箱庭の魔術師会話

ナレーション

イシュメール砂漠と
ファティマ要塞をくぐり抜けた
王国軍の前に、ようやく
アルメリア市が姿を現す。

アルメリア市は、<箱庭>と
呼ばれる魔術学院の治める
学術都市で、セルマの師
アリオスも<箱庭>で王国軍を
待っているはずだった。

しかし、アルメリア市に到着した
王国軍を待っていたのは
手厚い歓迎ではなく、<箱庭>の
魔術師たちによる攻撃だった。

編成前

セルディック(左)
「ここがアルメリア市か」
セルマ(右)
「アルメリア市には
 魔術学校〈箱庭〉があります」
「そこは、ブラヴォード中の魔術師の集まるところなんですよ。
 先生も〈箱庭〉で待っています」
セルディック
「これで聖剣の汚れも
 はらえるというわけか」
ケイ(右)
「セルディックさま!
 市内に帝国軍の姿が!」
セルディック「!?」
セルマ
「な、まさかアルメリア市も
 帝国の手に落ちているというのですか!」

エルネスト(左)
「くくく。
 王国軍め、飛んで火に入る
 夏の虫というやつだ」
エルマ、準備はよいか?」
エルマ(右)
「は、呼び捨てにするんじゃねえよ、
 エルネスト」
エルネスト
「それはすまないな、エルマ」
エルマ
「……ちっ。
 準備なら万端だぜ。
 いつでも攻撃できる」
エルネスト
「よし、攻撃開始だ」
エルマ
「りょーかい」

シナリオ開始時

セルディック(左)
「〈箱庭〉は……」
セルマ(右)
「あの先です!」
セルディック
「よし!無駄な戦闘は避けて
 一気にかけぬけるぞ!」

シナリオ中

2ターン目敵フェイズ

エルネスト(左)
「作戦は順調のようだな。
 俺は〈箱庭〉に戻る。
 あとは任せたぞ」
エルマ(右)
「……ちっ」

ケイ⇔マーガス

ケイ(左)
「ここがアルメリア市か」
マーガス(右)
「イシュメール砂漠の
 大オアシスに作られた街だ」
「エグバードよりも多くの人が
 住んでるという話だぞ」
ケイ
「エグバードよりも多く?」
マーガス
「ああ、砂漠では
 住める場所が少ないから」
「住みやすい場所に
 人が多く集まるんだ」
「それに、アルメリア市には
 <箱庭>があるからな」
ケイ
「セルマも籍を置いている
 魔術学院だったか」
マーガス
「その通りだ」
「<箱庭>の魔術師たちが、
 暮らしを良くするために
 魔術の研究を続けている」
「だからアルメリア市は
 砂漠だとは思えないくらい
 快適だと聞くぞ」
ケイ
「その魔術師たちが
 敵に回っているのか。
 ぞっとしない話だな」
マーガス
「まったくだ」

セルマ⇔コットン

コットン(左)
「アルメリアのご飯は
 変わってるね」
セルマ(右)
「土地が他の場所と
 全然違いますからね」
「砂が入ってくるのも
 考えなきゃいけませんし」
「っていうか、この非常時に……
 余裕ですね」
コットン
「うん、これはおいしい……
 ごほっ」
セルマ
「ほら、急ぐから」
コットン
「あ、ありがとう……」
セルマ
「なんか
 先生にご飯を食べさせてるみたいですねえ」
コットン
「……先生に
 ご飯を食べさせてあげるの?」

セルマ⇔エルマ

セルマ(左)
「エルマ、エルマじゃないですか!」
エルマ(右)
「なんだ、セルマか。
 姿を見ないと思ったら、
 王国軍に手を貸してたのか」
セルマ
「なぜ帝国軍といっしょに
 戦っているのですか?」
エルマ
「は、その方がアルメリアのためになると思ったからさ」
セルマ
「アルメリアのために?」
エルマ
「そうだ。今、時代は揺れ動いている。
 ブラヴォードの勢力図が
 大きく変わろうとしてるんだ」
「なのに〈箱庭〉は動こうとしねえ。
 馬鹿か?」
「ここで動かなかったら
 アルメリアはおいてかれるだけだ」
「だから、戦って戦って戦って勝利を手にしなきゃいけないんだよ」
セルマ
「そんなもののために先生の教えを破るのですか?」
「先生は、
 魔術は人を傷つけるためでなく、
 幸せにするためにあるのだと」
「そう教えてくださったではないですか」
エルマ
「先生、先生、先生って、
 ガキかてめえは」
「〈箱庭〉の魔術師なら、
 自分で考えて行動したらどうだ?」
セルマ
「これが、ぼくの考えです」
「戦うことこそが
 エルマの道だというのなら、
 ぼくを殺して先に進むといい」
「ぼくは、戦わない。
 エルマを、傷つけたくありません」
エルマ
「……ちっ」
「自分と同じ顔をしたやつを
 殺すのは寝覚めが悪い。
 お前の言うとおりにしてやんよ」
「エルネストの野郎も、
 気にくわないしな」

ルキア⇔エルマ

ルキア(左)
「へー、こんな子だったんだ」
エルマ(右)
「なんだてめえは」
ルキア
「ぼくはルキア」
「〈箱庭〉の魔術師を率いてるのがセルマの知り合いだって
 聞いたからさ」
「まさか双子だとはね。
 子供がそんなことできるとは
 思ってなかったしさ」
エルマ
「てめえだってガキだろうがよ。
 第一なんだそのぼくってのはよ。
 萌えっ子気取りか」
ルキア
「失礼だな。
 気取ってるんじゃなくて
 萌えっ子なんだよ!」
エルマ
「……あー、わかった。
 俺が悪かった。もう何も言うな」

シナリオ終了時

セルディック(左)
「この先が〈箱庭〉か」
セルマ(右)
「お気をつけください。
 この様子では、〈箱庭〉の中も敵でいっぱいでしょう」

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最終更新:2007年09月15日 17:28
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