※この記事は少年犯罪データベース様(http://kangaeru.s59.xrea.com/index.htm)風に近年で起きた事件をまとめた記事です。
参考元は漂泊旦那様(https://hyouhakudanna.bufsiz.jp/climb.html)や日本経済新聞様や産経ニュース様などから引用させていただいております。
- 1月7日 15歳中学生が女子高生殺人未遂
鹿児島県鹿児島市の公園で中学3年生の15歳少年が面識のない女子高生を刺す。少年は「高校受験から逃れるために逮捕されようと思った」と供述。少年は第1種少年院に送致されたが、少年院を出所した後の令和3年に福岡県福岡市のアパートで女子大生の背後から首を紐で絞めて殺害しようとした事件を起こし再び逮捕される。
- 1月13日 37歳男がいとこを襲う
名古屋市瑞穂区で37歳の無職の男がいとこの50代女性に性的暴行をしようとし暴行を加えて死亡させ、現金十数万円や通帳などを奪う。男は以前からいとこの女性に性的な興味を持ち郵便ポストの隙間から脱衣所を覗いていた。男は強盗・強制性交等致死の疑いで逮捕され、傷害致死と強制わいせつの罪で起訴され、同年11月5日に名古屋地裁は懲役12年(求刑 懲役15年)の判決。
- 1月14日 33歳男がバス停で男性襲う
広島県広島市で33歳の無職の男がバス停で75歳男性と男子大学生を包丁で刺し、75歳男性が死亡、男子大学生が1週間の怪我を負った。男は「何人か殺して自分も死のうと思っていた」と供述。翌年7月30日に広島地裁は懲役27年(求刑 懲役30年)の判決。
- 1月20日 医学部9浪の滋賀医科大学生の娘が母親を殺害
滋賀県守山市で31歳の滋賀医科大学看護学科生の女が58歳の母親を殺害した上、母親の遺体を解体して自宅近くの河川敷に遺体を遺棄した。女は殺害後にSNSで「モンスターを倒した。これで一安心だ。」と投稿し、母親のスマートフォンから別居する父などにメッセージを送るなどして生存を偽装した。5月17日に河川敷で発見された遺体はDNA鑑定により母親のものであると判明し、6月5日に女を死体遺棄の容疑で逮捕した。31歳の女は長年にわたって被害者の母親から国公立大学の医学部を目指して浪人をさせられ、携帯電話を取り上げられたり母親の監視下で勉強をさせられたり激しく罵倒されたり1人の時間を作らせない為に一緒に入浴するなどの教育虐待を受けていた。女は自殺を考えるほど精神的に追い詰められ母から逃れようと家出をする事もあったが、その度に母親に雇われた探偵や通報を受けた警察官によって連れ戻されていた。最終的に母親は女の医学部進学を諦め、助産師になる事を条件に滋賀医科大学以下看護学科への受験を認め、女は合格し同大学へ進学した。平成29年7月に女は滋賀医科大学医学部附属病院の看護職員の採用内定を得るが、母親は女に対して助産師学校へ進学する事を迫った。女は事件直前に助産師学校を受験したが不合格となり、母親から激しい叱責を受けた事が事件のきっかけとなった。女は死体損壊や死体遺棄の罪などについては認めたものの、殺人の罪については否認を続けたが、令和2年3月3日に大津地裁は懲役15年(求刑 懲役20年)の判決。女側は控訴したが、今まで否認を続けていた態度を一転させて母親の殺害を認め、事件の動機や詳細を記した陳述書を大阪高裁へ提出。令和3年1月26日に大阪高裁は犯行の経緯や動機に同情の余地があるとして原判決を破棄し懲役10年の判決。
- 2月13日 34歳男が同僚女性をわいせつ殺人
愛媛県今治市の段ボール製造販売会社の敷地内で34歳の男が同僚の女性にタイツを剥ぎ取るなどのわいせつ行為をし、口封じで首を絞めて殺害した。男は事件の10日前に同じ配送業務となり知り合った女性に一方的に好意を抱いていた。同年11月13日に松山地裁は強制わいせつ致死罪の成立を認めず懲役19年の判決。翌年12月24日に高松高裁は不合理だとして原判決を破棄し、地裁へ差し戻し判決。令和2年7月29日付で最高裁が被告側の上告を棄却し地裁差し戻しが確定。令和5年3月10日に松山地裁は無期懲役の判決。
- 2月17日 44歳女が夫を殺害しモルタルに詰める
茨城県かすみがうら市で44歳女が夫の首を絞め殺害し、遺体を毛布で包み、袋に入れてモルタルを流し込みクローゼットの中に隠した。女は小学5年生の長女に犯行を手伝わせ、クローゼットに押し込んだ遺体の「管理」をさせていた。女は17歳の時に最初の夫と結婚し子供を授かるが、翌年に離婚。その後も再婚と離婚を繰り返し、平成15年頃に出会い系サイトで被害者と知り合った。当時、女は30歳ぐらいだったが20歳ほど若く年齢を偽り、タナカマイコという偽名を使っていた。女は被害者名義での借金や預金の無断引き出しを繰り返し、被害者から金の返済を求められた事が動機とされている。翌年7月5日に水戸地裁は懲役23年(求刑 懲役25年)の判決。
- 2月27日 26歳パート従業員が焼身自殺を図り自宅放火
岡山県井原市で26歳のパート従業員の男が家族を巻き込んで焼身自殺をしようと自宅に放火し、義理の兄とその4歳の長男を焼死し、男の母親が大怪我をした。自宅には4世代9人が住んでおり、事件当時は男と母親と被害者親子が居た。裁判で弁護側は男の障害の影響により別の人格が現れていたと主張したが、翌年6月14日に岡山地裁は男の完全責任能力を認定し懲役24年(求刑 懲役25年)の判決。
- 4月6日 38歳無職が家族ら5人を殺害
鹿児島県日置市で38歳の無職の男がテレビを見る為に近くに住む祖母の家を訪ねたが口論となり、祖母の首を絞めて殺害。家に居た父親が気付き揉み合いになるが、父親も首を絞めて殺害。さらに男の伯父が連絡が取れない父親の安否確認を依頼し、祖母の家を訪ねた伯母とその姉と知人男性の首を絞めて殺害した。伯父は警察に相談し、現場に駆け付けた警察官が伯母と姉の遺体と心肺停止状態の知人男性を発見し、その後、男が市内を1人で歩いている所を警察官が見つけ殺人容疑で逮捕し、男の供述により山林で祖母と父親の遺体も発見された。男は高校生の時に両親が離婚すると母親と妹と同居し、高校を中退した後は職業を転々としていた。平成17年頃から同居する母親に暴力を振るうようになり、平成26年に息子の暴力に耐えかねた母親は家を出て妹宅に住み、男は一人暮らしをするが、近隣から苦情が来た為に父親が引き取り祖母宅で同居した後、父親からお小遣いを貰いながら祖母の持つアパートで一人暮らしをしていた。裁判では男の妄想性障害が最大の争点となったが、令和2年12月11日に鹿児島地裁は完全責任能力を認定し死刑の判決。男は死刑の言い渡し直後に検察側まで駆け込み「お前のしている事は許されんぞ」と声を荒らげ、被害者参加人として出廷していた親族に飛びかかろうとした所を取り押さえられた。
- 4月11日 勤務中の19歳巡査が上司の巡査部長を射殺
滋賀県彦根市の滋賀県警察彦根警察署河瀬駅前交番で勤務中だった19歳の巡査が拳銃で自身の上司で新人警官の教育係を務めていた41歳の巡査部長を射殺した。男はその後に拳銃と実弾を持ったままパトカーで逃走し、同県愛知郡愛荘町の住民からパトカーが田んぼに突っ込んでいるとの通報を受けた東近江警察署員が確認をしたところ現場の交番配備の車両である事が判明。連絡を受けた彦根署員が現場に向かうと被害者が血を流して倒れているのを発見した為に通報した。同じ交番に勤務しているはずの巡査の男が行方不明になっている事から巡査が巡査部長を射殺した可能性が高いとして捜査を開始し、滋賀県警は事態の重大性などから未成年では異例となる19歳巡査の実名と顔写真を公表した。巡査は同県犬上郡豊郷町の田んぼに拳銃を捨て、近江鉄道本線の線路上を歩いていたところを捜査員に発見されて身柄を確保された。巡査の男は平成29年4月に採用され、同年1月に滋賀県彦根警察署に配属された後、同年3月に現場交番に配属されていた。男は被害者の巡査部長から書類の細部の訂正を巡って度々厳しく叱責されており、事件当日も巡査部長から厳しく叱責され、巡査部長の「お前がアホなんは親がアホなんちゃうか?」という発言が事件のきっかけになった。現職の警察官が与えられた拳銃で同僚を射殺するのは国内史上初であり、翌年2月8日に大津地裁は「現職警察官が拳銃を凶器に用いた空前絶後の事案」として懲役22年(求刑 懲役25年)の判決。
- 4月13日 平成16年に起きた廿日市女子高生殺害事件、容疑者逮捕
広島県廿日市市で平成16年10月に発生さた高校2年の女子生徒が殺害された未解決事件で勤務先の同僚への暴行事件で書類送検されていた35歳の男から採取された指紋やDNA型が事件現場に残されていたものと一致し、男も容疑を認めた為に14年越しに女子高生への殺人容疑で逮捕された。当時21歳だった男は寝坊した事を勤務先に叱られると考え、山口県萩市の会社の寮を抜け出し、ミニバイクで東京方面に走らせ、広島県内を走行していた時にたまたま見付けた被害者に乱暴しようと後をつけ、被害者の部屋がある現場の離れに侵入し、ナイフを突き付けて脅したが、被害者が逃げた為に被害者を刺したり首を切り裂くなどして殺害し、悲鳴を聞いて駆け付けた祖母も刺して全治1ヶ月の重傷を負わせた。令和2年3月18日に広島地裁は無期懲役の判決。
- 5月5日 14歳の中3少年がリサイクル店で強盗殺人未遂
茨城県城里町のリサイクル店で中学3年の14歳少年が持っていた刃物で女性店員を何度も切り付けて重傷を負わせ、レジにあった現金1万2千円を奪い逃走。その後に付近の路上で歩いていた所を警察官に発見され、強盗と殺人未遂の容疑で緊急逮捕された。
- 5月7日 23歳小児性愛者、女児を誘拐し殺害、線路に遺棄して電車に轢かせる
新潟県新潟市で23歳の会社員の男が乗用車を走らせて女児を物色していると、下校中の小学2年の女児を見付け、運転していた車を女児に衝突させ、転倒した女児を抱き抱えて後部座席に乗せた上、首を絞めて気絶させ、広場の駐車場まで車を移動させて車内で女児にわいせつ行為をしていた最中、女児が目を覚まして大声で泣き出した為に口封じの為に再び女児の首を絞めて殺害した上、まだ性欲が収まなかったために女児の遺体を温めれば死後硬直が解かれてわいせつ行為ができると考え、自宅に戻り水筒にお湯を入れ、公園の駐車場に停めた車内で女児の遺体をお湯で温めてわいせつ行為に及んだ。証拠隠滅の為にJR東日本越後線の線路上に女児の遺体を遺棄し、走行してきた電車に遺体を轢かせて遺体を切断させた。男は事件前の4月に女子中学生へわいせつ行為をした容疑で書類送検されており、事件後にはインターネットで「死体博物館」や「ネクロフィリア」といったワードを検索していた。翌年12月4日に新潟地裁は無期懲役(求刑 死刑)の判決。
- 5月13日 46歳元千葉市議が一家4人を殺傷
千葉県千葉市の居酒屋の個室内でオペラ歌手で元千葉市議の46歳男が食事中に突然、隠し持っていた包丁で妹一家4人を次々に襲い、妹の6歳の長女を殺害し、他3人に重軽傷を負わせ、居酒屋の店員2人に取り押さえられた。男は平成21年10月に実施されていた千葉市稲毛区の市議補選に民主党から出馬し、初当選を果たしたが、約1年後の平成22年11月に「民主党政権を受け入れる事が出来ない」として同党を離党し、2期目途中の平成25年3月には父親をスチール製の棒で襲い、全治3週間の打撲を負わせる事件を起こし逮捕。その後に起訴猶予となっていた。平成27年4月の市議選には出馬せず、2期で市議を引退。事件の2年前には千葉市から沖縄県に移住していたが、被害者家族とは定期的に連絡を取っており、千葉市に帰ってくる事もあった。事件当日は男の46歳の誕生日であり、会食は自身の誕生日会を名目に男が企画した上、事件の1週間ほど前に自ら現場となった居酒屋を予約し、一家に声を掛けていた。男は容疑は認めて「家族と元々仲が悪かった」などと供述していたが、動機については意味不明な供述もしており、精神鑑定の結果「事件当時は心神喪失状態で刑事責任を問えない」として不起訴処分となった。