436:命の炎 後編 ◆YR7i2glCpA



走る、走る。
アビゲイルは元々、吸血鬼を倒そうなんて思ってすらいなかった。
アビゲイルが危険を冒してまで滋賀に残った理由は一つ、サクラ達が逃げる為に囮になる事。
無論、アビゲイルとて死ぬ気はなかったし、こちらから殺すつもりもない。
だが、彼が対峙したDIOはそんな甘い考えが通用するような相手ではなかった。
幸運な事に、仕掛けた罠にはまってくれたが、あんな幸運はもうそうそうないだろう。
だから、走る。
出来る限り、遠くへ向かうために。

走る、走る。
DIOは元から、全ての参加者を殺すつもりでいた。
ジョースターの血を引く承太郎も、自分に屈辱を与えた麦わらの小僧や光線を放つ男も、
ウォーズマンが捕らえたひ弱な玉葱頭の少年も、果ては自分に絶対の忠誠を誓っている吸血姫AYAでさえも。
DIOは死ぬ気はさらさらない。
今の自分は『DIO』なのだ。全てを掌中に収め、世界を支配する無敵の能力『世界』を手にしているのだ。
だがあのアビゲイルという男はそんな自分に逆らった。
姑息な真似を働き、このDIOの右半身を吹き飛ばしたのだ。
何という屈辱!何という屈辱!
もう今の自分には、アビゲイルを殺す、ただそれだけしか考えられない。
何もかもを食らいつくさんばかりの勢いで、DIOは走る。
アビゲイルに、無残な死を与えるために。



「ハァっ…ハァっ…ここまで来れば……」
サクラから治療を受けた傷が、今になってまた疼く。
サクラの医療忍術は素晴らしいものだったが、いくら塞がったとはいえ傷痕は傷痕。
無茶な運動をして開いたら大変だ。
ただでさえ先ほど強烈な攻撃を受けてしまったのだ。
むしろよく開かないでいてくれたものだ、とアビゲイルはサクラに心中感謝する。
一息つこうとアビゲイルが足を止めたその瞬間、アビゲイルの背中に悪寒が走った。
「――ッ!?」
一瞬、身を翻し振り向く。
「…は、ははは……」
乾いた笑いが夜空に消えた。
アビゲイルの眼前にいたのは、他でもないDIO。
月光を全身に受けたその姿は、絶望したくなるほどに圧倒的な威圧感を向けていた。

「追いかけっこは終わりだ、アビゲイル。」
DIOの前に、『世界』が浮かび上がる。
「――無駄ァッ!」
強烈な左フックがアビゲイルの顔面をかすめた。
アビゲイルは急いで距離をとると、戦闘態勢に入った。
「…DIO。」
「フフフ…アビゲイル、貴様には死こそが何より相応しいぞ!!」
一歩、DIOが踏み込む。
「無駄無駄ァッ!」
襲い来るラッシュを、アビゲイルは必死で避け続ける。
だが、満身創痍のアビゲイルと、右半身を吹き飛ばされたとはいえケンシロウの血を吸い絶好調状態だったDIOとでは、あまりにもレベルが違った。

「グハァッ!?」
強烈な腹部へのブローがアビゲイルの巨体を飛ばす。
防御のために装備していた排撃貝もなくなったアビゲイルは、吹き飛ばされ口から血が飛ぶ。
「フン、やはりまだ仕留めきれぬか…」
DIOは殴り飛ばした感覚から、まだアビゲイルは死んでいないと確信していた。
DIOはアビゲイルの飛んだ方に向かう。
この手で引導を渡すために。
この耳で断末魔を聞くために。

アビゲイルの意識は、朦朧としていた。
治療を受けた傷跡が開き、血が溢れ出てきた。
排撃貝の反動による体の内部のダメージも、今になり悲鳴を上げてくる。
(――ここまでか……)
今のアビゲイルには、立ち上がるのもやっとな力しか残されていない。
いや、それどころか意識を保っている事すら奇跡なのかもしれない。
それでもアビゲイルは悲鳴を上げる身体に喝を入れ、立ち上がる。
その眼は、まだ死んではいない。

「――ホウ、まだ立ち上がってくるか。」
「…生憎、こう見えてタフなもん、でしてね……」
ニヤリ、と苦痛に歪む顔で精一杯の笑みを浮かべるアビゲイル。
その様を見てDIOはふと零した。

「…不思議なものだな。」
「はい?」
「何故、貴様はそこまで抗う?このDIOに敵わないというのは貴様自身、よく分かっている事だろう?」
DIOは、一歩一歩ゆっくり大地を踏みしめ近づく。
まるでアビゲイルを嬲り殺さんとするかのように。
アビゲイルを、精神も肉体も完全に屈服させたうえでの勝利を得るために。
「理由、は何だ…?何故抗う?」
「…理由……」

アビゲイルの頭にフラッシュバックする、この2日間の事。
出会ってしまった、多くの仲間と敵の事。

自らの死が迫っていながら、自分を助けてくれたリンスレットの死に顔が。
クリリンを信じ、真実に背を向けてでも仲間を信じ続けたブルマの顔が。
悪を許さず、殺人者を追っていった伊達の背中が。
迷い、苦しみ、わずかな希望にすがり悲しむ斗貴子の眼が。
自らの罪を償うために生きようと決意した、リョーマの顔が。
自らの行うべき事をしようとしながらも、仲間の死という悲しみに耐えきれず溢れ出てしまった、サクラの涙が……

「…貴方には、決して分かりえないでしょう。」
「……」
DIOの顔からは、笑みは消えない。
その笑みは絶大な自信と野心を持つものが浮かべる、狂気に満ちた笑みだった。

「…私には、忘れられない、忘れてはいけない仲間が、いるんです……!
彼らのためにも…私は、決して退くわけにはいかないんです!!」
キッと、アビゲイルはDIOを睨みつけ叫んだ。
びり、と夜が震えた。


「…それが、貴様の戦う理由か、アビゲイル……」
DIOの顔から、笑みが消えていた。


「『仲間』がいるから――か、つまらん。実につまらん。」
DIOの発する言葉と共に、圧倒的な威圧感がアビゲイルを圧し潰さんとする。
アビゲイルは、震えそうな足にわずかな力を込めると体勢を整えた。

「そもそも、このDIOと戦う事自体がすでにナンセンスだ。」
『世界』の拳がアビゲイルに照準を合わせる。
「『仲間の為』だとか『生きる為』とかそんなものは…便所のネズミの糞にも劣る下劣な考えだ、アビゲイル…
そのくだらないものの考え方が命取りよ!クックックックッ……」
ブン、と『世界』が軽く腕を回した。
アビゲイルの額にじわり、と脂汗が浮かんだ。
「このDIOにはそれが無いッ!!あるのはたった一つのシンプルな思想だけだ…たった一つ!!」
一歩、DIOが踏み込む。『世界』の射程圏内にアビゲイルが入った。
アビゲイルに、もう逃げる術はない。
「『勝利して支配する』!それだけよ…たったそれだけよ!!」
アビゲイルの身体に、DIOは照準を固めた。
一瞬、アビゲイルが何かを手に持ったように見えたが、そんな瑣末な事は気にもならなかった。
「過程や…方法など…」

「どうでもよかろうなのだあぁぁー!!死ねい!アビゲイル!!」
『世界』の猛烈なラッシュがアビゲイルに襲いかからんとしたその寸前、アビゲイルは手にしていたものをこちらに投げていた。
「食らええぇー!アビちゃんボール、1号!!」
飛んできたのは、小さな石。
DIOは鼻で笑うと、『世界』でその小石を粉砕しようとした。
「無駄ァッ―!?」

ぐにゃり、と石が軌道を変えた。
アビゲイルが投げたのはアビゲイルのとっておきの切り札、宝貝五光石。
投げると必ず相手に当たり、当たった相手の顔を濃くする宝貝(今はリミッターは解除されているため顔は濃くならない)。
その『相手』は投げた人間が思った者であり、アビゲイルが思ったその対象は、DIO本人。
そのため五光石は『世界』を躱し、DIOの顔面に――

「『世界』(ザ・ワールド)!!」

当たらなかった。



「クックックッ…一瞬とはいえ、このDIOを驚かせた事は褒めてやろう、だが!!」
静止した時の中で、DIOは笑う。
目の前に対峙していたアビゲイルは、宝貝を使ってしまったため力を使い果たし、地に倒れ伏している。
「全ては無駄だったなアビゲイル!!貴様はやはり預言通り死ぬ!!だがな…」
DIOは駆ける。
倒れ伏すアビゲイルの後ろに立つと、懐に入れていた手裏剣を一斉に投げつけた。
「ククク……貴様はこのDIOの姿を拝むこと無く!無残に惨たらしく死ぬのだ!!クククク……ハーッハッハッハッ!!」


時が
動き出した。



五光石を投げた瞬間、アビゲイルの意識は途絶えていた。
ただでさえボロボロの状態でDIOと対峙し、圧倒的な力に嬲られながら戦っていたのだ。
もう既に、アビゲイルは戦うどころか生きている状態であった事自体奇跡だったのだ。

(――そうか、私は…)

これが、死なのか。
今まで生きてきた数百年、数多くの死をアビゲイルは見てきた。
時には自ら奪った命もあった。
全ての命は等しかった。
仲間も、敵も、そして自分も。

(――無念だ。)

眼から、涙が溢れる。
自分は、無力だ。
誰一人、守ることはできなかった。
ヨーコも、リンスレットも、ブルマも、さつきも、伊達も、ケンシロウも、斗貴子も、サクラも、仙道も、香も、リョーマも、新八も。

――悔しい。
ただ、涙しか出なかった。



――テメエ、何泣いてやがる!?

不意に聞こえた、懐かしい声。
そんなバカな。
信じられない気分で振り向くと、そこに一人の大男が立っていた。

逆立つ長い白金色のロングヘアー。
ギラギラした危険な鋭い眼。
隆々とした逞しい肉体。
間違いない。
彼は、彼は――

(D・S!!)

(――ケッ、全く情けねえ。)
D・Sはどっかとアビゲイルの前に座ると、ギラギラした目でキッとアビゲイルを睨みつけた。

(テメエ、悔しくねえのか。)
(…悔しいですよ。)
(ならなんで動かねえ。)
(D・S…)
(そんな弱い奴と一緒にいた覚えはねーぞ。)
(……)
(アビゲイル、テメーは何だ。)
(え?)
(『冥界の預言者』だろ?『預言者』が預言外してどーすんだよ?)


――…この勝負、どちらかが必ず死ぬでしょう…無様な悲鳴を上げてね。


(テメエは無様な悲鳴を上げたのか?)
(――!!)
(上げてねえよな?ならまだ預言は当たってねえだろ?)
(私は――)

何故か、自分の体に力が湧いてくる。
死んだ目をしていた、アビゲイルの顔に生気が戻ってきた。
それと同時に、目の前のD・Sの姿も段々ぼやけていく。

(――ありがとうございます、D・S。)
(ケッ、まだ終わってもいねぇのに礼なんか言うんじゃねえ。)
(…それもそうですね。では礼はいつかそちらに行ったときに……)

D・Sの姿が完全に見えなくなるその瞬間、アビゲイルは確かに見た。
D・Sが親指を高く掲げていたのを。
D・Sの後ろに今まで出会った数多くの仲間が立っていたのを。

その中に、ティア・ノート・ヨーコの姿があった事を。



時が
動き出した。


目の前にいたDIOの姿が見えない。
アビゲイルは急いで身を翻した。
身体に何かが刺さり、熱い感覚が走ったが気にならなかった。
五光石は一瞬で軌道を後ろに向けた。
――後ろか!
アビゲイルが振り向くと、そこにDIOは立っていた。

DIOからしたら想定外、としか言いようのない事だった。
死んだように突っ伏していたアビゲイルが立ち上がり、身体に手裏剣が刺さりながらも自分に立ち向かってくる。
何故だ。
何故生きている?
何故立ち上がる?
何故立ち向かう?
その姿は、かつて倒したケンシロウを、マミーを、ジョナサン・ジョースターを思い出させた。
それだけではない。
立ち向かってくるアビゲイルの後ろに、数多くの者がついてきているような、大軍が迫ってくるような錯覚を、DIOは覚えた。
その様に思わず、DIOは一歩退いてしまった。
その瞬間だった。

「――ごっ!?」

五光石が、DIOの顔面に直撃した。

顔面に痛烈な一撃を受けたDIOは、吹き飛ばされる。
地に倒れた瞬間、DIOの身体にアビゲイルの巨体が圧し掛かってきた。
「クッ、どけアビゲイル!」
「バータ・フォー・テイルズ……」

アビゲイルの巨体をどかさんともがくDIOを押さえ込みながら、アビゲイルは呪文を唱えていた。
DIOを抑え込むための、決死の呪文。

「…囲え 死の荊棘(いばら) ヴェルカム・イン・タイ 盲死荊棘獄(ブラインド・ガーディアン)!!」

地から多くの荊棘が噴き出し、DIOとアビゲイルの身体を縛りつける。
魔力により生み出されたその荊棘は、DIOとアビゲイルの肉体にきつく食い込み、離れない。
もがけばもがくほどに肉を締めるその荊棘に、DIOはギリ、と奥歯を噛み潰した。

「アビゲイルゥ!!貴様アアアァァ!!!」
「DIO……貴方に質問ですが……」

その声は落ち着き払っており、DIOの耳には異様なほど恐ろしく聞こえた。

「…私達がいる『ここ』がどこで、『今』が何時頃か、分かりますか?」


二人の耳に、聞き覚えのないアラームが聞こえてきた。

そう、今二人がいる場所は地図で言えば『三重県』。
そして今現在の時刻は…20時を回った瞬間だった。

これが、アビゲイル最後の策。
DIOと共に禁止エリアに飛び込み、首輪を爆破させる、ただそれだけの策。
だがこれはアビゲイルからすれば、賭けであった。
第四放送から、主催者たちは何時から禁止エリアとなるか言わなかった。
それがただ一つ、アビゲイルが気にしていた事。
もし留まっても禁止エリアにならなかったら、その間に殺されるかもしれない。
あまりにも分の悪過ぎる、賭けだった。

だが、アビゲイルは賭けに勝利した。
その代償は、自分の命だったが――

「グオオ離せ、アビゲイル!!」
「絶対!に!離しません!!」
今になり全ての疲労や傷がアビゲイルの身体に押し寄せてくる。
それに加えて自分の盲死荊棘獄もまた、自分自身に大きなダメージを与えていた。



(――どうやら、私はここまでのようですね。)

アビゲイルは薄れゆく意識の中で、想う。

(仙道君、サクラさん、香さん、リョーマ君、新八君、申し訳ありません……約束、守れませんでした…)
(お嬢さん方……今そちらに向かいます……温かく、受け入れて下さい……)
(ガラ……そちらは、楽しいですよね?)
(D・S……礼を言いに来るのが早い、とか、言わないで下さいよ……?)

(生き残っている、方々……どうか、どうか強く――)



クソッ、クソッ、クソッ―!!
DIOの頭を支配するのは、激しい怒り。
自分をここまで追い詰めた、アビゲイルに対しての怒り。
このような矮小な荊棘に拘束されている、自分自身に対する怒り。
首輪という枷を着けた、三人の主催者に対する怒り。

「クッ…『世界』(ザ・ワールド)!!」

時は、止まらない。
元の世界でも連続した時止めはできなかったのだ。
元より、する必要もなかったのだ。
強かったから。
DIOは、強かったから。
いつしかそれは慢心となり、その慢心は今になりDIOを苦しめている。

せめて
せめて自分に覆い被さる男を道連れにしなくては。
そうでなければ死んでも死にきれない。

「アビゲイル!貴様を……なっ!?」

DIOは、驚愕した。

「アビゲイル!アビゲイル…!?こ…こいつ……死んでいる!!」



首輪のアラームが

止まった。



「NUOOOOOOOOOOOOOO!!」



ボン、と爆発音が夜に響いた。



「…DIO?」
琵琶湖の傍で一人座っていた少女――吸血姫AYAは嫌な予感を感じていた。
それは、かつての友、西野つかさが目の前で心中を図り自殺したのを目の当たりにした時の感情とも似ていた。
まさか、DIOの身に何かあったのでは。
ブンブンと頭を振り、嫌な考えを吹き飛ばす。
DIOはあんなにも強いではないか。
『世界』もある。『気化冷凍法』も使える。手裏剣だって、持っていたのだ。
相手はあんな手負いのおじさんだ。それも生きているのもやっとといった感じだったじゃないか。
あんな死に損ないに、DIOが負けるはずがない。

でも――
AYAの脚は、スパイクでボロボロだった。
血は止まらない。剥き出しになった肉からはわずかに骨も見えている。
その様に、すでに一人殺しているAYAは恐怖する。

もし、この傷をDIOが負っていたら…
そして動けなくなっていたら……

私は何を考えているんだ。
DIOは自分に「待っていろ」と言ったではないか。
自分はDIOを待つ義務があるのに、それを破ってしまってどうするんだ。
止まれ、待て、AYA。

意思とは裏腹に、AYAはよろよろとDIOの駆けて行った方向へ歩く。
ズルズルと、血の帯が琵琶湖の傍の大地を染めていった。




【アビゲイル@BASTARD!! -暗黒の破壊神- 死亡】
【DIO@ジョジョの奇妙な冒険 死亡】
【残り22人】


【滋賀県/琵琶湖周辺の小屋があった場所/二日目・夜中】

【東城綾@いちご100%】
[状態]:吸血鬼化、波紋を受けたため半身がドロドロに溶けた、マァムの腕をつけている
    右足に深い裂傷、左足に軽い裂傷、上手く歩けない
[装備]:双眼鏡、ワルサーP38(残弾少)
[道具]:荷物一式×3、天候棒(クリマタクト)@ONE PIECE
[思考]:1.DIOが心配。
    2.DIOの元へ向かう。
    3.DIOを優勝させ、西野つかさを蘇生させてもらう。
    4.真中くんと二人で………


※三重県にDIOの首なし死体とアビゲイルの死体があります。
DIOの荷物一式×6(五食分と果物を少し消費)、無限刃@るろうに剣心、フェニックスの聖衣@聖闘士星矢(半壊)
排撃貝@ONE PIECEは小屋のあったあたりに放置されています。排撃貝は瓦礫の中に埋もれています。
六芒星の呪縛@遊戯王は滋賀県中央部の林に落ちています。
琵琶湖のほとりにあった小屋はほぼ全壊しました。

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435:命の炎 前編 アビゲイル 死亡
435:命の炎 前編 DIO 死亡
435:命の炎 前編 東城綾 437:選んだ未来(シナリオ)

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最終更新:2024年08月04日 13:05