雪解け、進軍開始会話

編成前

マリー右
マリー「兄さま、嬉しそうですね」
セルディック左
セルディック「そ、そうか？」
マリー「はい」
セルディック「……もう少しでブレトワルダに
　　　　　　　戻れると思うとな」
セルディック「どうしても浮き足立ってしまうよ」
マリー「でも、今度はあまり急いで
　　　　戦列を乱さないようにしないと
　　　　いけませんね」
セルディック「はは、またマーガスに
　　　　　　　叱られてしまうからな」
セルディック「さあ、行こう」
マリー「はい」

シナリオ開始時

なし

シナリオ中

シノ⇔イヅナ

シノ
「あなた、
　その格好で寒くないの？」
イヅナ
「ううん、全然。
　シノ姉は寒いの？」
シノ
「……寒くないわ」
イヅナ
「もうそろそろ春だもんねえ」
シノ
「……本当に寒くないの？」
イヅナ
「うん！」
シノ
「……まあ、あなたは
　風邪ひきそうにないものね」
イヅナ
「えへへ、ほめられちゃった」
シノ
「いいわねえ、無邪気で」

セルマ⇔エルマ

エルマ
「こいつらを倒せばついに中原か」
エルマ
「まったく、
　ずいぶんと遠回りだったな」
セルマ
「皆、それぞれに
　やるべきことがあったのです」
セルマ
「それに、遠回りしなければ
　これだけの軍勢に対抗
　できなかったかもしれません」
エルマ
「は、こいつらていど
　俺の魔術で片付けてやんよ」
エルマ
「……と言いたいところだが、
　ま、違いねえな」
セルマ
「これは驚きました」
エルマ
「あ？」
セルマ
「エルマにも、謙虚さというものが
　あったのですね」
セルマ
「つねに実力より、一歩先の自信を
　持っていたのだとばかり」
エルマ
「……ちっ」

ガラハッド⇔マーガス

ガラハッド
「…………」
マーガス
「…………」
ガラハッド
「…………」
マーガス
「……どうしましたか、ご老人」
ガラハッド
「ふふふ、マーガス殿には
　わしと同じものを感じましてのう」
マーガス
「同じもの？
　闇魔術の才能かなんかか？」
ガラハッド
「いえ、女性にかける思いだとか」
マーガス
「……ガラハッド殿、
　ひとつ言っておきます」
マーガス
「俺は１２歳に興味はない！」
ガラハッド
「何ですと！」
ガラハッド
「姫さまの魅力が
　理解できぬと言うのですか！？」
ガラハッド
「ヴェローナの草原を駆ける
　幼い雪兎のようにかわいらしい
　姫さまを！」
ガラハッド
「まだ誰も足を踏み入れていない
　初雪のような清らかな姫さまを！」
マーガス
「ふむ、良いたとえだ」
マーガス
「いや、そうじゃなくてだな。
　確かにかわいいとは思うが」
ガラハッド
「姫さまに手をだすおつもりですか！
　このヴェローナの犬めが！」
マーガス
「め、面倒くさいやつだな……」

アイギール左⇔マリー右

マリー「もう少しで
　　　　ブレトワルダなのですね」
アイギール「中原に入ってから
　　　　　　ブレトワルダまでは少し
　　　　　　あるがのう」
アイギール「しかし意外じゃな」
マリー「何がですか？」
アイギール「セルディックはともかく、おぬしは
　　　　　　王として認められなかったことを」
アイギール「もう少し気にしているかと思って
　　　　　　おったぞ。じゃというのに、むしろ
　　　　　　機嫌が良いようにも見えるな」
マリー「そ、そんなことありませんよ！？」
アイギール「ははーん、さてはセルディックと
　　　　　　何かあったな？」
アイギール「兄弟でというのはほめられた
　　　　　　ことではないが」
アイギール「長いヴェローナの歴史にも
　　　　　　そういった例がなかったわけでは
　　　　　　ない。妾は祝福するぞ」
マリー「何を言っているのですか
　　　　アイギールさま！
　　　　怒りますよ！」
アイギール「ははは、マリーの怒った顔は
　　　　　　かわいいのう」

ガラハッド左⇔エルマ右（たぶん前マップでアリオス⇔ガラハッド）

ガラハッド「おお、おぬしがエルマちゃんか」
エルマ「なんだじじい。
　　　　気色悪い呼び方するんじゃねえよ」
ガラハッド「アリオス殿からおぬしを
　　　　　　紹介されてのう。
　　　　　　どうです、茶でも一杯」
エルマ「……俺は男だぞ？」
ガラハッド「教団に伝わる“秘密の淹れ方”
　　　　　　というのがありましてのう」
ガラハッド「こいつがまたうまい……って
　　　　　　男！？」
エルマ「男以外の何に見えるってんだ」
ガラハッド「黙ってれば女にしか見えんわい！」
エルマ「てめえ、殺されてえのか！？」
ガラハッド「ああ、むしろ死にたいくらい
　　　　　　じゃわい！わしの老後生活はどうなるんじゃー！」
エルマ「知ったことかよ！？」

シナリオ終了時

帝国近衛騎兵左
帝国近衛騎兵「く、こいつら、
　　　　　　　こんなに強かったのか……？」
帝国近衛騎兵「これではグランズとて……」

セルディック左
セルディック「さあ、中原に入れば
　　　　　　　ブレトワルダまであと少しだ！」