
アルベリヒ「意味のないことを……」
場面が変わって地下牢
ユミルナ「なにやら兵隊さんの動きが
あわただしいですね」
シモン「王国軍がそこまで迫っているのかも
しれないな」
アルベリヒ「おい」
ユミルナ「おや、あなたは帝国のアルベリ……
アルベル……?」
アルベリヒ「アルベリヒだ」
ユミルナ「申し訳ございません。
人の名前を覚えるのは苦手でして」
ユミルナ「それでアルバリッヒさん、
どうかいたしましたか?」
アルベリヒ「……ウーゼルがきみたちを
処刑しようとしている」
シモン「それでお前が
その処刑人というわけか?」
アルベリヒ「いや、きみたちを逃がしに来た。
この後に及んできみたちを
殺すことには、何の意味もない」
シモン「死に意味があれば殺すのか?」
アルベリヒ「私は軍人だからな。
必要ならばそうする」
シモン「…………」
アルベリヒ「……だが、さきほど
言ったとおりだ」
アルベリヒ「今のきみたちを殺す意味はない。
さあ、早く牢から出るんだ」
ユミルナ「それでは遠慮なく。
ありがとうございま……」
エルネスト「おい、何をしている」
アルベリヒ「エルネスト……」
エルネスト「まさか、貴様が捕虜を
逃がそうとするとはな」
エルネスト「これは帝国に対する反逆だ!
こいつを牢に入れろ!」
アルベリヒ「くっ」
ウーゼル「ありがとうございます、
エルネスト殿」
エルネスト「礼には及ばん。
やつには前々から
怪しいところがあったのだ」
エルネスト「さあ、後は任せたぞ」
ウーゼル「はっ」
シナリオ開始時
セルディック「あともう少しでセイン奪還、か。
聖剣はいまだ元に戻っていないが」
セルディック「戴冠の儀は受けられなくても、
ヴェローナの力を借りることは
できるだろうか」
セルディック「なあ
マリー、どう思う?」
マリー「え? あ、はい。そうですね」
セルディック「……どうしたんだ、マリー」
マリー「いえ、何でもありません。
本当ですよ?」
セルディック「長い旅だった。少し疲れて
いるのかも知れないな。さあ、
一仕事終わらせるとするぞ!」
シナリオ中
2ターン目(マリー出撃・生存時)
マリー右
マリー「シモンが無事だとよいのですが…」
セルディック左
セルディック「シモン?誰だそれは」
マリー「ヴェローナの騎士です」
マリー「まだ私がヴェローナに来て
間もないころ」
マリー「ブレトワルダに帰りたいと
泣いていた私の話し相手に
なってくれてたのですよ」
マリー「その後も、ずっと影ながら
見守ってくれていたのです」
セルディック「なるほどな……
マリーはそのシモンのことが
好きなのか?」
マリー「ち、違いますよ!
あ、いえ、その、好きか嫌いかと
言われたら好きですよ」
マリー「でも、兄さまの言っている
好きとは違います」
セルディック「そうなのか?」
マリー「違いますからね!」
セルディック「お、おう」
4ターン目
ウーゼル左
ウーゼル「ものの見事におびき寄せだせたな」
ウーゼル「処刑を開始せよ!」
シモン左
シモン「く、ついにこの命の潰える時が
きたか」
ユミルナ右
ユミルナ「あきらめてはいけません!
信じていれば、きっと助けは
来るはずです!」
シモン「……そうですね。
皆を信じましょう」
6ターン目
ユミルナ左
ユミルナ「神よ、大いなる光と安らぎを
我に……」
シモン右
シモン「助けは、まだか……」
ウーゼル左
ウーゼル「ふん、祈っても助けは来ぬわ」
7ターン目
ユミルナ左
ユミルナ「…………」
シモン右
シモン「神よ……」
8ターン目
ユミルナ左
ユミルナ「
アイギールさま、
どうかご無事で……」
シモン右
シモン「マリーさま、誓いを守れなくて
申し訳ありません……」
ユミルナ、シモン処刑済み
隣接会話
セルディック⇔ユミルナ
ユミルナ(左)「王太子さま、王太子さま」
セルディック(右)「セルディックでいいよ。
どうしたんだ、ユミルナさん」
ユミルナ「助けが来る前に、
私たちを出そうとしてくれた
帝国の人がいたんです」
ユミルナ「ですが、陰険そうな顔のひとに
見つかって連れていかれて
しまって……」
ユミルナ「もし見かけたら、
助けてあげていただけませんか?」
セルディック「わかった。
名前とか、特徴とかは分かるか?」
ユミルナ「黒い鎧をきた方で、名前は……
ウルベリヒでしたでしょうか?」
セルディック「ウルベリヒだな。
兵には伝えておこう」
ユミルナ「よろしくお願いします!」
マーガス⇔ユミルナ
マーガス(左)「どこも怪我はありませんか、
ユミルナさん」
ユミルナ(右)「おや、あなたは
マーガスさんですね。
お話はうかがっております」
マーガス「む、どんな話を?」
ユミルナ「馬鹿がうつるので
近寄らない方がよいと」
ユミルナ「はっ、ということはこんな風に
しゃべっている場合では
ありませんね!」
ユミルナ「それではさようなら~」
マーガス「……ふふ、俺は何のために
生きているんだろうな」
マリー⇔シモン
シモン(右)「マリーさま、
マリーさまではありませんか」
マリー(左)「まあ、シモン。
よかった、無事だったのですね」
シモン「あなたがたのおかげです。
……申し訳ない」
「あなたを守ると誓っておきながら、
逆に助けられてしまうとは」
マリー「シモン!
お願いだからそんな顔を
しないでください!」
マリー「あなたは、これまでずっと
その言葉を守ってきて
くださったのですもの」
マリー「一度くらい誓いを破ってしまっても
罰はあたりません」
シモン「ありがたいお言葉を。
さあ、まだ城内に敵が
残っております」
シモン「今度こそ私に誓いを
守らせてください」
マリー「ふふ。それではエスコートを
お願いしますね」
アイギール⇔ユミルナ
アイギール(左)「大丈夫じゃったか、そこの小娘」
ユミルナ(右)「はい、ありがとうごさいます~
……って、あれ?」
ユミルナ「どこかでお会いしたことが
ありませんでしたか?」
アイギール「いいや、そんなことはなかろう。
おぬしの気のせいじゃろうな」
ユミルナ「そうですか、それはどうも
失礼しました」
アイギール「ふふふふふ」
アイギール⇔ウーゼル
アイギール(左)「ウーゼル、おぬしの企みも
ここまでじゃな」
ウーゼル(右)「く、なぜ分からん」
「お前のような小娘では
ヴェローナを、ブラヴォードを
治めることなどできん」
シモン⇔ウーゼル
ウーゼル(右)「シモン、死んでいなかったのか」
シモン(左)「セルディックさまたちのおかげだ」
「ウーゼル卿、
あなたもここまでだな」
ウーゼル「なぜ分からん」
ウーゼル「小娘や貴様らの甘さが、
アンラ教団がのさばるのを
許したのだ」
「この大陸からやつらをひとり残らず
放逐するまで、
私は死ぬわけにはいかない」
シモン「……どんな理由があろうと、
あなたのやったことが
正当化されるわけではない」
ウーゼル「勝った者が正しい、そうだろう」
シモン「勝手な理屈を……」
シモン「もはやあなたは
ヴェローナの司祭ではない」
シモン「あなたを倒し、
ヴェローナを取り戻そう!」
シナリオ終了時
アイギール(左)「よくぞ逆賊ウーゼルを
討ってくれた」
「この教皇アイギールが礼を言うぞ」
セルディック(左)「教皇アイギール……って、え?」
マリー(右)「兄さま、もしかしたら気が
ついていらっしゃらなかったの
ですか?」
セルディック「いや、その……」
アイギール(右)「ふふふ、それだけ妾の変装が
完璧だったということじゃな」
マリー(右)「それも絶対違うと思いますが……」
アイギール(右)「よくぞここまでたどりついた、
セルディック」
「教皇の名において、
汝をブレトワルダの王として
認めよう」
「……と言いたいところじゃが、
それはできん。
理由はわかっておろうな?」
セルディック「聖剣、ですね」
アイギール「その通りじゃ」
「ブレトワルダは
聖剣を持ち、闇を祓った」
「聖王アルトリウスの末裔として
存続を認められている」
「聖剣なくして
王と認めるわけにはいかん」
セルディック「…………」
アイギール「まあ、今はゆっくりと休め。
後のことは、これから考えれば
良かろう」
セルディック「はい……」
最終更新:2007年09月09日 18:06