ナレーション
ヴェローナ領内に侵攻した
王国軍に対し、
グラン=メルー帝国
ヴェローナ方面軍は、
聖都セインの南、
グラスゴー平原に陣を構えた。
そこには、ヴェローナで反乱を
起こした司祭ウーゼルに従う
ヴェローナの聖堂騎士団の姿も
あった。
そして、それを指揮するのは
帝国軍第五師団長
“黒獅子”
アルベリヒ、
および第四師団長“碧獅子”
エルネストの両名。
帝国の若きふたりの獅子が
王国軍に牙をむこうとしていた。
編成前
なし
シナリオ開始時
アルベリヒ(右)「王国軍がすぐそこまで
やってきているらしい」
「ここを突破されれば、聖都セインは
目と鼻の先だ。なんとしても
ここで止めなければならない」
エルネスト(左)「いったい誰に向かって
口をきいてるんだアルベリヒ。
そんなことは分かってる」
「ここで王子の息の根をとめれば
いいんだろ?」
アルベリヒ「ああ。作戦は分かってるな?」
エルネスト「俺が橋で敵の攻撃を止めている間に
貴様が背後から挟撃をしかける、
だったか」
アルベリヒ「そのとおりだ。たのむぞ」
エルネスト「まかせておけよ」
「ふん、陛下のお気に入りだからと
言って偉そうにしやがって」
シナリオ中
1ターン目敵フェイズ
エルネスト(左)「よし、全軍突撃しろ!」
神国修道騎兵(左)「しかし、アルベリヒさまは
ここで待機しろと……」
エルネスト「アルベリヒがなんだ、
貴様たちの指揮官は俺だぞ?」
「それとも貴様、上官に
たてつくつもりか?」
神国修道騎兵「いえ、
決してそのようなことは……」
エルネスト「だったら、何度も言わせるな。
突撃しろ」
神国修道騎兵「はっ」
エルネスト軍行動後
帝国軍突撃騎兵(右)「アルベリヒさま、エルネストさまの
部隊が突撃を開始しました!」
アルベリヒ(左)「なっ、早すぎるぞエルネスト!
しかたない、私たちも急いで進軍し
このまま王国軍を挟撃するぞ」
帝国軍突撃騎兵「はっ!」
エルネスト撃破
エルネスト(左)「ば、ばかな!撤退するぞ!」
アルベリヒ(左)「エルネストがやられたか……
ならば私たちもここに
残っている意味はない。引くぞ」
セルディック⇔マリー
セルディック(左)「グランズがふたり、か。
もう、聖都は目の前だって
言うのに……」
マリー(右)「あきらめないでください、兄さま。
グランズにだって、つけいる隙は
あるはずです」
セルディック「つけいる隙、か。
あいつらについて、
何か分かるか、マリー?」
マリー「エルネスト将軍は雷魔術の使い手で
アルベリヒ将軍は槍技無双だとか」
セルディック「うーん……」
マリー「あと、アルベリヒ将軍はグランズ
最年少と言われていますが」
マリー「アルベリヒ将軍がグランズに
なる前はエルネスト将軍が
そうだったとか」
マリー「ごめんなさい、
これくらいしか……」
セルディック「なるほど、それで十分だ。
皆に伝えてくれ。
エルネストの陣を突破しよう」
ケイ⇔マーガス
ケイ(左)「あれはエルネストの旗。
エルネストがセインの聖堂騎士団を
率いているというのか」
「それにあの黒獅子の紋章は……」
マーガス(右)「あれは帝国軍第五師団“黒獅子”の
紋章だな」
「指揮しているのはグランズのひとり
アルベリヒだろう」
ケイ「知っているのか、マーガス?」
マーガス「ああ、聞いたことがある。
帝国軍の中でも、第二師団とともに
正道をゆく騎士たちの部隊だ」
ケイ「ということはエルネストなんかと
違って、私たちにも組しやすい相手ということか」
「ありがたいことだな」
マーガス「そううまくはいかないだろうな」
「やつらは正道なる騎士として、
帝国軍第五師団の名を
広めているんだ」
「つまり、それがゆえに……」
ケイ「強い、ということか。
楽な戦いというのはないものたな」
マーガス「楽したい戦いならいくらでも
あるんだがなあ」
ケイ「楽したくない戦いなんてものも
ないだろう」
「そんなことを感じるとしたら、
そいつはよほどの戦争馬鹿だ」
マーガス「そうだな。さあ、“黒獅子”の
連中に、ブレトワルダ騎士団の力を
教えてやるとするか」
シナリオ終了時
なし
最終更新:2007年09月09日 16:22