0260:(無題) ◆f9snfTF/yQ




東京の市街地。ビルの屋上にて、仲間となる人物がいないか、辺りを窺う雷電。
その最中、突如として、着ている中華服の一番上の紐が千切れる。

「むぅ……これは不吉な……」

「周の時代、勇敢な戦士として知られた鄭李萬(ていり・まん)は、優れた占い師でもあった。
彼は戦争に赴く際には必ず、紐のついた奇妙な靴を履いていたが、その紐の状態により、
遠く離れた味方の生死を知ったという。
そのため古代中国では、衣類等に付着した紐類が自然と切れることを、
身内の不幸の知らせと考え、忌み嫌った。
このような紐類を『縁』と呼んだが、現代日本でも使用される『縁が切れる』という言葉は、
元来、親しき者との死別を意味していた。」

 民明書房刊『中華占い大全~これを知らなきゃアンタ地獄に落ちるわよ~』より

「まさか……シカマル殿の身に……何かが……?」

シカマルの身を案じる雷電。
その身体は、自然と北へと向かっていた。





【東京都(中心部市街地)/午後】

【雷電@魁!!男塾】
 [状態]:健康
 [装備]:木刀(洞爺湖と刻んである)@銀魂
 [道具]:荷物一式(食料一食分消費)
 [思考]1:シカマルを探す
    2:知り合いとの合流(うずまきナルト、春野サクラ含む)


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0186:裁断・祭壇 雷電 0264: 十 

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最終更新:2024年03月31日 14:08