ナレーション
「騎士として、王族として、
誇りある死を」
そういって敵陣へと
向かっていった本物の王太子。
そのセルディックが目前にいた。
アルトリウスは帝国軍打倒よりも
王都解放よりも、セルディックを
助けたいと、ただその思いだけで
王宮へと突入する。
編成前
シナリオ開始時
アルトリウス「やっとここまで
戻ってくることができました
セルディックさま、
もう少しお待ちください
約束は、果たします」
セルディック「ふん、影武者ごときが、
余に刃向かうというのか
よかろう、余の手で拾った命、
余の手で神の御許へ送ってやろう」
シナリオ中
●アルトリウス⇔
マリー
マリー「あれは、本当に兄さまなのだと
思いますか?」
アルトリウス「分からない」
アルトリウス「でも、本物だろうと偽物だろうと、
こんなことが許されるはずがない」
マリー「アルトリウス、
どうするつもりなのですか?」
アルトリウス「俺の手で
セルディックさまを殺す」
アルトリウス「うん、他に言いようがないな。
俺がセルディックさまを殺すんだ」
マリー「では、私もそれに協力します」
アルトリウス「マリー、
君は戦いに参加しなくてもいいんだ」
マリー「ここまで連れてきて
それを言うのですか?」
マリー「それに、一度目は
そばにいることができなかった」
マリー「だから、今度こそは
私が見届けてあげたいのです」
アルトリウス「マリー……」
●ケイ⇔
マーガス
ケイ「ついに王城、か。
すべてはここから始まったのだな」
マーガス「ブレトワルダが攻められ、
セルディックさまが
亡くなられた場所……」
マーガス「やっと、やっとだ」
ケイ「生き残った
ブレトワルダの騎士として、
義務を果たそうじゃないか」
マーガス「ああ。
セルディックさま、
もう少しだけお待ちください」
マーガス「今度は、絶対に
間違えたりはしません」
●
セルマ⇔
エルマ
セルマ「エルマ、
あなたはあのセルディック王子を
どう思いますか?」
エルマ「人形を作って動かす、
あるいは死体を操って動かす、
と言ったところか」
エルマ「どっちにしろ、
くだらねえことするよなあ」
セルマ「そのくだらないことで、ぼくたちは
バラバラになりかけたのですよ」
エルマ「そりゃ演出が効果的だっただけ
だろうよ」
エルマ「人をだますのには
迫真の演技は要らねえんだ。
使いどころの問題だよ」
セルマ「教団は、最初からこれを
狙っていたのでしょうか?」
エルマ「どうだろうな」
エルマ「もしセルディックのやつが
王として認められてたら
やばかっただろうし」
エルマ「けっこうぎりぎりだったんじゃ
ねえか?」
セルマ「それもそうですね。
ということは、
これを何とかすれば」
セルマ「そろそろ種切れという
ことですね」
エルマ「つまり今が攻め時だな。
よし、やってやるぜ!」
セルマ「あなたは攻め時じゃない時が
あったのですか……?」
●
イグレイン⇔
ガラハッド
ガラハッド「姫さま、セルディック王子は
わしらが倒すのが
筋というものですかのう」
イグレイン「そんな責任の取り方、
今さら誰も求めていないわ」
ガラハッド「ふむ……
それでよろしいので?」
イグレイン「良いも悪いもないわ」
イグレイン「むしろ、ここで
レインたちが責任を取るわ!」
イグレイン「なんて言いながら
セルディックを倒しちゃった方が
問題だもの」
ガラハッド「そういうのも
面白いと思いますがのう」
イグレイン「どうせやるなら
筋だとか責任だとか」
イグレイン「そういうことは言わないで
やりなさい」
イグレイン「その方がよっぽど
責任ある態度よ」
ガラハッド「がはは、それもそうですな
さすが姫さま」
イグレイン「おだてても何も出ないわよ」
ガラハッド「ああ、姫さまが
わしのほめ言葉を疑うように……。
あの男のせいか!」
イグレイン「ちょっとおじいちゃん!
アルトリウスに変なことしたら
怒るよ!」
ガラハッド「ああ、何という
アンビバレンツ!」
ガラハッド「わしは、わしはどうしたら
いいのじゃ!」
イグレイン「……もう、おとなしくしてて」
シナリオ終了時
●アルトリウスでセルディックを倒した場合
イグレイン「きゃあ!」
アルトリウス「な、なんだこの光は!」
マーガス「お、おさまったぞ……」
ケイ「いったいなんだったんだ……?」
アイギール「……! 聖剣が……!」
マリー「『聖剣の汚れを祓うには、
聖なる血で洗えばよい』……」
アリオス「そうか、セルディックくんの血が
聖剣を……」
アルトリウス「セルディックさま……」
アイギール「よかろうアルトリウスよ!」
アイギール「お主は聖剣を蘇らせ、
そしてその持ち主として選ばれた」
アイギール「今ここに、ヴェルン教の教皇
アイギールの名において」
アイギール「汝を
ヴェルンの聖騎士として認める!」
アルトリウス「俺が、ヴェルンの聖騎士……」
マリー「どうですか」
マリー「何者でもないものから、
ヴェルンの聖騎士になった
気持ちは」
アルトリウス「正直、わからないよ」
アルトリウス「だってさ、
俺が俺であることは
変わらないんだから」
マリー「ふふ、そうですね」
マリー「……これで、兄さまも安心して
眠りにつけるのでしょうか?」
アルトリウス「そう願いたいものだな」
アルトリウス「……今度こそ、さようなら、
セルディクさま」
最終更新:2007年09月03日 11:00