砂漠を越えて会話

ナレーション

聖剣の呪いを解くためには
アルメリア市にに向かわなければ
いけない。
ザンディを後にした王国軍は、
大陸西方に広がる
イシュメール砂漠へと
足を踏み入れた。
そこで彼らを待っていたのは
厳しい環境と、
砂漠の蛮族たちだった。

編成前

セルディック「これが砂漠か。
       本当に石と砂だらけなんだな。
       それになんて陽射しだ」
セルマ「初めての砂漠では
    みんなお辛いでしょう」
   「しかし慣れて得しまうと、
    案外住みやすいものですよ」
   「もちろん、住める場所は
    限られてますが」
セルディック「そういうものか」
セルマ「住めば都、と言いますから。
    さあ、ここから先は
    お気をつけください」
   「いつ砂漠の蛮族たちに
    襲われるか分かりません」

シナリオ開始時

セルディック「!」
      「あれがセルマの言ってた
       砂漠の蛮族か……」
      「あえて戦う必要もない、な……」
      「よし、一気に砂漠を突破しよう!」

シナリオ中

中央の岩の前を通る

砂漠の蛮族「見つけたぞ、この化け物め!」
     「捕まえてアルメリアに
      売りつけてやる!」
アルハンブラ「化け物化け物ってうるさいね!
       あたしだって好きでこんな体になったわけじゃない!」

セルディック(左)⇔セルマ(右)

セルディック「住めば都とはいえ、こんなところに住んでるのには感心するよ」
セルマ「アルメリア市には
    大きなオアシスがありますからね。
    意外と涼しいですよ」
セルマ「それに魔術師がたくさんいますから多少の厳しさなら何とかなります」
セルディック「魔術師か、なるほどな」
セルマ「もちろん、アルメリア市以外ではそうはいきませんけどね」
セルマ「昼の陽射し、夜の寒さ、
    砂塵、蛮族……」
セルマ「気をつけなければ
    いけないことは
    たくさんあります」
セルディック「魔術で何とかならないのか?」
セルマ「先ほど言ったとおり、多少なら」
セルマ「でも、環境そのものを変えてしまうほど強い魔術は人には扱えません。
    少なくとも、今は」
セルディック「ということは、いつかは
       できるかも知れないのか?」
セルマ「魔術は日々、進歩しています。
    そういうことを研究している方もいますしね」
セルディック「へぇ。いつか、魔術が世界を
       変えるかも知れないなあ」
セルマ「そのときに、
    ぼくたちが生きているか
    怪しいところですけどね」
セルディック「それでもぜひ見たいものだな」

ケイ(左)⇔マーガス(右)(アルハンブラ登場後)

ケイ「なんだ、あの恐ろしい容貌をしたものは」
マーガス「そういうなケイ。あれは獣人というやつだな」
ケイ「知っているのか、マーガス?」
マーガス「ああ、聞いたことがある。
     はるか昔、誰にも負けない力を求めた部族があった」
マーガス「最初のうちは技術を求めた。
     剣術を洗練させ、体術を極めていった」
マーガス「だが、いつの日か、
     彼らは思ったんだ」
マーガス「最強を手にするには、
     この体ではダメだ、と。
     そこで求めたのが」
ケイ「獣の体ということか」
マーガス「そういうことだ」
マーガス「結局、危うく思った他の部族に奇襲を受けてちりぢりになったという話だがな」
マーガス「力を求めるだけではいけないという、よい教訓だな」
ケイ「まったくだな」

セルディック(左)⇔アルハンブラ(右)

セルディック「大丈夫か?」
アルハンブラ「助かったよ。あんたは?」
セルディック「名乗るほどの者じゃない。
       ともかく、無事なら良かった」
      「私たちは先を急ぐので
       これで失礼するよ」
アルハンブラ「待った!
       ……あんたはあたしの体のことを聞かないんだね」
セルディック「聞いてほしかったのか?」
アルハンブラ「いや、そういうわけじゃないけど」
セルディック「それなら……その耳、格好いいね」
アルハンブラ「格好いい?」
セルディック「ああ」
アルハンブラ「はははは!
       そんなことを言われたのは
       初めてだよ!」
      「あんたたちはアルメリア市へ行くのかい?」
セルディック「そうだけど、君も?」
アルハンブラ「そうさ。
       この体のことを調べたくてね」
      「ま、ここで助けられたのも
       何かの縁だ」
      「あんたについていくことにするよ。
       文句は言わせないからね!」

コットン(左)⇔アルハンブラ(右)

コットン「んー」
アルハンブラ「なんだいその目は」
コットン「おいしそう……」
アルハンブラ「は!?」
コットン「ちょっとあたいに
     かじらせてくれないかな」
コットン「なんか
     思い出しそうなんだよ」
アルハンブラ「こらちょっと、
       耳を噛むな!
       あー!!」

マーガス(左)⇔アルハンブラ(右 )

マーガス「やぁお嬢さん。こんにちは」
アルハンブラ「何だい、あんたは」
マーガス「俺はマーガス。
     セルディックさまの部下だ」
アルハンブラ「はあ、あの坊やの。
       で、あたしに何か用かい?」
マーガス「君と話がしたくて来たのさ。
     どうだろう、アルメリアについたらふたりっきりでお茶でも」
アルハンブラ「……あんた、あたしの体が
       気にならないのかい?」
マーガス「気になるな。なんて魅力的な体なんだろうか」
アルハンブラ「…………」
マーガス「何だその顔は。
     俺に惚れたかな」
アルハンブラ「呆れてるんだよこの馬鹿!」

セルマ(左)⇔アルハンブラ(右)

セルマ「なるほど、獣人ですか」
アルハンブラ「ケンカ売ってるのかい、
       魔術師の坊や」
セルマ「そうとられたのならばすみません。
    純粋に興味があったもので」
セルマ「……というと
    やはり失礼になりますか」
アルハンブラ「まぁ、それくらいならいいさ。
       あんま見せたくないのも
       事実だけど」
セルマ「あなたはその身体を
    なんとかしたいのですよね?」
アルハンブラ「そうだけど、あんたが何か
       できるのかい?」
セルマ「ぼくには無理ですが……」
セルマ「もしかしたらアルメリアにいる先生が何とかできるかも
    しれません。」
セルマ「先生は、ふつうはできない
    ことにしか興味がありませんから」
アルハンブラ「本当かい!
       それは嬉しいねえ!」
セルマ「ただ、保証はできませんよ」
アルハンブラ「ちょっとでも情報が手に入れば
       それでいいさ」
セルマ「いえ、保証ができないのは、
    人柄のほうです」
アルハンブラ「…………」

シナリオ終了時

マリー(左)「はあ、はあ」
セルディック(左)「大丈夫か、マリー」
セルマ(左)「もう少し先に、
       アルメリアの要塞があります」
      「そこまで行けば休めますよ。
       頑張ってください」
マリー「はい……」

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最終更新:2007年09月08日 19:00
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