紅き獅子会話

ナレーション

「教皇が聖都セインで戴冠の儀の
　用意をして待っている」
その言葉を受け、一刻も早く
ヴェローナ神国へ向かおうとする
セルディックだったが、
聖剣の呪いを解かなければ
戴冠の儀は受けられない。
聖剣の呪いを解く方法は不明。
だが、アルメリア魔導国で待つ
セルマの師アリオスならば
何とかなるかもしれない……。
一縷の望みをかけ、
出発の準備を整える王国軍。
だが、そこを狙うかのように、
帝国軍がついに姿を
現したのであった。

編成前

なし

シナリオ開始時

帝国軍重戦兵
「お頭、ジャグラドはもう
　やられちまったみたいですぜ！」
クロト
「ふん、情けない奴だね。
　人のことを呼んでおいて
　勝手に死んじまうなんて」
「まあちょうどいい」
「我らが友軍ガ族を攻撃したナ族と
　王国軍に攻撃を仕掛け、
　セルディックを捕らえよ！」
「抵抗する奴は
　皆殺しにしちまいな！」
帝国軍重戦兵
「市民はどうしますかい？」
クロト
「王国軍に荷担した疑いが
　あるからねえ」
　「好きにしな！」
帝国軍重戦兵
「アイアイサー！」

セルディック
「まさか帝国軍がやってくるなんて！」
アンセム
「どうやらジャグラドが使いを
　出していたようだな」
「死んでも俺たちの邪魔になるとは、
　ろくな奴ではないな」

マーガス
「紅い獅子の旗。
　まさかあの軍は……」
ケイ
「知っているのか、マーガス？」
マーガス
「あれは帝国軍四大将軍
　グランズのひとり、“紅獅子”
　クロト率いる帝国軍第三師団！」
「奴らは一般人からも容赦なく略奪を
　行うならず者の軍団だ！」
セルディック
「なんだって！？　くそ、ナ族の民を
　避難させろ！　本隊が動き出す
　前にシャレムから脱出するぞ！」

シナリオ中

セルディック⇔マリー

マリー
「私がうかつな真似をしたせいで、
　シャレムは帝国に
　襲われてしまったのですね……」
セルディック
「マリーのせいではないよ」
「どうせ私も
　こんなところでくすぶっている
　わけにはいかなかったんだ」
「早いところ、
　この場から脱出しよう」
マリー
「はい、兄さま」

セルディック⇔アンセム

アンセム
「まさか“紅獅子”を
　出してくるとはな」
セルディック
「すまない、アンセム。
　私のせいで……」
アンセム
「そう何度も謝るな、セルディック。
　謝られたところで、
　お前からじゃ取るものもない」
「それよりも民が心配だ。ひとりでも多くの人間を救うため、
　手を貸してくれ」
セルディック
「もちろんだ」

ケイ⇔マーガス

ケイ
「それで“紅獅子”というのは
　どんな奴らなんだ」
マーガス
「帝国軍第三師団“紅獅子”」
「その師団長である“紅獅子”
　クロトは何でも元山賊という話だ」
「そんな女に率いられた兵
　というだけあって、
　非道なやつらだ」
ケイ
「そんなやつらを
　正規兵にしているのか、帝国は」
マーガス
「元々が貧しい国だからな。戦力に
　なればどうでもいいのだろう」
「事実、俺たちは帝国に
　敗れたわけだからな」
ケイ
「ふん、卑劣な不意打ちなどをして
　こなければ負けてなどいない！」
マーガス
「その勝利に対する貪欲さが帝国の
　恐ろしいところだな。これから先も
　どんな手が飛び出すか」
ケイ
「帝国がどのような真似をしてきても
　私たちの敵ではない！」
マーガス
「……さっきと言ってることが
　変わってないか？」

サシャ⇔アンセム

アンセム
「やつらめ、よくもシャレムを……」
サシャ
「若、落ちついてください」
アンセム
「俺ひとりが残れば、
　帝国も満足するだろう」
「お前はセルディックといっしょに
　逃げるんだ」
サシャ
「無茶です、そんなの！」
アンセム
「親父が残したこの地が、
　帝国に踏みにじられるのを
　黙って見ていろと言うのか！」
サシャ
「民さえ残っていれば、
　いずれその傷を癒すことも
　できるはずです」
「ですが、ナ族の指導者たる人間は
　もう若おひとりしか
　残っていないのですよ？」
「ブレトワルダだって、
　セルディックさまが
　生き残っていたからこそ」
「復興できると言うもの」
「若は、ダルシンさまのお創りに
　なられたこの国を本当に滅ぼそうと
　いうのですか？」
アンセム
「サシャ……」
サシャ
「それに、私はもう
　あんな思いをするのはいやです」
「お願いですから、
　若のそばにいさせてください……」
アンセム
「……そうだな。
　ここで死ぬ方が無責任だな」
「どうせなら、惨めったらしく
　生き残ってやろうじゃないか。
　なあ、サシャ」
サシャ
「それでこそ、若ですよ」

一定ターン経過

クロト
「まだ王太子は捕まえられないのかい？」
帝国軍重戦兵
「も、申し訳ありません」
クロト
「しかたないねえ」
帝国軍戦列歩兵
「クロトさまの剣を持たれよ！」

村人全員退却時

セルディック
「これ以上は危険だ！」
「この戦域を離脱する！」

クロトに直接攻撃をした時

クロト
「ははっ、あたしに向かってくるとは
　いい度胸だね！」

クロト撃破時

クロト
「こ、こいつらこんな力を……！？
　あんたたち、後は任せたよ！」

シナリオ終了時

なし